輪ゴム結紮法は内痔核(いぼ痔)に輪ゴム結紮用の輪ゴムをかけて壊死脱落(腐らせて取り除く)させて治す方法です。
基本的に麻酔は必要なく。肛門鏡を挿入して輪ゴムを内痔核にかけていきます。内痔核がある程度大きかったり、内痔核の状態で、局所麻酔をして輪ゴム結紮することもあります。
肛門上皮(肛門の入口から2~3㎝の部分の皮膚の部分)に輪ゴムがかからないように輪ゴムをかけていきます。肛門上皮に輪ゴムがかかると痛みが出て、場合によっては輪ゴムをかけた外側が腫れて痛みが出てしまいます。内痔核の適応をしっかり判断して輪ゴムをかけると痛みなく治療することが出来ます。
入院の必要はありません。輪ゴムをかけるだけなので、数分で治療は終わります。適応のある内痔核に適切に輪ゴムをかけると痛みも強くありません。
輪ゴム結紮法は全ての内痔核を治すことはできません。万能ではありません。
輪ゴム結紮法の適応は内痔核の第Ⅱ度以上の内痔核が適応になります。排便時に内痔核が脱出してくる内痔核であったり、場合によっては脱出したままの内痔核も治療することができます。
輪ゴム結紮ができる内痔核は、
1)内痔核の大きさが、輪ゴム結紮器のドラム(輪)の中に入る大きさでなければ輪ゴムはかけることはできません。
2)内痔核の性状が粘膜の部分の腫脹が主な内痔核であること。肛門上皮の部分の腫脹が大きい場合は輪ゴムをかけることはできません。無理して輪ゴムをかけると、痛みが強く、輪ゴムをかけた外側が腫れてしまいます。
輪ゴム結紮で治すことのできる内痔核は、限定されます。輪ゴム結紮法の適応をしっかり診断し、見極めることが大切です。
全ての内痔核を輪ゴム結紮法で治すことはできません。万能ではありません。
でも、内痔核の性状をしっかり診断し、輪ゴム結紮法で治すことができると、楽に治していくことができ、とてもよい治療法の一つだと思います。
内痔核でお悩みの方は、肛門科専門の京都の渡邉医院でご相談下さい。
店舗名 | 渡邉医院 |
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営業日 | 休診日 : 日曜日・祝祭日 |
紹介文 | 肛門疾患に特化した、肛門科専門の19床の入院設備のある有床診療所です。外来の診察だけでなく、入院での手術・治療が可能です。年間約3,000人の新患の患者さんが受診されています。排便時の出血、痔核の脱出、痛み、かゆみなど肛門に係る不快な症状でお悩みのかたの治療を行っています。また、肛門疾患の原因でもある便秘の相談、治療も行っています。手術の件数は、月平均約50件、年間約600例です。肛門の三大疾患といわれている内痔核が50%、痔瘻が15%、裂肛が13%で、その他に外痔核が13%、その他9%の割合になっています。
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