中連鎖脂肪酸

ココナッツやパームフルーツなどヤシ科植物の種子の核の部分に含まれる天然成分です。

中鎖脂肪酸とは、脂の主成分である脂肪酸[※1]のうち、炭素同士の二重結合を持たない飽和脂肪酸のひとつです。飽和脂肪酸は、炭素を結ぶ鎖の長さによって、短鎖脂肪酸、中鎖脂肪酸長鎖脂肪酸の3つに分けられます。
一般的な油は、分子の鎖が長い長鎖脂肪酸によって構成されていますが、中鎖脂肪酸は鎖の長さがその約半分の脂肪酸です。
炭素の数は8~12程度であり、代表的な脂肪酸には、ラウリン酸やカプリル酸、カプリン酸があります。飽和脂肪酸は炭素の数が多いほど、融点が高くなるという性質があります。
中鎖脂肪酸は、母乳や牛乳、パーム油、ヤシ油に豊富に含まれています。

中鎖脂肪酸の働き
中鎖脂肪酸の主な働きは、エネルギーを生成することです。
また、中鎖脂肪酸は脂肪酸の中で最も脂肪になりにくく、体内に余分なエネルギーをため込まないことが研究により明らかになっています。

[※1:脂肪酸とは、炭素、水素、酸素から成る油脂や蝋(ろう)、脂質などの構成成分です。脂肪酸とグリセリンが結び付いて脂質が構成されます。]

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