今年のはじめ頃から、何故か左手の中指だけ湿疹による痒みがひどくなっていました。

それ以外の指はなんともなくて他に身体でどこか不調があるわけではなかったので、しばらく様子をみていました。
あまりにも痒みがひどくて搔きすぎにより皮膚が傷み指はむくみエネルギーの流れがそこだけ停滞しているような印象を受けました。

そこで、いつもお世話になっている漢方の先生に煎じ薬を送ってもらい飲むことにしました。

1カ月ほど飲み続けると皮膚の症状は回復に向かいやっと正常な皮膚に戻ってきました。

その後もしばらく煎じ薬を続けることにしました。
煎じ薬を飲み始めて2カ月目になると皮膚はほぼ元に戻っていましたが、ここでやめたらまたあの痒みがぶり返すのではないかと、思ったのでまだ続けていました。

すると、なんだか胃腸の不調を感じるようになってきました。薄々、煎じ薬が今の自分の身体にはもう合わないのかもしれないと気がついていましたが、いやそんなことはない、まだ半月以上も残ってるし飲まないともったいないし。などと色々理由をつけて飲み続けていました。

しかしながら漢方の煎じ薬はとてもエネルギーが強いのです。
よっぽど身体の弱った時であればてきめんに効果を発揮してくれます。

漢方薬も使い分けが必要なのでしょう、短時間で強い生薬を使うこともあれば、身体の滋養を高めるような長く使っても大丈夫な生薬など。

以前、私は命の危機を感じるくらいの体調の変化が一気に押し寄せた時がありました。その時の処方された漢方薬は驚くほどの回復を助けてくれました。
この時は身体の根本を整えるようで長く使っても大丈夫な漢方薬でしたし、自分の体もそのような状態でした。

そんなこともあり今回は症状が落ち着いたにもかかわらず、何か保険的な考えで漢方薬に依存してしまったようです。

ここで思い切って漢方薬への執着を手放すために自分の今の状態、漢方薬との相性を卍易で占ってみました!

占いの結果をみて、ああやっぱりと思いました。

残った煎じ薬は冷蔵庫で保存してまたの一大事に備えておこう。

結果、今の自分の身体に自信を取り戻しました。

今必要なのは強い煎じ薬ではない、健康を維持してくれるような日々の食事や生活習慣なのだ。

毎日不安なく居心地よく快適に生活していけるという自信を取り戻すことができました。

本当に自分を助けてくれると思い込んでいるものも、ある時を境に陰陽転化の末には自分を剋す忌神へと変貌すること!

この世は絶えず変化し、人もその中の一部。
一定ではありえないのですね。

身をもって感じた出来事でした。