野球肘を少しでも治したい方へ

円町駅から徒歩3分の丸太町通り沿いに弘泉堂鍼灸接骨院はあります。

はじめまして。
院長の西原勝茂です。


野球の練習後、肘の内側が痛い…
肘が痛くて、満足に投球練習できない…
病院に行ったけど、シップと痛み止めしかもらってない…
でも、部活を休みたくない

野球肘のつらい痛みを早く治すために何が必要なのか

少々長くなりますが、今からお話していきます。

もし野球肘かな?と思ったら

まず、親御さんにお伝えしたいこと。

野球肘をけっして甘く見ないでください。


野球肘は無理をしたり我慢していると悪化して、その子の将来に影響します。
子供が「肘がいたい」と言ったら、まず整形外科にかかること。とくに、スポーツ障害や子供の肘を専門にしている整形外科がおすすめです。
そしてちゃんとレントゲンをとってもらって、今どんな状態なのか確認をして下さい。

当院の治療は原則的に「まだ初期の野球肘ですよ」「安静にしていれば大丈夫ですよ」と診察された方が対象です。

剥離骨折に進行した例は、外科手術の対象となります。

野球肘とは

野球肘とは、10~15歳の成長期の子供が、腕にしなりをかけてボールを投げる動作の繰り返しにより発生する骨膜、軟骨、靭帯の炎症です。

スポーツにケガはつきものですが、野球肘の怖いところは、まだ骨が完成されていない成長過程の子供の肘が破壊されることで、その子の未来にも影響する場合があるという点です。

腕の内側と外側のでっぱり、ここを『上腕骨内側上顆』・『上腕骨外側上顆』といいますが、
子供の場合、まだ柔らかい軟骨でできているため、投球時(特に変化球)に牽引力がかかると、軟骨部が膨らんで来たり(膨隆)、軟骨部がはがれて(剥離)しまいます。
これが痛みや運動障害を生じます。

練習を続けながら野球肘を治したいなら

野球肘をスポーツを続けながら早く治したい方へ 

親御さんの中には、お子さんの肘の痛みがなかなか改善しないので、不安な気持ちになっていらっしゃるかもしれません。
しかし、適切にこまめに治療を重ねれば、野球肘は1~2か月以内に改善することが可能です。
ただし、『こまめに治療する』ことがとても大事です。

なぜ痛めたのか、原因を探り、運動生理学的に正しく関節が動かせる状態を作っていく中で、痛みを改善できます。

野球肘は肘だけ診ていても治らない

野球肘は痛めている患部の肘をみているだけでは一向に改善しません。

例えば、正しいフォームで投球できているのか。肩と体幹を使えているか、手首を反らしすぎていないか。
肩や手首の動きに問題があると、肘に影響するからです。

なぜ軟骨が膨隆するほど、筋肉が過緊張を起こしたのか?そのあらゆる理由を考え、全体のバランスを調整します。


以下に当院の施術例をご紹介します。

A君(13歳中学生)は、ピッチャー。
2ヶ月前前整形外科で初期の野球肘と診断されるも、医師から「安静に」と言われるだけで痛みは一向に収まる様子がなく、来院されました。部活は毎日あり、絶対休めないとのこと。

当院で検査したところ、
右肘内側の熱感と疼痛
右肘の過伸展、過外反
手関節がやや過伸展

まず患部のアイシング処置。
炎症を取ったうえで、前腕と背部を中心とした筋膜リリース処置、
肘関節を独自の手技で適合させて安定させました。
初回は鍼もして、少し痛みがとれたところで、テーピングしてから帰ってもらいました。

その後、平日は毎日練習後来院してもらい、徹底したアイシングと上肢全体が円滑に動けるよう肘周りにテーピング処置。

1か月ほどして練習後の痛みがなくなり、治療は終了しました。
今は普通に練習して、週一回ほど来院してもらうようにしています。


当院では、野球肘の原因となっている、すべての要因の調整を行い、クラブ活動を休むことなくの症状緩和ができるよう、取り組んでいます。

野球肘と足の意外な関連

実は、野球肘の隠れた原因のひとつに、足首の関節の硬さが挙げられます。

足のアーチがつぶれていたり、拇指がうまく使えていなかったり、足首が硬くてスムーズに体重移動できないと、投球動作に肩や肘に無駄な力を入れてしまうのです。

しかし身体の土台である足のアーチと足関節がうまく使えていれば、上体の筋群が過度に緊張することもありません。

そこで当院では足の骨のアライメント調整をおこない、足の正しい機能をとりどすことも並行していきます。

京都市円町にある弘泉堂鍼灸整骨院では、つらい痛みを取る事を最優先とした治療と、再発しないように肘を整える治療の両方を行っております。

施術にリラクゼーションの要素はありませんが、必ず患者さんの痛みを取れる治療がご提供できるとの自負があります。




炎症の熱から筋膜を守る『冷却療法』
筋肉と筋膜の動きをよくする手技『筋膜リリース』
関節の滑らかな動きをだす『生体潤滑運動療法』

以上の3点からアプローチすることで、症状を和らげていきます。

以下にそれぞれ詳しく説明していきます。

当院のオリジナル治療法

①冷却療法
繰り返しますが、野球肘は軟骨や骨、靭帯の『炎症』です。
炎症の熱をとってやらないと、組織はどんどん破壊され、治癒できません。
特に急性期や熱が高いときは、院内で治療中だけでなくご自宅でも徹底的に冷やしてもらいます。
②筋膜リリース

