自家製パン、カメリーナ エルスエーニョ

江野が愛嬌を持って「カメリーナ」と呼ぶ
トスカーナの古典的パン。
水と小麦粉だけでつくり、かつては村の共同釜で週一度だけ焼かれ、人々に愛されたカメリーナ。
ゴルジーニ村のカルロは今でもその手法でトスカーナパンを焼いている。
料理名人アンジェロも。
アンジェロは日曜日の朝、自分のレストランの中庭につくった「フォルノ」でかつてのような伝統的手法にのっとってトスカーナパンを焼く。
イスパニアの人達は、カメリーナのいとこともいえるあの堅いパンにいろいろな味と香りのオリーブオイルをつけて食べて暮らしてきたのである。