肛門専門科_京都市

私で三代目、渡邉医院は肛門科専門でもうすぐ90年を迎えます。

渡邉医院は祖父の時に痔の治療を専門に、京都で肛門科を開業しました。私で三代目でもうすぐ90年を迎えます。
私の祖父は大阪の肛門科で修業して京都で肛門科を開業しました。左の「肛門科」の看板は、京都で開業する時に、修業先の先生にいただいた看板です。いってみればのれん分けのようなものです。渡邉医院では最も古いものです。
19年前に旧渡邉医院を改築する際に、古くなっていた看板を修理していただきました。すでにこの看板も19年、歴史を物語っています。
いろんな広告をする際に、「ただ一筋に 肛門科」という広告を出すのですが、その時にはいつもこの看板も出しています。
この看板はこれまでの渡邉医院の歴史、そしてこれからの渡邉医院を見守っていく看板です。

祖父の時代から渡邉医院は保険診療をしています。

渡邉医院は、祖父の時代から保険診療をしています。
祖父が修行していた大阪の肛門科は自費診療でした。祖父は、「みんな健康保険料を払っているのだから、診察は保険診療をする。」という信念のもと京都で開業しました。
私が京都に帰ってきた23年前は、老人保健は無料、サラリーマンの方は自己負担は1割でした。それがしだいに自己負担が増え、今では高齢者の方でも3割負担の方もいます。サラリーマンは全ての方が3割負担になっています。3倍の負担増です。今後さらに負担が増えていかないように取り組んでいかなければならないと思っています。
そういうことで、渡邉医院は祖父の時代から保険診療をしています。

渡邉医院の待合室と待合室の天井のステンドグラスです。

渡邉医院の待合室です。皆さんにゆっくりとくつろげるように、建築家が大正ロマン風?にと落ち着いた感じに設計して下さいました。待合からは中庭も見ることができます。待合室の真ん中にあるのは、火鉢です。以前は実家で現役として働いていました。また、待合室の天井にあるステンドグラスの中のキューピーは、私の父が「痔のおはなし」という本を書いた時の表紙のイラストです。今では渡邉医院のマスコットキャラクターとして、いろんなところに出てきます。

診察室には祖父の頃から使っているものがあります。

左の写真はカルテ台です。ここにカルテを置いて、診察した時の所見を書いていきます。引き出しは少しがたが来ていますが、まだまだ使えます。真ん中は手術の道具などの器械を入れる器械棚です。天板のガラスで、一度破損しましたが、またガラスを入れ直してもらいました。右の写真は、私の母方の祖父が使っていた机です。全面を塗り直してもらって使っています。
こんな風に、渡邉医院の診療所には、昔ながらの家具を使っています。歴史が今の診療を見守ってくれています。

診療は日々進歩しています。

痔の治療は、日々進歩しています。内痔核の手術方法などは祖父の時代と父の時代で大きく変わりました。父の時代で、内痔核に対しての痔核根治術の基本はできあがりました。今はそれがさらに進化して、術後の痛みや治癒までの期間などずいぶん改善されてきました。また内痔核に対しての治療で、ジオン注という痔核硬化剤による四段階注射法での痔核硬化療法で、今まで痔核根治術が必要だった内痔核も、万能ではありませんが、痔核硬化療法で切除しなくても治療できる内痔核もあり、痛みもなく治すことができるようになりました。内痔核の治療に関しては随分進歩してきました。そういった治療の歴史も渡邉医院では受け継いできています。治療する内痔核の状態で、様々な方法で最も最適な治療を提供できていると思います。
こういった歴史をもつ渡邉医院です。これからもさらに進歩していかなければと思います。
痔でお悩みの方はぜひ肛門科専門の京都の渡邉良いを受診して相談して下さい。
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医院情報

店舗名渡邉医院
住所 京都府京都市上京区浄福寺通今出川下ル竪亀屋町255
TEL075-441-4303
URLhttp://www.watanabe-arc.jp
営業時間【月~土 午前】9:00~12:00 【月・金 午後】17:00~18:00
営業日休診日 : 日曜日・祝祭日
紹介文肛門疾患に特化した、肛門科専門の19床の入院設備のある有床診療所です。外来の診察だけでなく、入院での手術・治療が可能です。年間約3,000人の新患の患者さんが受診されています。排便時の出血、痔核の脱出、痛み、かゆみなど肛門に係る不快な症状でお悩みのかたの治療を行っています。また、肛門疾患の原因でもある便秘の相談、治療も行っています。手術の件数は、月平均約50件、年間約600例です。肛門の三大疾患といわれている内痔核が50%、痔瘻が15%、裂肛が13%で、その他に外痔核が13%、その他9%の割合になっています。 お尻のことで悩み事があれば、ご相談ください。