マラソンの報告ばかりなのでたまには真面目な話をしたいと思います。

エビデンスについてです

まずは医療や臨床に関してのエビデンスについて話していきたいと思います。
医療はEBM(Evidence Baced Medicine)という長年の研究や臨床試験、統計によって根拠づけられています。
これによって病気や怪我になってしまった多くの人が現在も救われています。

私はフィットネスに関わり14年が過ぎようとしていますが今日にいたってもフィットネス、運動、体操、リハビリ、筋トレ、呼び名はなんでも良いのですが身体を動かす事の威力に驚かされています。

腰痛、五十肩、股関節痛、膝痛からなどがゆるまっていく(表記法に基づく)ケースが多々あるからです。

若かりし私はこれをいつか統計的に解明し、またはそういった機関を造り、世の中に役立てようと考えていました。現在もこの方針は変わりませんが、

ある日、会社の先輩で準医療機関に務めていた優秀なトレーナーに会食の席でそんな目的を話してみたところ言われた一言が今でも忘れません。

「金城君、そもそもフィットネスにエビデンスなんてないんだよ」

どんな意味合いでおっしゃったのかはわかりませんが上記の情熱に燃えていた当時の私には大変ショックでした。
その一言で私の考え方が大きく変わったのは事実です。

また、統計学を学びながら統計解析による異常値やP値を知り違和感を覚えました。

世の中には

「あてはまらないことがあるということ」

こと人においてはそういったことが多いと日々感じております。
腰痛一つにおいても発生要因は多岐に渡ります、それを紐解いていく事が私には無性に楽しいのですけど。
平均、平等、常識の時代は今や衰退していきその限界を次の時代が塗り替えていく。

情報の累積により個々を見つめる(見直す)時代が来るのかも知れませんね。

少なくとも私は個々を解き明かしていくことに焦点をあて、私のエビデンスを累積していきたいと思います。

そんな考えに賛同しご協力、ご依頼いただいている皆様に日々感謝しております。

独立してから2周年、まだまだこれから目的地まで課題ばかりです。