準備が整ったらいよいよ庭作りの実践となりますが、そもそも庭にはどのような種類のものが存在しているのか知っていますか?
コンセプトの決め手になる庭の種類が定まっていないと、庭作りが前に進みません。
そこで、今主流の庭の種類についてご紹介いたします。こちらを参考に自分の家に合う庭作りにぜひチャレンジしてみてください。
<モダンガーデン>
その名の通り、現代風で洗練されたデザインの庭がモダンガーデンです。余分な装飾を排除し、シンプルで清潔感があるという特徴があります。カラーでは、ホワイト、ブラック、グレーなどのいわゆるモノトーンカラーを多用する傾向があります。また、硬質な素材を多く取り入れることにより、無機質を演出しているといった特徴があります。
<石庭>
日本庭園のひとつである石庭は、砂と石の融合した演出に特徴があります。小さい砂から大小さまざまな石を使い、波や水流、山などの簡素で抽象的なデザインを表現します。また陰影を見せるのも得意で、石灯籠などを使うことによって、庭にアクセントを生み出すところにも魅力があります。
<和風庭園>
石庭と似ていますが、これに加え、池や小川といった水を用いて、水面の静謐さを表現する、季節ごとの草木を植えて四季の移り変わりを魅せる、茶室を設けるなどによって、和を演出するといった特徴を持った庭となっています。ただ和風の家でないと合わないため、そこは注意が必要です。
<エコフレンドリーガーデン>
環境への負荷を最小限に抑え、生態系やサステナブルを考慮した庭のことを、エコフレンドリーガーデンと呼んでいます。雨水の活用といった水の効率的な利用、地元の生態系に配慮した植物の導入、廃材の再利用、有機肥料に使用などを意識した庭となっており、昨今ではこの形の庭作りを目指している人が増えています。
<コテージガーデン>
自然の美しさと古き良き時代の雰囲気が特徴的な庭のスタイル。田舎や農家の庭を思わせるような作りで、ハーブなどの草木を豊富に植えることにより、豊かな庭を演出しています。その際、アーチなどを多用することにより、垣根を作り出す傾向があります。また、
植栽スペースに小道が設けられ、農道のような雰囲気を作ることがよくあります。周囲には、古いものや手作りの装飾品などを置くことが一般的です。
いかがでしたか?
家と庭の親和性はとても大事。自分の家の形に合って、なおかつ好みのテイストの庭作りをしたいですね。
とはいえ、自分で作るには限界もあるかと思います。そのようなときは、お庭作りのスペシャリストである鳶相田がプロの目でしっかりとアドバイスをさせていただきます。