肛門専門科_京都市

肛門周囲膿瘍は日帰り手術です。

肛門周囲膿瘍に対して渡邉医院では日帰り手術で行っています。
肛門周囲膿瘍は肛門腺に細菌感染を起こして化膿して、肛門が腫れあがりとても痛い病気です。急に発症してきます。また、化膿しているので、場合によっては38度以上の発熱を伴うことがあります。
肛門周囲膿瘍はそのまま放っておくとどんどん膿が広がっていってしまいます。肛門周囲膿瘍は直ぐに切開して排膿する必要があります。切開排膿することで、痛みはスッととれます。また発熱している方も、熱が下がっていきます。

肛門周囲膿瘍は切開して排膿することで、楽になります。

肛門周囲膿瘍は膿がたまって腫れて痛い病気です。何もないところになにかものがたまる。このこと自体が痛みの原因になります。ましてや化膿しているのでなおさらです。
麻酔をして切開することで、たまっている膿がでることで、それだけで痛みはスッととれます。
切開排膿する際の流れですが、
1)膿がたまっている部分の皮膚の表面に局所麻酔をします。膿がたまっている部分が肛門の深い部分にあるときは、表面だけでなく奥の方にも麻酔をします。
2)切開して排膿します。
 切開排膿する時間は浅い部分の肛門周囲膿瘍は数分で、深い部分に膿がたまっている場合も約5分程度で終わります。
3)切開して膿を出した後は1時間程度病室で安静にしてもらいます。
4)手術後、1時間したら切開した部分の傷の具合や出血がないかどうかを確認します。
5)切開した部分からの出血がなければ、帰宅していただきます。

出血がなければ通常通りの生活をしてもらいます。

肛門周囲膿瘍に対して切開排膿したあと、1時間たって出血がなければ帰宅していただきます。
出血がなければ、通常通りの生活、仕事をしていただいています。
切開して排膿することで、痛みはスッととれているので、楽になっています。通常の生活や仕事ができます。また出血さえなければ通常の生活や仕事をしていただくことで、まだ残っている膿が早くでてくれます。
切開した当日は、切開するので、きずぐちからの出血や残っている膿がでてくるので、血膿が多くでますが、心配ありません。もし、流れてくるような出血があった場合は、直ぐに連絡していただき診察にきていただきます。

手術当日からシャワー、次の日から入浴可能です。

肛門周囲膿瘍に対して切開排膿した場合は、手術した当日はシャワーのみにしてもらっています。切開排膿をした翌日から、通常通りに入浴をしてもらっています。石鹸やシャンプーなどが傷についても大丈夫です。サッと洗い流して、ざぶっと湯船につかっていただけます。入浴することで、切開排膿した部分から細菌が入って、そこから化膿していくことはありません。逆に洗い流すことで、傷の具合はよくなります。肛門周囲膿瘍に対して切開して膿を出す。のこった細菌は抗生剤でやっつける。消炎鎮痛剤で炎症をとる。さらに入浴することで傷の具合がよくなる。こういったことで、次の日からは通常通りに入浴してもらっています。
内服は、抗生剤は残った細菌をやっつけたいので、5日間内服してもらっています。消炎鎮痛剤も痛みだけでなく、炎症もとってくれるので。5日間は痛みがとれても炎症をとるためにも5日間内服してもらっています。

術後の通院は、翌日と約2週間後の2回です。症状がなければ一応治療は終了です

切開して排膿した後の通院に仕方ですが、まずは手術をした次の日は診察に来てもらっています。切開した部分の傷の具合や、しっかり膿が出て症状が軽快しているかを確認します。
次の診察は、痛み等の症状が出てこなければ、約2週間たって診察にきてもらっています。ここで、切開した部分の傷が良くなり、痛み等の症状がなければ、一応治療は終了です。
肛門周囲膿瘍に対して切開排膿をしたあと、必ず痔瘻になって、痔瘻根治術をしなければならないと思っている方がいますが、そうではありません。渡邉医院で肛門周囲膿瘍に対して切開排膿した後、その後なんの症状もない人が約70%おられます。切開排膿後、痛みはないが膿が出たり治まったり、また腫れが出てくるなどの症状がある場合は痔瘻根治術が必要になることがあります。何か症状があった場合はその時に診察にきていただいています。
肛門周囲膿瘍はすぐに切開して膿を出さなければならない病気です。痛みがでて、次第に痛みが強くなってくる場は肛門科専門の京都の渡邉医院を受診して、ご相談下さい。
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医院情報

店舗名渡邉医院
住所 京都府京都市上京区浄福寺通今出川下ル竪亀屋町255
TEL075-441-4303
URLhttp://www.watanabe-arc.jp
営業時間【月~土 午前】9:00~12:00 【月・金 午後】17:00~18:00
営業日休診日 : 日曜日・祝祭日
紹介文肛門疾患に特化した、肛門科専門の19床の入院設備のある有床診療所です。外来の診察だけでなく、入院での手術・治療が可能です。年間約3,000人の新患の患者さんが受診されています。排便時の出血、痔核の脱出、痛み、かゆみなど肛門に係る不快な症状でお悩みのかたの治療を行っています。また、肛門疾患の原因でもある便秘の相談、治療も行っています。手術の件数は、月平均約50件、年間約600例です。肛門の三大疾患といわれている内痔核が50%、痔瘻が15%、裂肛が13%で、その他に外痔核が13%、その他9%の割合になっています。 お尻のことで悩み事があれば、ご相談ください。