留袖は既婚女性の第一礼装で、慶事の装いとして最も格式高い着物です。
主に結婚式などおめでたい席で、新郎新婦の母親や家族、親族が着用します。
留袖を着用して結婚式に出席することの意味は、新郎新婦の母親として招待したゲストへの感謝と礼を表すことに繋がります。

「最良の日にふさわしい留袖を選びたい」「なるべく安く抑えたいけど安っぽく見えるのはいや」と留袖の選び方やレンタル方法で悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は高級留袖を格安でレンタルして頂き、失敗しない留袖レンタルの選び方をご紹介いたします。
これからご家族の結婚式を控えている方は是非参考にしてみてください。

借りる場所で異なる レンタル留袖の相場はどのくらい?

貸衣装 東京
レンタル留袖はホテルや式場の衣裳店、ネットレンタルのいずれかで借りるのが一般的です。
レンタル留袖の平均金額は約¥20,000~¥70,000で、物によって違うのはもちろんのこと、借りる場所で異なります。
それぞれのレンタル方法によるメリット、デメリットを見てましょう。

● ネットレンタルする場合

ネットで留袖をレンタルする場合、相場は格安です。平均¥20,000前後です。
安い留袖は素材が悪いのではないかと心配する方もいますが、必ずしもそうではありません。
ネットレンタルの安さの理由は、人件費や店舗管理費がかからないためです。
その分、質の良い留袖を安くレンタルできるのです。
デメリットは試着が出来ずウェブ上でデザインを選ばなければならない点です。
どんな柄・色が自分に似合うのか、何を基準に選んで良いのかわからない方は、この後の”着姿を格上げする 似合うレンタル留袖の選び方”を参考にしてください。
柄の意味を知ることで留袖に愛着がわき、選ぶ際の指針になります。

● ホテルや式場の衣裳店でレンタルする場合

実店舗を構える衣裳店で留袖をレンタルする場合、相場は平均¥50,000~とネットより割高です。
衣裳店でレンタルするメリットは、実際に目で見て手で素材を確かめることができる点です。柄の選び方が分からなくてもスタッフが似合う柄を見立て、試着させてくれます。
また、式場の衣裳店でレンタルすれば披露宴後にその場で返却できます。当日万が一問題があっても式場内に衣装店があるので安心です。
ホテルの衣裳店は刺繍柄など10万円以上する高級留袖を取り揃えているお店も多いので、予算に余裕があり着物に目がない方にはおすすめです。
このような最高級の留袖でも和匠でしたら格安で留袖をレンタルして頂けます。

● 知人や親戚から借りる場合

知人や親戚から借りる場合、一番気を付けないといけないことは思わぬトラブルによる破損です。着物は必ず専門のクリーニング店に出さなければいけません。食べこぼしのシミが全損に繋がる恐れもあります。
留袖は購入するとなると大変高額な貴重品です。郵送トラブルに見舞われないよう、可能であれば車で自分で運ぶことをお勧めします。

● 購入する場合

留袖は購入よりもレンタルがおすすめです。
1番の理由は圧倒的な金額の違いです。
留袖はデザインによりピンキリですが、百貨店で購入する場合最低約30万円?、平均約50万円はかかります。100万円以上するものも珍しくありません。
しかし、レンタルなら購入金額の1割以下で借りることが出来ます。

また、留袖は第一礼装だからこそ着用機会が限られている上、年齢により適した柄が変わるため、せっかく購入しても数える程度しか着る機会がないかもしれません。
さらに、絹はデリケートな素材なので上手に保管しないと湿気によるカビや虫喰いの恐れがあります。
そう考えると毎回レンタルする方が保管場所の心配やお手入れの手間がかからず、総合的に判断してコスパが良く格安です。
結婚式
モーニング
和服

レンタル留袖の金額の差は何の違い?

● 正絹と化繊の違い

結婚式に参列するとなると、ご祝儀やら交通費やら何かと出費が重なります。
留袖レンタルはなるべく安く済ませたいところですが、留袖を着ているということは新郎新婦の家族・親族を意味します。お呼びしている主賓、ご参列の方々への敬意を払う意味でも、安っぽい着物を着ているように見えてはいけません。

留袖を着るなら必ず正絹をおすすめします。
安い留袖は化繊地でペラペラしている上、静電気が立ちやすく、よく見ると素人でも違いを見分けられます。
和匠は元京友禅の染職人であった店長のこだわりで、一番安い金額(¥6,800)の留袖を含め全て正絹です。和匠の魅力は正絹の高級留袖をお手頃な金額でご利用頂けることです。

