コロナ禍が続く昨今、あなたはどのように過ごしていますか？

このような無意識にストレスを感じる環境に居続けると自己防衛本能であるバーストラウマやインナーチャイルドの影響が色濃く出て、普段感じないようなストレスを感じたり、自分では普通にしているつもりなのに周りからは「なんかあの人変わったよね」と言われてしまうこともあります。

あなたはこのコロナ禍、安心して暮らせているでしょうか？

では、バーストラウマやインナーチャイルドの影響の影響が強くなるとどのようなことが起こってくるのでしょうか？

一番多いのは【よくわからない不安感】を感じるということです。
特に心の構造は「自分がよくわからないこと」を恐れる傾向があるので、この不安感が人よりも強く出てしまうことが多いように感じます。

不安感が強く出てしまうとまずは身動きが取れなくなってしまいます。
そしてこの状態になると「不安が不安を呼んで」しまい、思考力が低下してしまったり行動力が落ちてしまったりします。
不安に捕らわれると人は心も体もすくんでしまうのです。

そして、これも不安からくることなのですが普段よりも「攻撃的」になることも考えられます。
いわゆる「自粛警察」と言われる人たちが代表例かと思います。

不安を感じてそれに対処しなければと過剰に考えてしまうあまり、ほかの人よりも極端な行動に移ってしまうのです。
これはバーストラウマやインナーチャイルドが個人のエゴを刺激するためです。
「まずい」と思うと自分を守るために感情的なアレルギーを起こして、一つ一つの出来事に過剰反応させてしまうのです。

これは見方を変えれば「コロナは風邪だ！」と言って【わざと】対策なしで街に行ったりする人たちも同様だと感じます。
なぜなら、本当に不安感を感じていないならわざわざそんなことをせずに普通に暮らしていればいいだけなのですから。

本質的には「不安感が強い」「攻撃的になる」「極端な行動を起こす」ことは同じバーストラウマやインナーチャイルドの根っこからきていることが多いように感じます。

それではヒーリングにおいて心の汚濁を取っていくことで何が起こってくるのでしょうか？
それは「不安なく毎日を過ごせる」ということです。

すごく普通のことを言っているようですが、バーストラウマやインナーチャイルドの影響が強まるとこの普通のことができなくなってしまうのです。

ちなみにこの「不安なく」とは【何も考えずに危険なことをするようになる】ことではありません。
しっかりと現状を確認して、適切な危機感で問題に対処できるようになるということです。

コロナに限らず日常生活すべてにおける出来事に言えますが、現実的に、そして楽天的に対処をしていくことによって自らの心理的負担が減るばかりか、周りの人たちの心理的負担も減らすことができるのです。

いまだ起こっていないことに過剰に不安を感じず、起こってしまったことには感情的にならず適切な対処ができる。
一見普通のことに思えますが、現実的に実践することは難しいことです。
この心構えを育む下地はバーストラウマやインナーチャイルドといった心の汚濁の解消にあると私は考えています。