痔は、必ず出血や痛みなどの症状がでます。
内科の病気は、自分が知らないうちに病気が進み、何か具合が悪い、調子が悪いなどで診療所を受診すると、「血圧が高くなってきています。」とか、「肝臓の具合が悪くなっていますよ。」とか、「貧血が進んでいますね。」など、自分が気が付かないうちに病気が進んでいることがあります。
でも痔はそれはありません。必ず症状がでます。排便時に出血する、排便時に痛い、排便に係らず常に痛い。腫れてきた、違和感がある。など、必ず直ぐに症状がでてきます。何の症状もなく気が付いたらすごく痔の状態が悪くなっているということはありません。
例えば内痔核の場合は、排便時に痛みなく出血する。なんとなく挟まったような違和感がある。排便後の便が残ったような感じがある。排便後肛門が腫れたような感じがする。また、排便時に内痔核が外に飛び出してくる。さらに飛び出した内痔核を押し込まなければならない。などなど、必ず初期の段階から何らかの症状がでます。
また、裂肛では、排便時に痛みがある。排便時に痛みを伴った出血がある。排便時の痛みや排便後の痛みが強くなる。排便後の痛みが持続する時間が長くなる。また肛門の外側にイボや皮膚のしわができてきた。など、裂肛も必ず症状が出てきます。
このように、痔は職の段階から何らかの症状がでて、今までなんともなかったのに、急に手術をしなければならない内痔核や裂肛にはなりません。
逆にいうと、肛門に関して不愉快な症状がなにもない時は、内痔核や裂肛は治ってしまっているということです。
時々、「貴方は内痔核ですよ。」とか、「貴方は裂肛ですよ。」と言われると、出血や違和感、痛みなど、なんの症状がなくても自分は内痔核や裂肛を持っていると勘違いしてしまう人がいます。何の症状もない時は治っているんだと思って下さい。
内痔核や裂肛は、基本的には悪い病気ではありません。癌などは悪性の病気ですので、症状がなくても癌が見つかれば手術などの方法でしっかり治さなければなりません。
でも内痔核や裂肛はそういった意味では悪性の病気ではありません。したがって、内痔核や裂肛の治療は、嫌な症状、例えば出血や痛み、違和感などを取り除くことが目的です。ですから、出血している内痔核があるからそれを直ぐに手術で治さなければならない。痛みがあるので、裂肛を手術で治さなければならないというわけではありません。それぞれの病気の程度で様々な方法で治療することができます。病気の状態に合わせて治療を決め、治していくことが大切です。
症状がとれ、肛門の不快感がなくなれば、治っているということです。
お腹スッキリレシピを紹介します。
「さつまいものバター醤油炒め」
材料(3人分)1人分:163kcal 食物繊維1.9g
さつまいも 中1本(250g)
バター 15g
醤油 小さじ2
砂糖 大さじ1
黒ゴマ 少々
作り方
①さつまいもはよく洗い、1~1.5㎝幅のいちょう切りにする。
5分程水に浸してアクを抜く。
②耐熱皿に①を入れ、ラップをして電子レンジで3分加熱する。
③フライパンにバターを溶かし、②を入れて弱めの中火で両面に焼き
色をつける。
④火を弱め、砂糖を加えて全体にからめる。砂糖が溶けたら醤油を加
えてからめ、黒ゴマをふったら出来上がり☆
●○栄養メモ○●
芋類は食物繊維が豊富で、便秘予防にオススメの食品です。意外なことに、芋類にはビタミンCも多く、美肌作りや風邪の予防にも効果的です。おいしい秋の味覚を味わい、体を動かして、健康的な毎日を過ごしましょう。
頑固な便秘、高血圧、高血糖などでお困りの方、食生活を見直してみませんか?一人一人に合った食事のとり方をアドバイスします。まずはお気軽にご相談ください。
痔や便秘なのでお悩みの方は、京都で肛門科専門の渡邉医院でご相談下さい。
店舗名 | 渡邉医院 |
住所 |
京都府京都市上京区浄福寺通今出川下ル竪亀屋町255 |
TEL | 075-441-4303 |
URL | http://www.watanabe-arc.jp |
営業時間 | 【月~土 午前】9:00~12:00
【月・金 午後】17:00~18:00 |
営業日 | 休診日 : 日曜日・祝祭日 |
紹介文 | 肛門疾患に特化した、肛門科専門の19床の入院設備のある有床診療所です。外来の診察だけでなく、入院での手術・治療が可能です。年間約3,000人の新患の患者さんが受診されています。排便時の出血、痔核の脱出、痛み、かゆみなど肛門に係る不快な症状でお悩みのかたの治療を行っています。また、肛門疾患の原因でもある便秘の相談、治療も行っています。手術の件数は、月平均約50件、年間約600例です。肛門の三大疾患といわれている内痔核が50%、痔瘻が15%、裂肛が13%で、その他に外痔核が13%、その他9%の割合になっています。
お尻のことで悩み事があれば、ご相談ください。 |