肛門専門科_京都市

血栓性外痔核は日帰り手術です。

渡邉医院では、血栓性外痔核に対しては日帰り手術をしています。
血栓性外痔核は、肛門の外側の静脈に血栓が詰まって、急に痛く腫れてくる病気です。
もともと人間は立って歩くので、静脈のうっ血がしやすく、血栓性外痔核になりやすいです。そういったところに、冷えたり、疲れたり、寝不足だったり、ストレスがかかると、さらに血液の流れが悪くなります。またストレスがかかると、血小板がくっ付きやすくなり、血栓ができやすくなります。こういった条件が重なって、最後は排便の時にグッと力みが強かったり、重たいものを持ったりして腹圧がかかった時に、血栓が詰まることがあります。
急に血栓がつまって、腫れてきて、痛みが出る病気です。
血栓性外痔核は、基本は保存的に手術をしなくても治っていきます。血栓が詰まって腫れて痛いので、腫れをとって痛みをとる消炎鎮痛剤の坐薬や、痛みをとる軟膏を使うことで腫れが引いて痛みが取れてきます。血栓は時間がかかっても、自然に溶けて体に吸収して治っていきます。
ただ、痛みが強かったり、血栓が大きい場合には、手術をして血栓を取り除く場合があります。
その時も入院ではなく、日帰り手術で行います。

血栓性外痔核は手術することで、楽になります。

血栓性外痔核に対して手術をする目的は、今ある痛みを取り除くことです。
血栓性外痔核は基本は手術をしなくても治っていきます。手術をするときは、痛みが強かったり、血栓が大きい場合です。したがって、自然に治っていくものをあえて手術で取り除く目的は、今ある痛みを取り除いて、早く治すことです。ですから、手術をすることで痛みはスット取り除くことができます。
また血栓を取り除くことをするだけですので、術後1時間程度は院内で安静にしていただき、麻酔が切れ、出血の無いことを確認してから帰宅していただいています。この1時間後に術後の傷の具合をみせていただいた時に、止血しなければならない出血がなければ、帰宅後、再度麻酔をして止血しなければならないような出血はありません。

術後は1時間安静にした後、帰宅していただきます。

血栓性外痔核を手術で治す場合の流れですが、
1)血栓が詰まっている部分に局所麻酔をします。
2)手術に要する時間はだいたい5分程度です。手術後出血がないこと、傷が治りやすい形をしているかを確認して手術は終了します。
3)病室で1時間程度安静にしていただきます。
 局所麻酔は1時間持ちません。麻酔が完全にきれて、痛みが軽減したことを確認し、もう一つ大事なことは、傷口からの出血がないかを確認します。この時点で出血がなければ、帰宅後、再度麻酔をして止血しなければならない出血はまずありません。
4)手術後の傷の具合、出血のないことを確認して、帰宅してもらいます。

手術当日からシャワー、次の日から入浴可能です。

血栓性外痔核の手術は痛みをとって日常の生活や仕事が通常通りに行っていただけるようにするために行います。したがって、術後1時間後の出血がなければ、手術した当日から通常通りの生活を行ってもらっています。痛みがとれるので可能です。
手術した当日はシャワーだけにしていただいていますが、手術をした翌日から、通常通りに入浴をしてもらっています。傷をごしごし洗うのは痛いのでやめた方がいいですが、石鹸やシャンプーなどが傷についても大丈夫です。サッと洗い流して、ざぶっと湯船につかっていただけます。入浴することで、例えば手術後、傷が腫れた場合もその腫れがとれますし、血液の流れが良くなるので、傷のなおりも良くなります。傷口から細菌が入って感染したり、しみたりすることはありません。
内服は、手術当日と翌日の2日間は抗生剤を内服してもらっています。消炎鎮痛剤の内服は手術当日と翌日は、痛みがあっても無くても炎症をとるために内服してもらっています。それ以降は痛みがあった場合に頓服で内服してもらっています。

術後の通院は、翌日と約1週間後の2回です。

手術の後の通院ですが、手術をした次の日は傷の具合がどうなっているかを診るために診察に来ていただいています。この時に、手術後の注意点などをもう一度お話しさせてもらっています。
次の診察は、7~10日後にもう一度傷の具合をみせてもらっています。この時点で、傷の具合が良くなっていて、自覚症状に問題がなければ治療は終了です。ただ手術をした後、出血や痛み、これ以外でも何か気になる点や症状があれば、その時に診察に来ていただいています。
血栓性外痔核は急に腫れて痛みが出る病気です。基本は手術をしなくても治っていく病気です。でも痛みが強い場合や血栓が大きい場合は手術をすることで楽になります。
血栓性外痔核でお悩みの方は、肛門科専門の京都の渡邉医院でご相談下さい。
イメージ

医院情報

店舗名渡邉医院
住所 京都府京都市上京区浄福寺通今出川下ル竪亀屋町255
TEL075-441-4303
URLhttp://www.watanabe-arc.jp
営業時間【月~土 午前】9:00~12:00 【月・金 午後】17:00~18:00
営業日休診日 : 日曜日・祝祭日
紹介文肛門疾患に特化した、肛門科専門の19床の入院設備のある有床診療所です。外来の診察だけでなく、入院での手術・治療が可能です。年間約3,000人の新患の患者さんが受診されています。排便時の出血、痔核の脱出、痛み、かゆみなど肛門に係る不快な症状でお悩みのかたの治療を行っています。また、肛門疾患の原因でもある便秘の相談、治療も行っています。手術の件数は、月平均約50件、年間約600例です。肛門の三大疾患といわれている内痔核が50%、痔瘻が15%、裂肛が13%で、その他に外痔核が13%、その他9%の割合になっています。 お尻のことで悩み事があれば、ご相談ください。