港南区上大岡から徒歩10分、アクセスしやすいシンシア動物病院

シンシア動物病院は上大岡から徒歩10分、便利な鎌倉街道沿いにあり港南区はもちろん南区・磯子区からもアクセスしやすい場所に位置しています。バス通りに面しているのでバスのご利用はもちろん、駐車場完備していますのでお車でのお越しにも便利です。

診療時間は9:00~12:00/16:00~20:00(受付30分前まで)で比較的遅い時間まで診療していますのでお勤めから帰られてからの受診も可能です。休診日は月曜日/木曜午後で土日祝日も通常診療していますので、急な病気やケガにも対応できます。

待合室は広くゆったりしており常に有線音楽が流れております。意図しないペット同士の接触もなく、ペットや飼い主さまにリラックスして頂けると考えております。

お待ち時間を少なくしてペットのストレスを最小限にしたいと考えてできるだけご予約いただくよう推奨していますが、もちろん急な病気やケガなど、急を要する場合は直接お出でいただいてもトリアージのうえ即時対応いたします。

当院は親切・誠実をモット―にしております、どんな些細なご心配事・ご相談でも、どうぞお気軽にお問い合わせください。

さまざまな内分泌の疾患

ペットの長寿化に伴い、人と同じように生活習慣病や高齢者疾患が多く見られるようになってきました。肥満や慢性関節炎、腫瘍・癌や心臓病に腎臓・肝臓障害、そして糖尿病を始めとした内分泌疾患もそうです。

内分泌疾患とは、各臓器から分泌されるホルモン量のバランスが崩れて起こるる疾患です。ホルモンの分泌はフィードバックなどもからみ体内全体に影響を与えまた与えらえて複雑に絡み合います。膵臓から分泌されるインスリンに始まり、甲状腺・副腎皮質・上皮小体などが知られています。

ペットの糖尿病

インシュリンは膵臓から分泌されるホルモンで、体細胞の糖利用に関わっています。このインシュリンが不足したり何らかの理由で作用できず、血中にとどまっている状態が糖尿病です。人では、インシュリンに対する自己抗体ができて利用できないⅠ型と肥満やインシュリン抵抗性を示すⅡ型がありますが、犬ではⅠ型・ネコではⅡ型が近いのではないかと言われています。

症状は初期では、太っていたペットが痩せてきた、水をよく飲み尿の回数が増えたなどといった訴えがあります。病状が進むと、吐いたり下痢をしたりなどの他臓器症状が現れます。治療をせず重症化すれば、アシドーシスを起こし全身状態が悪化し命に関わることもあります。

ただし、決して治らない…という病気ではありません。きちんと検査をしたうえで適量のインシュリンを毎日接種することで血糖値を安定化させ、ペットに普通の生活をさせることが可能なのです。また医療食を給餌したり皮下点滴を併用するとより効果的なことも経験上分かっています。実際当院では何人ものペットが糖尿病の診断のうえ、治療により何年も健康を維持してQOLの高い生活を続けています。

糖尿病治療の症例

①ヨーキー、メス(避妊済)
7才で発症、当初血糖値450mg/dl前後を呈し皮下輸液とインシュリン療法を開始する。 4~5日でインシュリン量がほぼ決定し、自宅でのインシュリン接種に切り替える。 定期チェックで多少の変動あるも血糖値は3年間調節できていた。その間徐々に白内障などは進行するも全身状態は良好に維持。10才頃より徐々に肝・胆系の機能低下する共に高脂・高コレステロール血症を呈す。内服薬併用し始める。13才の頃より腎不全がみられ血糖値も不安定になる。皮下輸液等併用して治療するも、徐々に衰弱して死亡。発症より6年間インシュリン治療にて維持した事になる。

