アイラウイスキーの巨匠「ラガヴーリン」

ラガヴーリンは、アイラウイスキーの仲間である。アイラ島にあるラガヴーリン湾近くにある蒸留所で作られることからその名前がついた。ラガヴーリン蒸留所の佇まいはひっそりとしながらも、その建造物の格調の高さから自信が伺える。ラガヴーリンは、それを象徴したかのような情熱的で爆発するスモーキーな味わいを持ち、多数の愛好家を抱えている。

ウィスキー序章

ウイスキーも種類が豊富だ。
再世はアイルランドで造られていた。
アイリッシュ・ブッシュミルズのボトルには1606年と刻印されている。
やがてスコットランドに広がる。
スコッチと呼ばれる。
スコッチウイスキーには、普通の幾種類かのモルトを混ぜ合わせてつくったもののほかにシングルモルトと呼ばれるものがある。
そのウイスキー固有の単一のモルト(大麦酵母)を使うのだ。
シングルモルトのスコッチには、海に浮かぶアイラ島でつくられるものと本土のスペイ川の流域でつくられるものが主力で、両者は非常に異なる味だ。
アイラ島はピートと呼ばれる石炭の泥の島で、その水でつくるウイスキーは独特の香りを持ち、一種の薬品のような臭いを持つ。
このウイスキーは好き嫌いがはっきり別れる。熱狂的ファンも多い。
ラフロイグ、ボウモア、タリスカー、アードベック、ラガーブーリンなどが有名だ。
スペイサイドのウイスキーは、上流のハイランド、下流のローランド共、優雅な香りと味のウイスキーだ。
グレーンというのは谷のことで、リベット谷のグレーンリベット、マッカランも有名だ。
ブレンデットでは、バランタインやシーバスリーガル、カティサークなどが人気である。
18世紀の終わり頃、スコットランドからアメリカ、ケンタッキーに移住したエライジャ・グレイク牧師は、アメリカ大陸原産で豊富にあったトウモロコシを使ってモルトをつくる。
それと蒸留してウイスキーをつくる。
焼却場にあった焼きこげのついた板で、樽をつくり、その中で貯蔵し熟成させた。
できあがったウイスk−は、木のこげた香りが香ばしく、美味であった。
バーボンウイスキーである。
グレイク牧師の作り方を踏襲し、ターキー、ハーパー、アーリーなど、たくさんのバーボンウイスキーが生まれ、世界中で飲まれている。