なぜあなたの膝は良くならないのか?

弘泉堂鍼灸接骨院、院長の西原勝茂です。

こんな悩みありませんか?

走ったりジャンプをすると膝が痛い…
正座ができない…
病院に行ったけど、シップと痛み止めしかもらってない…
整形外科や整骨院に通っているけど、なかなかジャンパー膝の改善がみられないので、不安な気持ちになっていらっしゃるかもしれません。
しかし、ジャンパー膝は1~2か月以内に改善することが可能です。

ジャンパー膝は、もちろん膝の疾患です。でも、膝だけ診ていても改善しません。

なぜ痛めたのか、その原因を探り、運動生理学的に正しく関節が動かせる状態を作っていく中で、改善できます。

そのためには、下半身全体のアプローチが必要です。

少し長くなりますが、これから膝を治すために大事なことをお話します。

そもそもジャンパー膝とは

膝の曲げ伸ばしを担う太ももの前の筋肉『大腿四頭筋』の先は『膝蓋靭帯』という細い靭帯になっています。
そしてその靭帯が『膝蓋骨』を経由してすねの骨の前面『脛骨粗面』というところに付いています。

『大腿四頭筋』を繰り返し動かすことにより、『膝蓋靭帯』と『膝蓋骨』の間で牽引力がかかり、脆弱な『膝蓋靭帯』に損傷が発生し炎症がおこります。これが運動時の痛みや運動障害を生じます。

ジャンパー膝というくらいなので、ジャンプ動作が要求される、バスケットボール、バレーボール、ハンドボール、陸上競技(ジャンプ選手)などの種目のスポーツ選手にみられます。
年齢別では、16歳~20歳ぐらいの高いレベルでスポーツをする時期に多く、骨の成長がある程度完成した高校生から大学生くらいの方に起こります。
なお、まだ軟骨が多い中学生では『オスグッド病』というまた別の疾患名になりますが、基本的な病態は同じです。

痛みは膝蓋骨(膝のお皿)のすぐ下の『膝蓋靭帯』にあり、日本語では「膝蓋靭帯炎」ともいいます。

治しかたは単純です。

練習をやすんで安静にする。

使いすぎにより痛めたのだから、確実な治し方は、「安静にすること」。

そうすれば、ちゃんと治っていきます。

患部にこれ以上牽引力がかからないようにすれば、痛みは治まってきます。

でも、安静という選択肢はない!という方へ

しかし、日常的にスポーツを頑張っている人にとって、安静にする・しばらく練習から離れるということは、非常に難しいものです。
たいていの方は、「休んだら下手になるかもしれない」「痛いけどできるだけ頑張ろう」と思い、膝が痛くても、だましだまし練習を続けます。

弘泉堂では、そんな方の切実な気持ちを否定せず、スポーツを続けさせてあげたいと思っています。

運動をしてもなるべく痛みの出ないようにもっていく治療を目指しています。

ジャンパー膝は、膝だけ診ていても治らない

ジャンパー膝の治療の主役は膝です。
しかし、痛めている患部をみているだけでは一向に改善しません。

なぜ靭帯が炎症を起こしたのか?
膝が痛む原因を作ったのはどこなのか?

その原因が、ジャンパー膝を改善する重要なポイントになります。

当院では、原因となっているすべての要因の調整を行い、症状の緩和に取り組んでいます。
以下に当院の施術例をご紹介します。

Aさん(31歳男性)は、週末フットサルを楽しむ会社員。
半年ほど前から右膝が痛くなり、薬局でシップを購入して様子を見てましたが、練習や試合の後痛みが強く、おもいっきりフットサルを楽しむことができなくなっていました。

来院時の症状は
やや熱感あり、
膝蓋靭帯の圧痛、運動痛が著明
内反膝(右のみO脚)
右大腿四頭筋の過緊張
左内転筋の拘縮がみられました。

そこでまず
患部のアイシングを徹底し、炎症を取ったうえで
筋膜リリース処置、独自の手技で膝関節を適合させました。

その後、1週間に2回ほど、練習後に来院してもらい、徹底したアイシングと硬くなっている大腿四頭筋を筋膜リリースで緩ませ、下肢全体が円滑に動けるよう足首や膝にテーピング処置。時に鍼治療も併用しました。

