ウッドデッキを設置する場合、事前に木材の種類も考えておく必要があります。
ウッドデッキに使用する主な木材は、ソフトウッドとハードウッド。
中でも、ハードウッドは安定性があるので、ウッドデッキに適しています。
ハードウッドは、ウッドデッキに必要な条件を満たしていることから、とても人気がある木材です。
ここでは、そんなハードウッドの詳細をまとめました。
ハードウッドの特徴や塗装に関する情報をチェックして、ウッドデッキ作りの参考にしてください。

まずは、ウッドデッキに適した木材の種類からチェックしましょう。
ウッドデッキには、ハードウッドを使用するのが一般的です。
なぜハードウッドが適しているのか、特徴を解説していきます。

ハードウッドはとにかく強い！
ハードという言葉からも分かるように、ハードウッドは、その耐久性に優れています。
広葉樹、堅木、硬木のハードウッドは、繊維の密度が高いため、とにかく強いのです。
日本のハードウッドは、栗やケヤキなどです。
最近では海外のハードウッドも、強くて長持ちするとして定評があります。
メンテナンス頻度も、ソフトウッドに比べて遥かに低いので、安定性があると考えてください。

ソフトウッドは繊維質の密度が低いことから、害虫や腐食に弱いのが弱点です。
安価な材料ではありますが、メンテナンスが大変で耐久性も低いので、ソフトウッドはウッドデッキには不向きと言えます。

ウッドデッキに多く使用されるハードウッドは、その種類も豊富です。
それぞれに特徴があり、それぞれの使い方ができます。
では早速、ハードウッドの主な種類をチェックしましょう。

「マニルカラ」はシロアリに強い
ブラジル原産の超硬質木材で、水や海水に強く水辺でよく使われます。
耐久性もよく、水中でも30年以上は持つ優秀な木材です。
また高級感ある赤褐色や重厚感ある目の詰まった木肌が魅力のハードウッドです。

「イタウバ」は耐久性×加工性が高い
ブラジル原産のクスノキ科で知られるイタウバは、油成分の多い木材です。
滑らかで肌触りが良く、快適性に優れています。
このイタウバは、耐久性と加工性のバランスに富んでいるので、ウッドデッキには最適。
ささくれも出にくいので、長年にわたってウッドデッキを愛用できます。
お子様にも安全なハードウッドなのです。

「ウリン」は防虫性と耐久性が高い
マレーシア原産のクスノキ科で知られるウリンは、別名アイアンウッドと呼ばれています。
防虫性と耐久性に優れ、腐食しにくいのが特徴。
とても硬く、強いので、海岸線のデッキなどにも使用されるほど。
ささくれも少なく、安全に使用できる点で人気がありますよ。

ハードウッドにはメリットもあれば、デメリットもあります。
ハードウッドを選ぶ前に知っておきましょう。
理想的なウッドデッキを持ちたい方は、デメリットを含めた検討も大事ですよ。

【ハードウッドのメリット】
・腐りにくく傷みにも強い
・シロアリなどの害虫に強い
・人に優しい（防腐剤や防虫剤が不要）
・メンテナンスの頻度が低い
・安全に使用できる

【ハードウッドのデメリット】
・木の種類によってはメンテナンスが必要（15～20年後）
・価格がソフトウッドより高い

ハードウッドはメンテナンス頻度が低く、快適なウッドデッキ生活を続けられます。
ソフトウッドよりも費用がかかるので、そこだけはデメリットになるでしょう。
とは言え、メンテナンスの頻度が少なくて済むので、ランニングコストを考えれば問題ありません。

ハードウッドのウッドデッキは耐久性に優れていますが、劣化や摩耗で傷みが生じた場合は、塗装をしましょう。
頻繁に行う必要はなく、汚れや劣化が気になった時や、キレイな色を長持ちさせたい場合に塗装すれば大丈夫です。

「浸透タイプ」で塗装がベスト！
ハードウッドには浸透タイプの塗料がベストです。
人体にも優しく、塗膜を作らないため、比較的簡単にメンテナンスできます。
浸透タイプにも様々な種類がありますよ。

【浸透タイプの塗料はこちら】
・植物系オイル塗料（粘度がありゆっくりと浸透）
・油性ステイン塗料（浸透しずらく定着も悪い）
・水性ステイン塗料（伸びが抜群）

高耐久のハードウッドは、油分が多く塗料をはじく傾向にあります。
使用する塗料と木材の相性を、事前にチェックしておくと安心です。

ウッドデッキにハードウッドの木材を使用するメリットは、耐久性が高いことです。
気になった時に塗料でメンテナンスを施して、耐久性を守りましょう。
塗料と木材の相性を見極めることで、スムーズにメンテナンスできます。

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