アレルギーとは。

アレルギーというのは、
アレルギーを起こす物質(アレルゲン)に免疫を担当する細胞たちがが反応して、これを体から除こうと、過剰な反応をしてしまうことです。
本来は体にとって有害な物質を取り除く、大切な反応なのですが、その反応が過剰ですと、アレルゲンがもたらす症状以上に過剰反応による症状が強くなってしまい、日常生活に支障が出ます。

反応の程度は人によって異なります、そのアレルギーが何によって起こって、体のどの部分に症状が出るかで病名が変わってきます。

例えば、気管支でアレルギーの反応が出て、気管支が狭くなると、咳や呼吸がゼイゼイするという症状が出て、「気管支喘息」になります。花粉でくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみが出てくると、「花粉症」になり、くしゃみで体内に入った花粉を体から出しています。

花粉症

花粉が目や鼻に入ると、
花粉に対して免疫システムが働き抗体を作ります。

この花粉に対する抗体が身体の中にある中で、
花粉が入ってくると抗体が花粉を取り込み白血球からヒスタミンや化学物質を産生させ、涙や鼻水、くしゃみとして体外へ排出しようとします。

これが花粉症を引き起こすメカニズムになります。

花粉症の対策

■外出時の対策

・外出時にはマスクをしましょう
・花粉飛散情報に注意する
・晴れて風の強い日は外出しない(花粉の飛散が多い)
・花粉が付着するので使い捨てマスクをする
・眼鏡・ゴーグルをつける
・花粉が付きにくい、スベスベした生地の服を着る
・洗濯物は花粉飛散量が少ない日に干すようにする。
・干した後は、しっかりとはたいてから、家に取り込む。

■帰宅時の対策法

・家に入る前に玄関先で服をはたく
・洗顔をする
・手洗い/うがいをする
・目を洗う

これに加えて鍼灸治療での花粉症に対しての対策を行うこともおすすめ致します。