明日から節気が立冬に変わります。
木枯らしが吹きはじめ、冬の気配が感じられるようになる頃。暦の上ではこの日から立春の前日までが冬になります。
古くからの暦には、1年十二ヶ月は干支と五行が配当されていまして、明日からは亥水(いのしし)の月になります。
干支というと、年賀状でお馴染みの12頭の動物ではよく知られています。
月も実は干支がそれぞれ配当されているのですよ!
ということで、明日からは亥水の月です。
亥といえば、話題に事欠かない「鬼滅の刃」。
その登場人物の伊之助の被る亥イノシシ。
猪突猛進!猪突猛進!ととにかく落ち着きなく動き回るあの異色のキャラクターです。
五行の水は五常の「智」にあたります。
智とは知る、理解する、比べる、計画する、などの意味があります。
伊之助が炭治郎とのやりとりで色々なことを学んでいく場面が出てきますよね!
その時にふわふわーっと伊之助がいい気分になっている姿がとてもかわいらしいです。
「智」知ることによって心が成長し、五行では木の仁=愛が生まれてるんだなぁと思い測ることができます。
水は木を育てますので、智は仁という愛を生むということを表現されているのではないでしょうか?
また、猪突猛進の無鉄砲な行動=火(礼)が智=水によって制御され、また伊之助の心はさらなる成長へと進む。
「鬼滅の刃」にはそこかしこに、陰陽五行や五常の徳が散りばめられていて、それを発見するのもまたマニアックな楽しみ方です!