冷えの原因

〇自律神経の乱れ
ストレスや不規則な生活など。
また、常に室内の空調が効いていると、室内外の温度差が激しくなるため、自律神経の機能が乱れます。

〇皮膚感覚の乱れ
血行が滞ると「寒い」と感じる皮膚感覚が麻痺することで体温調節の指令が伝わりにくくなってしまいます。

〇血液循環の悪化
貧血、低血圧や血管系などの疾患がある人は、血流が滞りがちになります。

〇筋肉の量が少ない
女性は男性に比べて筋肉が少ないため、筋肉運動による発熱や血流量が少ないことも、女性に冷え症が多い原因の一つと考えられています。また、運動不足の人も総じて筋肉量が少ないため、冷えやすくなります。

〇女性ホルモンの乱れ
ストレスが多かったり、更年期になったりすると、ホルモンの分泌が乱れ、血行の悪化などを促進することがあります。

隠れた病気があることも!?

手足の冷え(冷え症)は、
寒さや血行不良が大いに関係するのですが、さまざまな対策を講じても治りにくい場合には、ほかの病気が隠れているケースもあります。

低血圧や貧血、膠原病や甲状腺機能低下症などが考えられるほか、手足の動脈が詰まって血行障害を起こす閉塞性動脈硬化症は運動不足やたばこの吸いすぎの人に多くみられます。
また、レイノー病、バージャー病、全身性エリテマトーデスなども、手足の冷え(冷え症)に似た症状があらわれます。

冷えの対策

1.からだを温め血行を良くする食事をとる
→旬の食材を中心に、からだを冷やすような冷菓やインスタント食品などの食べ物は控えるようにしましょう。

2.生活習慣を改善する
→たばこを控えるようにしましょう。
規則正しい生活をして十分な睡眠をとりストレスをためないようにしましょう。

3.筋肉量をアップさせる
→下半身を中心に筋肉をつけると効果的です。
適度な運動は自律神経の機能を高める働きもあるので習慣にするとよいです。

4.鍼灸治療をしてみる
→お灸は自律神経や血流改善を整えるのに加え、直接的に温めることが可能です。

「お灸女子」というコトバもあるように若い世代にも少しずつ馴染みがでてきています。
セルフでできることからまずははじめてみましょう。