おすすめのワイン!カサーレ ヴェッキオ編 エルスウェーニョ

バローロは、イタリアのピエモンテ州のバローロ村周辺で醸造・生産されるイタリア公認の赤ワイン。イタリアワインの多くが強い酸味と少ないタンニンによる軽やかな味わいを特徴としている中で、濃いルビー色としっかりした渋みを特徴としたバローロは、その重厚な味わいから「ワインの王様」と呼称される。葡萄はネッビオーロ種であり、アルコール度数が高い。

ワインの冒険譚

赤ワインでは濃厚な味をフルボディと呼ぶ。
対して中くらいをミディアムボディ、軽めをライトボディと呼ぶ。
このアゴンターノはフルボディである。

江野が持ってきたワインはイタリアのバローロだ。
イタリア北部のピエモンテ州の代表的なワインだ。
ピエモンテのバローロとバルバレスコは
イタリアンワインの王様と女王様と呼ばれている。
愛称のとおり、バローロは力強い男性的な味わいがあり、バルバレスコは優雅なおいしさである。
特にこのほかの特産で味覚の王様トリュフと共に味わわれている。

イタリアン・レストラン・エルスウェーニョと銘打ってはいるが
ワインはイタリアにこだわらない。
各国のワインを江野の判断で仕入れる。
そのつど気に入ったワインをおすすめにしている。
ワインには、フランス、イタリア、スペインが中心的産地
ではあるが、今ではチリやアルゼンチン、ブラジル
オーストリア、ニュージーランド、南アフリカなどの南半球のワインの他
アメリカ・カリフォルニアワインなども高い評価を得ているし
そのうえ古代ワインのウクライナや中国の奥地や
アルジェリア、モロッコなどのアフリカ産も新しく注目されている。
日本のワインもすばらしいものがある。
日本では甲府、勝沼地方が伝統的ワイン産地であるが、いまや、日本の各地方でワインがつくられている。
江野の故郷九州安心院ワインが
高く評価されたのは誇らしい
ぶどうの品種にもお客様は知識とこだわりを持っている。
赤では、カベルネ・ソービニョン種、メルロー種、ピノノワール種、シラー種
が中心でイタリアのサンジャベーゼ種や、バルベーラ種
スペインのテンプラニーニョ種も有名だ
チリのカルメネール種は、十九世紀にヨーロッパで
絶滅した品種であったが、奇跡的にチリで生延びて
現代にいたるぶどうである。
白ワインはシャルドネ種、ソービニヨンブラン種、
イタリアのトレビアーノ種、ドイツのリーステング種が有名である。
ワインの歴史はとてつもなく遠い。
古代ギリシャ神話では、デュオニュソス
別名、バッカスという酒の神が人間に
ぶどうと酒を授けた。
日本の神話ではヤマダノオロチを退治する
スサノオが使った酒は、山ぶどう種と思われる。
世界各地にワインに関する神話、伝統が伝えられる。
フランスでは、伝統的にソムリエという職業があり、
類まれなる味覚とワイン知識の持ち主が、
ワインを選び提供する。
今ではソムリエ資格は世界中に広がり
ワインマニアのあこがれである。