オーガニックヘアカラーって?何が違う?

近頃は、自然派志向が普及してきた影響で世間では「オーガニック」が良いとされています。
美容室でも「いつものカラーにプラス1000円で肌に優しいオーガニックのヘアカラーに変更できますよ」なんてのが主流だったりします。
肌に優しいオーガニックのヘアカラーがあるなら、プラス1000円追加料金じゃなくて、その優しくない方のヘアカラーを大幅値引きするか、そもそも優しくないカラーってわかってるんだったら使用しないでほしいのですが・・・。
しかし、美容室も商売ですから・・・。
今までのヘアカラーを在庫抱えたままではたまりませんが、少しでも良心的なサロンなら今までのアルカリカラーが優しくなくて、優しいカラーが誕生したと気づいた時点で全てを「オーガニックヘアカラー」に切り替えるはずです。
さて、このオーガニックヘアカラーと普通のヘアカラー、つまりアルカリカラーとは何が違うのでしょうか?
ひと言で答えるなら「実はほとんど同じなのです」
「え?切り替えない理由ってもしかしてそれなの?」という声が聞こえてきそうですが、「オーガニックヘアカラーはほぼ普通のアルカリカラーなんです」
これだけだと詐欺みたいな話なので、説明させてください。
オーガニックヘアカラーというのは普通のアルカリカラー剤の中にオーガニックエキスを混ぜたものをオーガニックヘアカラーまたはオーガニックカラーと呼んでいます。
つまり、このオーガニックエキスの量でオーガニックカラーの「オーガニック」という部分はかなりの差がでてきます。
しかしながら、カラーリングの仕組みとして髪の中の色素を脱色して(メラニン色素がたくさんあるから黒いのです)、変わりとなる染料を入れる(抜くだけだと白くなっちゃいますよね?)ことでアッシュやピンクなど様々なカラーにすることができますが、50%を占める脱色という作業には「オーガニック」は関係していません。
残りの50%のうちの何%かに「オーガニック」が関係しているだけだと考えると、大きな差はないと言ってしまうのも仕方がないでしょう。

オーガニックヘアカラーはしみない?

オーガニックヘアカラーはしみないか?
これは一概には言い切れませんが、普通のアルカリカラーよりは多少ましだとは思います。
ほとんどが同じだとはいっても、メーカーも日々研究を重ねて進化している美容業界。
初期のオーガニックヘアカラーよりはかなり良くはなっています。
といっても、根本的な仕組みは変わりません。
そもそも、ヘアカラーの仕組みというのは1剤と2剤を混ぜ合わせて作られるのですが、この2剤というのは過酸化水素です。
メーカーごとに過酸化水素にいろいろな薬品を混ぜて特徴をだしていますが、結局のところどれも過酸化水素であることは変わりません。
この過酸化水素というのはタンパク質を溶かす作用があります。
この性質を利用して髪の表面のタンパク質から成るキューティクルを開くという重要な役割を持ちます。
しかし、カラー剤は地肌になるべくつけないように塗ってあげればよいですが、大概は地肌ベタ付けではないでしょうか?
根元に黒い部分(白髪染めなら白い部分ですね)が残るのが嫌だから地肌から塗りますね。
たとえぎりぎりのところまでしか塗らなくても多少は地肌に付いてしまいます。
髪のキューティクルは硬いうろこのようなもので、それをこじ開けるほどのパワーのものが同じタンパク質から成る頭皮に付けばしみないことはないでしょう。
つまり、カラー剤の半分は過酸化水素なのでオーガニックであろうとなかろうと、しみる人にとっては多少ましな程度で変わりはないのです。

オーガニックヘアカラーはどこも同じ?

オーガニックヘアカラーが普通のアルカリカラーと違わないなら、どこでも同じでしょうか?
いえいえ、そんなことはありません。
そもそも、メーカーが作った「オーガニックカラー」をそのまま何も考えずにべたべた塗るだけでは「本当のオーガニックカラー」とは言えません。
頭皮や髪をカラー剤の過酸化水素から守り、アルカリ剤を残さないように取りきってあげることができれば、「オーガニックカラー」を使用しなくても「本当のオーガニックカラー」となります。
シャペルシェでは、カラー剤によるケミカルダメージから守るために、フラーレンなどの抗酸化成分を贅沢に使用し、特許技術でカラー剤自体を包み込み、頭皮を保護し、過酸化水素によるラジカルを抑え、パイウォーターという超軟水をマイクロバブル化したものに水素を溶け込ませることで、残留アルカリや残留化学物質を完全に取り除くことで、どこにもない「究極のオーガニック」を実現したオーガニックヘアカラーが体験できます。