自動 脱水機

脱水がネックになっている理由

エムテック株式会社は、食品・飲料製造設備の機器を製造販売、メンテナンスを行っています。
食品・飲料製造機器メーカーで設計を20年に渡って手がけてきた経験を生かして、連続脱水機、調合設備、洗浄設備を自社開発し、他社のポンプや充填機などと連携させて自動化したラインを構築します。
特にキャベツや人参、シイタケ、タケノコといった野菜、惣菜や乾燥食品など、個々の材料によって脱水率の調整も様々で、原料の線維組織を壊さないために乾燥の工程では、遠心分離機を使っています。従来ではカットから製品を充填するまでに脱水したものを取り出す作業など、どうしても人の手を入れざるを得ない部分がありました。また遠心分離機を通常1分間に1万回という高速回転をさせるため消費電力も高くなり、定期的なメンテナンスも欠かすことができませんでした。

連続脱水機でラインを自動化

惣菜や冷凍食品、乾燥食品などの乾燥の過程では、脱水の際に原料を濾布に入れて脱水機に入れ、その後取り出すという一連の過程は人の手で行われてきたため製造ラインを自動化するのが難しかったのです。
しかし弊社の脱水機では、原料をプレカットしてホッパーから定量を供給していけば、スパイラル底部に当たった後、固形物はバスケットの側面に遠心力で押し付けられて水分はケーシング下部から排出されます。
固形物は脱水されながら上昇していき、既定の水分量に達したものが機外に排出される仕組みになっています。
回転数は可変式なので、脱水率は材料に合わせて調整することができます。
前後の工程への接続が簡単で、コンパクト設計のため設置のスペースを大きくとりません。
自動化のネックになっていた脱水が連続して行われることで、人件費と燃料費の大幅な節約に貢献します。

新規計画や現設備の改良の手順

エムテック株式会社では、お客様からの新規計画や現設備を改良、一部の機器を更新したりするご要望を3つの視点から検討させていただきます。
ユーザーの視点、メーカーの視点、設備の視点に立って、お客様の設置スペースにできるだけ省スペースで対応できて、能力、性能が高く、前後のラインに適合した利便性の高い機器で、価格やランニングコストを安価に抑える設備をご提案いたします。
まず計画や現設備やスペースの確認に伺います。
現設備の改良や一部変更では、現工程での問題点から、機器の配置、搬入経路、人の動線を考慮してレイアウト図案を作成し、製造工程の確認とユーティリティー使用量、排水量を確認してフローシート図案を作成します。
機器詳細仕様、総ユーティリティー使用量、総排水量を確認して、各機器の価格と総価格の見積書を作成いたします。