古代から現代にいたるまで、あらゆる達人たちは、感覚を超えたもの、通常の人間の感覚によっては理解できないものの、それにもかかわらずそこにあるものを理解することを追求しました。わたしたちは、わたしたちの知りえない何か、魔法、奇跡、シンクロニシティ(同時性)としか呼びえない、何かが、常に存在していることを知っています。
涅槃、悟り、三昧、虚空、超越意識といった言葉はみな、同じ場所、アイディアあるいはコンセプトを示すものです。痛みがなく、感情もなく、考えもなく、ただ純粋な潜在性があり、そしてその空において安全で確たるもの。
しかし、わたしたちがそこから戻ったとき、依然として保ち続けることのできる何らかの気づきがあり、そしてそれが、至福なのです。
わたしたちの日々の経験は、至福あるいは単に幸福であるはずなのです。適切な瞑想によって得るものは、幸福が成長していくことです。幸福な心は、環境や宇宙と調和し、安定していて、健康で、力強い個人をつくります。幸福は力なのです。
このクラスでは、瞑想がなぜそのような恩恵をもたらすのかについてお伝えしつつ、そのシンプルな瞑想方法を実際に実践していきます。