私立中学の入試問題には、文部科学省指定の｢指導要領｣に添った内容と、｢指導要領｣にはまったく含まれていない｢指導要領外｣の分野からの出題がされます。｢指導要領外｣から出題をする理由は、私立ブームの折、出願者が多く、｢指導要領｣の範囲だけでは真の学力の判別ができないからと言われています。

高校入試の数学は、｢指導要領内｣の数学＋その応用であるのに対して中学受験用の算数は｢指導要領内｣の算数＋その応用＋｢指導要領外｣の受験算数です。中学受験をする場合、高校入試より多くの時間を要するわけです。