3週間通院すると、練習後の痛みがなくなり、治療は終了しました。
今は思う存分キックやダッシュの練習ができているとのことで、痛いときだけ来院してもらうようにしています。

問題は、膝関節と足関節の歪み

実は、ジャンパー膝の大きな原因のひとつに、骨盤と足首の関節の歪みが挙げられます。

もちろん、大腿四頭筋・ハムストリングス・腓腹筋など足の筋群が緊張していることが原因なのはいうまでもありません。これらの癒着した筋膜(筋肉を包む膜)にできた硬結が痛みとなって感じられるので、それらに対して適切な処置を施せば、痛みを改善することができます。

しかし、そもそも膝の土台である足のアーチと足関節がうまく使えていれば、これらの筋群が過度に緊張することもありません。

そこで足の骨のアライメント調整をおこない、テーピングで固定し、足の正しい機能をとりもどします。


また、骨盤の左右差があると、股関節の位置が狂い、さらに膝関節にねじれが生まれるために、膝関節に非常に負担をかけます。

そこで、骨盤と股関節の調整もおこないます。

ジャンパー膝は治る

京都市中京区にある弘泉堂鍼灸接骨院では、ジャンパー膝のつらい痛みを取る事を最優先とした治療を行っております。

施術にリラクゼーションの要素はありませんが、必ず患者さんの痛みを取れる治療がご提供できるとの自負があります。


①筋肉と筋膜の動きをよくする手技
『筋膜リリース』
②関節の滑らかな動きをだす
『生体潤滑運動療法』
③炎症の熱から関節と筋膜を守る
『冷却療法』
④骨盤と股関節の位置を正しくする
『骨格矯正』

以上の4点からアプローチすることで、症状を和らげていきます。

詳しく以下にご説明します。

当院のオリジナル治療法

①筋膜リリース
大腿四頭筋はもちろん、全身の筋群の緊張をゆるめて、下肢の筋膜のすべりを良くし

ます。
ただし、患者さんのスポーツの種類や日ごろの姿勢によって、緊張している筋が違い

ますので、アプローチする筋膜を慎重に見極めます。
体全体の血流障害を改善することで、頑固な症状を順次和らげていきます。
《筋膜とは何か?》
筋肉や臓器などを包む膜のこと。筋の運動・緊張・固定などに関わる結合組織です。

図のように、筋膜はセーターの網目状のように線維が織り重なってできています。
これらの線維は非常に絡まりやすく、流動性を確保できなくなると筋膜の動きが悪くなります。

ひとつの筋を覆う筋膜は、他の筋肉を覆う筋膜と相互に連続しているため、筋膜に歪みや硬結(こり)があると筋膜経路にそって伝達され、全身運動に影響がでます。
②生体潤滑運動療法
関節は、骨とその隙間にある軟骨同士がぶつかり、摩擦をくりかえして動いています。
関節が捻じれてうまく適合していないと、特定の場所だけが衝突しすり減って、炎症をおこします。こうした関節そのものの炎症を食い止めないと、関節が熱をもち、痛みをともないます。炎症の進行悪化を止めるために、膝蓋骨が本来あるべき位置に収まるように整えていきます。


③冷却療法
ジャンパー膝は『膝蓋靭帯』の『炎症』です。
靭帯の炎症が、関節周辺の組織に波及してしまわないように、しっかり冷やすことが肝心です。特に急性期や熱が高いときは、徹底的に冷やします。


④骨格矯正
矯正とはいえ、ちまたによくあるような首の骨をボキボキ鳴らしたり、腰にガクンと急激な力を加えることは一切しません。患者さん自らの力とタイミングで動かしてもらい、優しくおだやかに整える方法をとっています。

なお、当院では頚部、背部、腰部、骨盤の計4箇所の骨格矯正をおこなってますが、ジャンパー膝では基本的に下肢につながる筋群を緩める目的で、まず骨盤の矯正をおこないます。
そこで、骨盤および股関節のゆがみをとって、大腿と下腿の筋群にかかる負担を減らし、痛みを解消させます。