● レンタル金額に小物はどこまで含まれているか

レンタル留袖の金額に含まれている小物は店によって違います。
後から思わぬ出費にならないように、金額内にどこまで含まれているのかをあらかじめ確認しておく必要があります。

《留袖一式》
・留袖・帯・長襦袢・肌着・裾除け・足袋・腰紐・伊達締め・衿芯・帯板・帯揚げ・帯締め・草履・バッグ

レンタル店により草履・バッグは別途オプションであったり、肌着・裾除け・足袋は購入しなければいけない場合もあります。
特に結婚式場内の衣装店ではレンタル基本金額には留袖・帯・長襦袢しか入っておらず、それ以外は別途レンタル、もしくは購入しなければいけないところもあります。

● レンタル金額に往復送料は含まれているか

ネットレンタルや貸衣装店で留袖をレンタルする場合、レンタル店から式場に直接郵送してくれるのが一般的です。
その際の往復送料はレンタル店が負担してくれるのか、個人負担なのか確認が必要です。

● 万が一汚してしまった場合の保証について

万が一汚してしまっても、留袖は専門のクリーニング業者によるクリーニングが必要なので、決して自分でクリーニングに出してはいけません。
また、多くのレンタル店では通常範囲の皮脂・汗汚れは問題ありません。
しかし食べこぼし等による過度の汚れの場合はクリーニング代を請求される場合があります。ひどい場合は全損になるため、万が一の為に保険に入ると安心です。
保険料は和匠のように¥1,000程度のところもあれば、レンタル価格の10%以上を取るところもあります。
保険料についてはあらかじめ確認し、できれば加入することをお勧めします。

和匠ではレンタル基本金額にすべての小物・草履・バッグが含まれており、自分で用意しなければならないものはありません。往復送料ももちろん和匠が負担なので安心してご利用いただけます。
留袖 前身ごろ
留袖 後ろ

レンタル前に知っておきたい 続柄に合わせた留袖柄の選び方

留袖は着用の場が限られているので、年間通じて季節を問わない柄が使われています。
よって、留袖の柄選びにおいて選んではいけない柄はありません。
しかし、結婚式では新郎新婦の続柄により適した柄があります。
選ぶ際の参考にしてみてください。

● 新郎新婦の母親として留袖を着用する場合

金糸や銀糸を贅沢に施した格の高い吉祥文様がおすすめです。金銀をメインに、他の色数を押さえると、優しく豪華な雰囲気を演出できます。

● 新郎新婦の祖母として留袖を着用する場合

年配の方には裾模様の面積が狭く、模様の位置が低いすっきりしたデザインがおすすめです。黒地に馴染む深い色合いがおすすめです。

● 新郎新婦の叔母として留袖を着用する場合

新郎新婦の母親世代である叔母や親族は、控えめな色合いの吉祥文様がおすすめです。
母親よりも目立ったり格が上がらないように、周りの親族がどのような着物を選ぶのか確認できると尚安心です。

● 新郎新婦の兄妹として留袖を着用する場合

20〜30代の若い方には、裾模様が膝上あたりまで広がった雅なデザインがおすすめです。
金銀の箔や刺繍を施した、桜や牡丹などの色彩鮮やかで温かみのある柄は華やかで若々しい印象を与えます。

和匠なら年代別検索が出来るため、留袖の柄選びに自信がなくても安心してご利用頂けます。

着姿を格上げする 似合うレンタル留袖の選び方

留袖には様々な柄があるため、自分に似合う柄の選び方が分からないという方が多いのではないでしょうか。
留袖によく使われる柄の種類と、それぞれの柄の意味、続柄や年代にあった柄選びのポイントをご紹介します。
柄の意味を知ることで選ぶ指針になるので参考にしてみてください。
また、留袖を着る際に必要な足袋や草履、髪飾りの選び方も合わせてご紹介致します。

● 留袖の柄の選び方

留袖は裾にのみ柄が描かれています。
特に黒留袖は地色が黒い為、柄の色使いで着姿の印象が大きく異なります。
また、留袖は慶事に着用する着物なので、吉祥文様が好まれて使われます。
吉祥とは繁栄や幸福を意味する言葉で、松竹梅や鶴亀などさまざまな柄があります。
では特に人気のある留袖柄の一部をご紹介致します。

① 【檜扇】 豊かさ、富の象徴
檜扇は色彩豊かで華やかな見た目の美しさから、今も根強い人気があります。昔は檜扇は身分の高い人しか持てなかったため、豊かさや富の象徴を意味します。

② 【貝桶】 夫婦円満
貝桶とはハマグリの貝殻で作られた平安時代のカードゲームのようなものです。
対になる貝殻を合わせることから、夫婦円満の意味を持つようになりました。