まずは、非常に緊張状態にある肘の屈筋群の治療をします。
これらの癒着した筋膜(筋肉を包む膜)にできた硬結が痛みとなって感じられるので、それらに対して適切な処置を施せば、痛みを改善することができます。

ただし、筋膜は練習をするたびにしっかりケアする必要があります。
とにかくこまめに治療をうけるよう、徹底してご指導しております。

筋膜リリースは肘だけでなく、体幹や上肢全体の筋膜の癒着にもアプローチします。こうして少しでも肘にかかる負担を減らします。
《筋膜とは何か?》
筋肉や臓器などを包む膜のこと。筋の運動・緊張・固定などに関わる結合組織です。

図のように、筋膜はセーターの網目状のように線維が織り重なってできています。
これらの線維は非常に絡まりやすく、流動性を確保できなくなると筋膜の動きが悪くなります。

ひとつの筋を覆う筋膜は、他の筋肉を覆う筋膜と相互に連続しているため、筋膜に歪みや硬結があると筋膜経路にそって伝達され、全身運動に影響がでます。
③生体潤滑運動療法
関節は、軟骨同士が摩擦をくりかえして滑るように動いています。
肘関節がうまく適合していないと、特定の場所の軟骨だけが衝突し、不安定になって軟骨の表面が傷つきます。
すると余計に関節が炎症をおこしてしまうので、悪化を止めるために、肩や腕の軽い運動療法を通じて、肘関節が本来あるべき位置に収まるように整えていきます。

当院が選ばれる3つの理由

当院の導入機器 <クライオセラピー 冷却療法>

クライオセラピー(cryotherapy)とは、クライオ(cryo冷やす)とセラピー(cherapy治療)を合わせたもので、文字どおり「冷やす療法」を意味するものです。

-30℃の冷気が高い鎮痛効果を発揮し、患部の炎症を抑えると共に発痛物質の産生も抑制させます。疼痛物質の産生が抑制されることにより痛みが低下し、次に細胞レベルでの「復活」が行われます。この「復活」こそが、治療効果の肝となる訳ですが、つまり-30℃という日常的にはあり得ない冷気(凍死するレベルです)に晒された身体は、生体反応として血流をあげ、体内を元の状態(冷やされる前)に戻そうと急激に動きだします。
この時の血流活性活動により、劇的な自然治癒力の向上が起こり、より高い治療効果を発揮します。治療部位の状態や目的に応じた様々な治療に役立てられますので、特に急性期の痛みや、アスリートのちょっと「やったな」的な症状が起こった時に是非試していただくことをお勧めします。

当院の導入機器 <ウォーターベッド 水圧治療>

「水圧刺激」という新しい発想の治療法

ウォーターベッドに寝ていただき、全身の調整を行う療法です。
「水圧刺激」という新しい発想から生まれた、ウォーターベットタイプの全身治療システムです。柔らかく、それでいて力強く、しかも心地よい「水」ならではの独特の刺激と浮遊感が全身を包みます。血行促進などの一般的なマッサージ効果に加え、「水圧」による特別な治療効果が期待出来ます。
独特の「水圧刺激」によって、次のような効果が期待できます。
●全身アライメントの調整
●血液循環の向上
●筋肉疲労物質の除去
●末梢の血行促進
等々。一度お試し下さい。

最後に 

大好きな野球の練習ができない…
安静にしたし、病院にも行っているけど良くならない…
大切な試合が近いから、とりあえず痛みをとめたい…

肘の痛みに悩んでいるお子さんと親御さん、当院の施術を受けてください。

はじめにお話したとおり、野球肘はけっして放っておいてはいけません。
初めのうちにしっかり治療をしておかないと、症状の改善が難しくなり、下手をすると手術しなければならないケースもあります。

弘泉堂の施術は、根本原因にあたる「関節の歪み」と「肘の炎症」を丁寧に改善していきます。
とてもソフトで、器具を使ったり、強く揉んだり押したりすることはありませんので、安心してご相談ください。

筋肉やトレーニングの専門家である院長が責任をもって治療に当たらせていただきます。

京都市バスをご利用の方へ

当院の最寄り駅は、円町駅です。

円町駅に停車する市バス

15番:四条河原町ー立命館大学
91番:四条烏丸ー映画村・大覚寺
93番:錦林車庫ー嵯峨・嵐山
26番:京都駅ー御室・山越
205系統(西大路通り)
202系統
203系統
204系統

スタッフ紹介

院長の西原勝茂です。
私は柔道や格闘技の経験があり、自分自身がケガとの戦いだった経験から、痛みをやわらげる治療に特化した接骨院を目指しました。選手の気持ちを一番に考える治療がモットーです。

今でもトレーニングは継続しておりますので、身体作りやダイエット に関する知識も豊富です。特に専門は筋肉です。種目別の筋トレ指導等も行えますので、身体のことなら何でも相談してください。
受付助手のまるやまです。

私はもともと酷い坐骨神経痛に悩まされて、弘泉堂に行ったのがきっかけで助手をしております。
4ヶ月間丁寧な筋膜リリース治療と鍼治療を受けて、段々良くなっていき、今では全く痛みがなく足をひきずらなくても歩けるようになりました。

病院とは違う丁寧で確実な治療は、ここのすばらしいところです。
私は「元患者」の立場から、皆さんにリラックスしていただける様にと心がけています。

先生方には聞きにくいことも、助手の私には何でもご相談くださいね!