焼香

焼香とは、仏教において香を焚くこと。
葬儀の際に細かく砕いた香(抹香)をつまみパラパラと落として焚く行為のことを指します。

宗派によって焼香の回数もさまざまあり、焼香に対する考え方も宗派によって異なります。
たとえば、浄土真宗は、焼香はあくまでも自分自身の心身を清めるためのものとしており、他の宗派のように、右手でつまんだ香を額におしいただくことはしません。
回数においては、真言宗・日蓮宗は通常三回ですが、天台宗・浄土宗・臨済宗・曹洞宗などのように、特に定めはない宗派もあります。
焼香は仏教だけのものと考えがちですが、キリスト教にも献香があり、カトリックやルーテルでも行われることもあります。

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