胆汁酸

哺乳類の胆汁に広範に認められるステロイド誘導体でコラン酸骨格を持つ化合物の総称である。胆汁酸の主な役割は、消化管内でミセルの形成を促進し、食物脂肪を吸収しやすくするものである。

肝臓で生合成されたものを一次胆汁酸という。また一部は腸管で微生物による変換を受け、その代謝物は二次胆汁酸と言う。

動物の胆汁成分になっているステロイドカルボン酸の総称。コラン酸のヒドロキシ誘導体で,コール酸,デオキシコール酸などがある。遊離酸は水に不溶,有機溶媒に可溶である。ナトリウム塩は水に溶けて強い乳化作用をもつ。グリシンまたはタウリンとアミド結合したものが胆汁に存在し,脂肪その他の乳化に関与して消化吸収を容易にする作用がある。

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