③ 【宝尽くし】 福徳を招く
宝尽くしとは打ち出の小槌、宝剣、金嚢など様々な宝物の柄を散りばめた模様です。
・ 金嚢/宝袋 ・・・宝物を入れる巾着のような袋
・ 隠れ笠/隠れ蓑・・・ 危険なら身を守るもの
・ 宝巻・・・大切なことが書かれている貴重な物
・ 丁子・・・薬品や染物に使われた貴重な植物

④ 【亀甲】 長寿
亀甲とは亀の甲羅の形からとった模様です。”鶴は千年 亀は万年”と言われるように、鶴と亀は長寿の象徴として愛され、着物を始め様々な工芸品に描かれています。

⑤  【雲文】 豊穣、 神秘
雲文とはその名の通り雲の形の模様です。手の届かない雲は神秘を表します。また、雲は雨を降らすことから豊穣を意味します。

⑥  【七宝】 円満、 調和
七宝とは「金」「銀」「瑠璃」「珊瑚」など仏教経典に書かれた7つの宝物を1つに図案化した模様です。七宝は調和、円満を意味します。

●  草履のサイズの選び方

留袖姿に欠かせない草履の理想的なサイズは、ぴったりサイズかやや小さめです。草履台から踵が0.5~1cm程度はみ出るくらいの方が立ち姿が美しく見えます。草履が大きいと踵で着物の裾を踏みやすくなり、着崩れの原因になるので気を付けてください。

●  足袋のサイズの選び方

留袖姿の足元を美しく見せるために、足袋は余分なシワがなくぴったりフィットするものを選んでください。素材は主に綿とナイロンがあり、それぞれ特徴があります。

綿の足袋の特徴・・・綿特有の光沢があり冠婚葬祭の装いに適しています。また、汗や皮脂など吸水性に優れています。

ナイロンの足袋の特徴・・・伸縮性がありやわらかいため、着物慣れしていない方でも履きやすいです。

●  留袖用髪飾りの選び方

留袖を着用する際はアップスタイルがおすすめです。
アップにすると襟元がすっきりし首筋が綺麗に見えます。
髪飾りは必ずつけないといけないルールはありませんが、付けることで品よく華やかな印象を与えます。留袖用髪飾りにはいくつか定番の形があります。

バチ型かんざし・・・留袖に合う髪飾りはバチ型かんざしが一般的です。
地色は黒やべっこう色が多く、蒔絵や花模様が描かれたり、縁にパールが施されていたりデザインは様々です。着物の柄色に合わせると統一感がでます。

一輪挿し・・・黒や朱色、べっこう色の一輪挿しはシンプルで奥ゆかしく、留袖の着姿を一層格上げします。

パールピン・・・パールピンは留袖の柄を選ばず、どんなヘアスタイルにも合わせやすい髪飾りです。地味にも派手にもなり過ぎず、幅広い年齢層の方におすすめです。
パールピンはかんざしより金額がお手頃なのも人気の理由です。

振袖用の造花やキラキラした髪飾りは、留袖には派手すぎるので控えた方が無難です。
塗りやべっこうなど光沢感を抑えたシンプルなかんざしがおすすめです。

和匠で京友禅の高級留袖を格安でレンタル

いかがでしたか?留袖レンタルの相場金額と見劣りしない上手な留袖の選び方をご紹介致しました。人生の門出を祝う結婚式の参列は、新郎新婦の母親はもちろん家族、親族にとっても大切なイベントです。留袖は格式高い慶事の第一礼装です。お呼びしたゲストに敬意を払う意味でも、金額だけにとらわれず見劣りしない本物にこだわることが大切です。
和匠なら正絹の京友禅の高級留袖を手ごろな金額でレンタル出来ます。着付に必要な小物は全て含まれており、着物慣れしていない方でも安心して任せることができます。
これから結婚式に参列予定の方は、和匠の留袖レンタルでお出かけください。
店舗名留袖レンタル 和匠
住所 〒615-0815
京都府京都市右京区西京極中沢町1-13 1-116号
TEL075-756-8774
URLhttps://www.ewaho.co.jp/
営業時間10:00~18:00
最寄駅西大路
アクセスJR西大路 徒歩17分 阪急京都線 西京極駅 徒歩15分
紹介文留袖をレンタルで着こなす~長い歴史によって磨かれた「和」のおしゃれをお楽しみください
【返却先】留袖レンタル 和匠 管理センター
601-8203 京都府京都市南区久世築山町461-1
TEL:075-756-8774