「未病」とは

病院で検査をして、
その原因がわかれば病気の兆候かもしれません。
しかし、病院では『とくに問題なさそうなので、少し様子をみてください』という言葉をかけられ、モヤモヤした気持ちになることありませんか。

中医学では、『未病(みびょう)』という考え方があります。

未病とは、
「健康ともいえないが、病気ともいえない。
そのままにしておくと病気になる可能性がある状態」を示します。

身体に違和感を感じたら、
生活の中で改善をしていくことが病を防ぐ近道です。

東洋医学で考える【気】とは。

「氣」を見えないけど存在する、
電気とかガスのようなエネルギーです。

エネルギーそのものは、目には見えないけど、暗い部屋に明りがついたり、火がついてお湯が沸くことでそのエネルギーを感じることができるものです。
私達がもつ「氣」のエネルギーには、「動かす働き」があります。
目覚めたり、話したり、歩いたり、呼吸したりすることはすべて「気」によってできます。

やる気・元気・気力がわくなど、
私たちの心の活力にも働いて大きく関与しています。

「気」は、どうやって作られるのか

〇「先天の気」
生まれるときに、
両親から受け継がれ補充が利きません。
〇「後天の気」
食べたものを消化吸収することにより生み出されます。

気の種類には、
①元気→生命活動をする上の原動力となる気
②宗気→呼吸や発声をささえる気
③営気→血液の一部となり全身に流れ身体を栄養
④衛気→身体の外側に見えないバリアをする気

以上のことから、
食べるものを選ぶこと、食べたものをきちんと消化すること。
そしてしっかりとした呼吸をすることができれば、私達の身体を動かす原動力となる『氣』を補うことができ、健康かつ長生きできることがわかります。