まだまだお寿司で例えます。
初めまして、五代目店主の豊田仁です。

上で語った様に、お店の格によって味も値段も扱う食材そのものもバラバラなお寿司屋さん。ここまではスッとご理解頂けたかと思います。

いくらお店選びで失敗したと言え、お寿司ならその日の出来事ですが、畳はリフォームなので失敗しても10年以上毎日付き合い続けなければいけません。

今リフォームと申しましたが、畳はリフォームです。快適な未来への投資なので、価格だけで決めずに先ず「試食」して下さい。

食品で言う「試食」は畳リフォームで言う所の「お見積り」です。

私が産地直(熊本県)で仕入れた商品(畳表)を実際見て触って、お話しさせて頂きたいのです。

畳業界は今大変な危機に直面しています。そんな事知らないし関係無いと思ってる畳屋さんもいるのが危機そのものの一つですが、

日本のい草農家さんがもの凄い勢いで減って来ています､､､！

国内98%の主産地の熊本県だけで平成元年5460軒以上あった農家軒数が、令和4年9月現在317軒ほどしか残っていません。跡取りが居る農家は50軒以下です。

理由は色々です。
儲からない
偽装偽装でアホらしい
後継ぎが野菜に転嫁､､､

コレも輸入産(主に中国産)の畳が日本全国の約8割を占めているからこそです。

畳を使っている10人に7〜8人の方が中国産を選んでいる(知らずに選んでしまっている)という事になります。

これだけは覚えて頂きたいです。
国内での生産枚数より、
販売枚数が「上回っている」のです。

畳の産地偽装が未だに平気で起こっています。

もはや中国産を扱うと言う事は、日本のい草農家さんの未来、何より自分の属する畳業界の未来を閉ざす行為だと言えます。

心からお願いです。
国産の畳をお使いください‼︎
お願いします‼︎

このままだと日本の伝統も文化も一つ滅びます。
せっかく畳職人が無形文化遺産に登録されたばかりなのに。
もしかしたら価格以外の話は退屈な話かも知れません。ですが、熊本産の天然い草はそれは素晴らしいので、是非国産の畳現物をご覧ください。