肛門専門科_京都市

渡邉医院での診察の流れを紹介します。

痔の治療を専門医している、肛門科渡邉医院の診療の流れを紹介します。
なかなか肛門科の診察を受けるのにためらいのある方が多いです。まだまだ肛門科の敷居は高いのかなと思っています。この敷居がひくくなればと思って、ランディングページを作ったり、ホームページ、そして渡邉医院のfacebookページなどで、いろんな情報を紹介しています。
渡邉医院は肛門科専門の診療所ですので、それ以外の病気の患者さんは受診されません。
待合室のいらっしゃる患者さんは全て肛門の病気で悩んでおられる患者さんです。待合室に入られたら、「お尻の悪いのは自分だけでないんだ。」とまずはホッとされるのではないかと思います。
始めて渡邉医院を受診された方は、まずは受付に名前を書いていただき、カルテが出来るまで、問診票に自分の症状などを記載してもらっています。
渡邉医院は予約での診療をしていませんので、受診された順番で診察を行っていきます。病状や初診、再診などで順番が多少前後することはあります。

診察室に入ったら、まずは問診から始まります。

初診の方は、大抵の場合一番奥の「診察1」の診察室で診察します。
診察はいきなりお尻の具合を診たり、肛門鏡を入れての診察ではありません。
先ずは問診から始まります。
1)排便時の出血があるか。出血する場合はどんな風に出血するか。
排便にポタポタ落ちるような出血なのか、便器が真っ赤になるような出血なのか。排便後拭いたらつく程度の出血か。便に血が付いているのか。など出血の有無、その具合を聞きます。
2)痛みはあるのか。
いつも痛いのか、排便時に痛むのか。排便時の痛みだけか、排便後も持続する痛みがあるのか。など痛みの生むと、その程度をききます。
3)排便時に痔が外に出てくるのか。
内痔核の場合は、排便時に内痔核が外に出てくることがあります。排便時に内痔核が外に出てくるのか。でても直ぐもどるのか、出たままになるので、自分で指で押し込むのか。または常に出ていて押し込むことが出来ないのか。など、痔核がでてくるのかどうか、出るのであればどんなふうに出てくるのかを聞きます。
4)便秘や下痢がないか。
肛門の具合が悪くなる時は、大抵が便の状態が悪いことが多いです。便秘なのか、下痢なのか。便秘と下痢を繰り返すのか。など、排便の状態を聞きます。
5)その他、いろんな症状で悩んでおられることが多く、その症状を聞いていきます。例えば、痒いとか違和感がある。何か挟まったような感じがするなど、症状は様々です。こういった症状がいつから始まったのかを聞いてから、いよいよ診察になります。

診察は、まずは視診から始まり、次に指診です。

診察の姿勢は、左を下にして横になっての姿勢、左側臥位での診察になります。
診察は、いきなり肛門鏡を入れての診察ではありません。
1)まずは視診を行います。
横になっていただき、肛門の状態がどうかを見て診察します。見た目だけで、肛門が腫れていないか。赤く腫れていないか。皮膚の具合はどうか。など、見た目での異常がないかを診察します。
2)触診をします。
視診が終わったら、指診を行います。でもいきなり肛門に指を入れたりしません。肛門の周囲に硬くなっている部分がないか。触っただけで痛みを感じる部分がないかを診ていきます。その後肛門に指を入れて、肛門の具合を診ていきます。指を入れる際の肛門の緊張の強さ。何か触れるものはないか。指を入れて触って痛みがないか。などを、診察していきます。
3)視診、触診だけでは、十分な診断がつかないことがあります。特に内痔核の場合は、内痔核がどんな程度の内痔核なのか。排便時に外にでてくるのかなど、分からないことがあります。そこで、渡邉医院では微温湯の浣腸をして、トイレで頑張って微温湯を出してきてもらった後の肛門の具合を診ます。排便に出血したり、内痔核が出てきたり、頑張る(怒責)ことで、症状が出ます。そこで微温湯をトイレで怒責してもらうことで、肛門の具合が良くわかります。便を出すのが目的ではありません。

怒責して微温湯を出してもらった後の肛門の状態をもう一度診察します。

微温湯をトイレで怒責して出してもらった後の肛門の状態をもう一度診察します。
1)怒責した後、内痔核が外に出てきているか、いないか。
2)肛門の外側の腫れが強くなっていないか。
3)微温湯を怒責して出すだけで、出血したかしないか。
などを診察します。
その後に、肛門鏡を使って、肛門の状態を診ていきます。
内痔核(いぼ痔、痔)があるのか、裂肛(切れ痔)があるのか。観察できる範囲の直腸の粘膜の状態などを観察していきます。
また、肛門鏡を入れながら、力んで(怒責)でもらって内痔核の腫れ具合などを診ていきます。
この一連の診察を行うことで、病気の種類、そして病気の程度がわかります。

一連の診察が終わったら、病状や治療の説明です。

一連の診察が終わって、何の病気か、また病気の程度はどうなのか。また治療方法について。説明をします。
しっかり自分の病気の状態や治療方法を理解していただく事が、病気を治すの一番大切です。病気や病状、そして治療方法を聞いていただくことで、安心感も出ます。また、いきなり手術することもありません。
病状を理解していただき、手術の必要性を理解していただいてからの手術になります。渡邉医院では、内痔核や痔瘻、裂肛に対して根治術を行う場合は、基本は最低1泊2日の入院での手術治療になります。予定を立てていただいてからの手術になります。ただ、肛門周囲膿瘍など、緊急を要する場合は、直ぐに手術をして膿を出したりしています。また内痔核に対してパオスクレ―という痔核硬化剤での痔核硬化療法(注射療法)は痛みもなく、入院の必要がありませんので、直ぐに痔核硬化療法を行います。出血している内痔核に体位s手は、この痔核硬化療法は有効で、比較的早く出血の症状は治まります。
こういった流れで診察を行い、治療へと進めていきます。
痔でお悩みの方は、なかなか肛門科の敷居は高いかもしれませんが、肛門科専門の渡邉医院(京都)を受診してみて下さい。そして、嫌な症状をスッキリさせてください。
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医院情報

店舗名渡邉医院
住所 京都府京都市上京区浄福寺通今出川下ル竪亀屋町255
TEL075-441-4303
URLhttp://www.watanabe-arc.jp
営業時間【月~土 午前】9:00~12:00 【月・金 午後】17:00~18:00
営業日休診日 : 日曜日・祝祭日
紹介文肛門疾患に特化した、肛門科専門の19床の入院設備のある有床診療所です。外来の診察だけでなく、入院での手術・治療が可能です。年間約3,000人の新患の患者さんが受診されています。排便時の出血、痔核の脱出、痛み、かゆみなど肛門に係る不快な症状でお悩みのかたの治療を行っています。また、肛門疾患の原因でもある便秘の相談、治療も行っています。手術の件数は、月平均約50件、年間約600例です。肛門の三大疾患といわれている内痔核が50%、痔瘻が15%、裂肛が13%で、その他に外痔核が13%、その他9%の割合になっています。 お尻のことで悩み事があれば、ご相談ください。