樹脂吹付とは

樹脂吹付とは、塗料の代わりに、プラスチックスを吹付ける手法で、塗料では出せない、機能性をもたすために吹付るもので、一般的には、ポリウレタン樹脂の他、近年では、軍事用途として、アメリカ合衆国で開発された、ポリウレア樹脂や、発泡剤を加えた発泡ポリウレタンや、発泡ポリウレアのほか、機能性を付加した樹脂がある。これらをまとめて、樹脂塗装ともいう。
参考出典:wikipedia

樹脂塗装の主な目的

【ポリウレア樹脂】
https://www.suwaeru-spray.jp/sw/polyurea.html

ポリウレア樹脂はイソシアネートとアミンが反応して生成されるウレア結合を主体する化合物です。 R-NCO + R'-NH2→ R-NH-CO-NH-R'
鉄、コンクリート、木材に吹き付けることで、外部からの衝撃を保護する最強の樹脂で、アメリカ合衆国で、軍事用途として開発された。
戦車のボデーの保護や戦略ヘリコプターアパッチの燃料タンクの保護のほか、ペンタゴン=アメリカ国防総省の六角形建物の保護材として使用されている。
生卵にポリウレアを2mm厚で吹き付けると、ハンマーでたたいても割れなくなる強度である。日本では、その強度をいかして、耐震補強材として検討されるようになった。
【ポリウレタン樹脂】
ウレタン結合を有する重合体の総称で、通常イソシアネート基と水酸基を有する化合物の重付加により生成される。ウレタン(-NH・CO・O-)が介する結合をウレタン結合と言う(右図参照)。 ウレタン樹脂、ウレタンゴムともいう。プラスチックの分類を表す略号はPU、ゴムの分類を表す略号はUである。 1937年にドイツのIGファルベン社で最初に実用化されたが、工業用に広く用いられるようになったのは1950年代以降である 。 比較的単価が安いため、国内での需要も多くなっている。
ポリウレタン樹脂は、耐水性がよく、防水用途が多かったのだが、強度をアップした、駐車場仕様、安全性を高めた用水路仕様、加工性が良いためポリウレア樹脂の下地樹脂として使用されている。
このほか配合方法や、成形方法を変えることで、フォームクッション、断熱フォーム、エラストマ−、塗料、接着剤、合成皮革(人工皮革)、弾性繊維など幅広く使われております。
【発泡ポリウレア】
ポリウレア樹脂を発泡させたもの、吹き付けると、スポンジ状に体積がいろが膨れる。
粘度が高く、いろいろな物に接着しやすい。
樹脂表面に硬いスキン層ができ、強度があるため、そのまま屋根などに吹き付ける手法だと、プライマー(接着剤)と、仕上げ塗料をぬらずに、コスト削減の方法も検討されている。
【発泡ポリウレタン】
新築マンションや新築住宅の外部に接する壁の内側にスポンジ状に吹き付け、結露防止のほか、断熱効果を生かしている。従来のウール繊維に遜色なく年間10万円ほどの光熱費の削減が可能と言われている。

樹脂吹付

樹脂吹付にはその目的別に様々なものがあります。
樹脂塗装とも言いますが、塗装と違いハイレベルの機能性を持すことが可能です。
例えば、シート防水工法での補修工事の場合は、必ずしも後日、水漏れが発生した場合、水漏れの原因を断定するのが難しいという難点があります。樹脂の場合は吹き付けたところは水そのものを通過させないために、施工個所以外の水漏れと断定できこのため、比較的簡単に完全防水が可能です。また、塗装では物理的に剝れが起きる場合がありますが、ポリウレアは強度があるだけではなく、伸びが300%あるため衝撃を吸収し、結果的に破壊しにくい利点があります。
駐車場仕様では、アスベストより工事が簡単で、強度が高いといわれています。

作業方法

樹脂の吹付には、大型の発電機、コンプレッサー(空気を圧縮して圧力を作り出す)
リアクター(樹脂を送出す機械)
ホースの先端には吹付ガンがついており2種類の樹脂を混ぜて吹き付けます。
吹付けられた樹脂は数秒で硬化をします。
関西方面だけでなく、樹脂の吹付工事なら、是非ローレルカワハラへお気軽にご相談ください。まずはご相談だけでも構いません。施工時期や費用面など、しっかりとお客様の立場に立った回答をさせていただきます。

アスベスト含有のスレート屋根の対応には、樹脂で固めて、撤去する方法が主流ですが、予算を聞いて多くの会社が二の足を踏むことになります。
かと言ってそのままほおっておくと、アスベストが飛散してしまったり、やねの劣化が進んで、対応ができなくなる可能性もあります。
樹脂吹付で、そのまま数十年という長期の延命ができるのであれば、劣化を防ぎ延長でき、撤去のときも、樹脂でカバーする費用も節約できるメリットがあります。
ポリウレア樹脂を使って、砂利運搬船、砂利運搬車の鉄部の補強、臭いでお困りの場合樹脂で覆われている場合水洗いが簡単です。

古い漁船を、最新最強の強化樹脂船に仕上げることも可能です。
震災用の仮設住宅をダンボール、パレット、発泡スチロールで作り、樹脂を吹き付けることで、強度を持たすことも可能です。
新しい樹脂で、使い方は未知の分野です。皆様のアイデアを生かしてください。