当院が選ばれる3つの理由

ジャンパー膝の筋に特化した鍼治療

鍼治療には、身体の中に異物を挿入し、体内の免疫機能を活性化させ、自然治癒力を高めるという力と、筋肉組織に直接アプローチし、損傷部分の炎症反応を抑えたり、直接痛み物質を抑制させたりと、その症例に応じ幅広い治療が出来ます。
 
ジャンパー膝の場合、大腿と下腿の筋群や周辺組織への治療だけでなく、東洋医学的な見地から、体内の気の流れ等を改善し、治癒を早めるという事も可能です。

当院での鍼治療は、筋肉の専門家が担当しています。急性、慢性とわず、筋肉の鍼治療には特化しておりますのでご安心ください。

当院の導入機器 <クライオセラピー 冷却療法>

クライオセラピー(cryotherapy)とは、クライオ(cryo冷やす)とセラピー(cherapy治療)を合わせたもので、文字どおり「冷やす療法」を意味するものです。

-30℃の冷気が高い鎮痛効果を発揮し、患部の炎症を抑えると共に発痛物質の産生も抑制させます。疼痛物質の産生が抑制されることにより痛みが低下し、次に細胞レベルでの「復活」が行われます。この「復活」こそが、治療効果の肝となる訳ですが、つまり-30℃という日常的にはあり得ない冷気(凍死するレベルです)に晒された身体は、生体反応として血流をあげ、体内を元の状態(冷やされる前)に戻そうと急激に動きだします。
この時の血流活性活動により、劇的な自然治癒力の向上が起こり、より高い治療効果を発揮します。治療部位の状態や目的に応じた様々な治療に役立てられますので、特に急性期の痛みや、アスリートのちょっと「やったな」的な症状が起こった時に是非試していただくことをお勧めします。

当院の導入機器 <ウォーターベッド 水圧治療>

「水圧刺激」という新しい発想の治療法

ウォーターベッドに寝ていただき、全身の調整を行う療法です。
「水圧刺激」という新しい発想から生まれた、ウォーターベットタイプの全身治療システムです。柔らかく、それでいて力強く、しかも心地よい「水」ならではの独特の刺激と浮遊感が全身を包みます。血行促進などの一般的なマッサージ効果に加え、「水圧」による特別な治療効果が期待出来ます。
独特の「水圧刺激」によって、次のような効果が期待できます。
●全身アライメントの調整
●血液循環の向上
●筋肉疲労物質の除去
●末梢の血行促進
等々。一度お試し下さい。

最後に 

ジャンパー膝のせいで悩んでいるなら、当院の施術を受けてください。

放っておくと、症状の改善が難しくなり下手をすると断裂したり、膝をかばって別の部位を負傷してしまうケースもあります。

弘泉堂の施術は、根本原因にあたる「膝・足関節の歪み」と「大腿四頭筋の血流の低下」を丁寧に手技で改善していきます。

とてもソフトで、器具を使ったり、強く揉んだり押したりすることはありませんので、揉み返しなどの危険はまったくはありません。

京都市バスをご利用の方へ

当院の最寄り駅は、円町駅です。

円町駅に停車する市バス

15番:四条河原町ー立命館大学
91番:四条烏丸ー映画村・大覚寺
93番:錦林車庫ー嵯峨・嵐山
26番:京都駅ー御室・山越
205系統(西大路通り)
202系統
203系統
204系統

スタッフ紹介

院長の西原勝茂です。
私は柔道や格闘技の経験があり、自分自身がケガとの戦いだった経験から、痛みをやわらげる治療に特化した接骨院を目指しました。選手の気持ちを一番に考える治療がモットーです。

今でもトレーニングは継続しておりますので、身体作りやダイエット に関する知識も豊富です。特に専門は筋肉です。種目別の筋トレ指導等も行えますので、身体のことなら何でも相談してください。
受付助手のまるやまです。

私はもともと酷い坐骨神経痛に悩まされて、弘泉堂に行ったのがきっかけで助手をしております。
4ヶ月間丁寧な筋膜リリース治療と鍼治療を受けて、段々良くなっていき、今では全く痛みがなく足をひきずらなくても歩けるようになりました。

病院とは違う丁寧で確実な治療は、ここのすばらしいところです。
私は「元患者」の立場から、皆さんにリラックスしていただける様にと心がけています。

先生方には聞きにくいことも、助手の私には何でもご相談くださいね!