②ヨーキー、オス(去勢済)
5才で発症、当初血糖値500mg/dlと肝酵素の中程度の上昇とTG・TCHOの高値を呈した。インシュリン治療を開始し、定期的に来院し血糖値・他の測定と皮下輸液治療をしてほぼ血糖値安定させる。多少の変動ありつつも、4年後の現在も良好に体調を維持している。

③日本猫、メス(避妊済)
ほぼ通院歴なかったものが、14才のとき子宮蓄膿症を発症し摘出手術を受ける。その頃よりBUN・CREの中程度の低下のため、投薬と定期的皮下輸液を開始する。17才になった頃、多飲多尿傾向を示して血液検査で500mg/dlの高血糖とTG・TCHOの高値を示した。自宅でのインシュリン注射と定期皮下輸液・血液検査を開始。多少の体調変動はあるものの、19才になる現在も全身状態を維持している。

④雑種猫、オス(去勢済)
13才のとき多飲多尿の訴えで来院。当初血液検査ではGLU>600の高血糖とBUN・CREの中程度の上昇と高TCHOがみられ、自宅でのインシュリン治療と定期血糖値チェックと皮下輸液の治療を開始する。
15才になる2年間血糖値等体調を維持していたが、近日インシュリン液の変質か?血糖値その他の異常値を起こし全身状態悪化、対症療法で現在小康状態を維持している。

甲状腺ホルモン

〇甲状腺機能低下症
甲状腺ホルモン欠乏に起因する疾患で、高齢犬にしばしばみられ猫では非常に稀であるといわれています。
両側性の脱毛・色素沈着・角化以上・膿皮症などの皮膚症状が一般的で、その他肥満・活動低下・徐脈などがあげられます。ホルモン剤の投薬などで調節が取れることが多いです。

〇甲状腺機能亢進症
甲状腺腫または癌による甲状腺ホルモンの過剰分泌を原因とし、高齢猫では一般的で8才以上で3~4%が羅患すると推測されています。
体重減少・嘔吐下痢・多食・多動・興奮などがみられます。抗甲状腺薬を用いて調節をとりますが、甲状腺切除手術を選択する場合もあります。

副腎皮質ホルモン

〇副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)
生体内でコルチゾールなどが過剰になることで引き起こされる疾患で、猫より犬に多いといわれています。脳下垂体や副腎皮質の腫瘍に起因するものと、グルココルチコイドの長期利用による医原性のものに分かれます。
多飲多尿や多食・腹囲膨満・脱毛・皮膚菲薄化・面皰などを特徴とします。グルココルチコイドの合成阻害剤などの薬物治療の他、腫瘍性のものは手術・放射線治療などがあげられます。

副腎皮質機能低下症(アジソン病)
副腎皮質から分泌されるステロイドホルモンの不足により起こる疾患で、若~壮年の雌犬に好発し猫では極めて稀であるといわれています。特発性の副腎皮質の委縮を原因とすることが多いようです。
グルココルチコイド・ミネラルコルチコイドの両者が不足し、虚弱・食欲不振・体重減少・下痢嘔吐・徐脈・低体温などがみられ、さらにストレスが加わると突然のショックに陥り緊急治療の対象となることもあります。ショック時には緊急治療をし、維持状態ではグルコチコイドの利用・電解質調節などがあげられます。

土日・祝祭日も通常診療をしています。

休診日は月曜日と木曜午後となっており、土日・祝日も通常診療しています。
診療時間は9:00〜12:00・16:00~20:00(受付は30分前まで)12:00~16:00は手術・往診に充てています。
相談のうえ往診も可能です(別途往診料掛かります)。

インフオームドコンセントを大切にしている動物病院です

シンシア(SINCERE)とは正直な・誠実な・心の温かい…そんな意味だそうです。当院を開業するにあたって、そのような病院でありたいと思い名付けました。そしていつまでもペットと飼い主さまに寄り添う、そのような病院であり続けたいと日々努力しています。

当院はインフォームドコンセントを大切にしています。ペットの病気やけがを抱え不安な気持ちでいらっしゃる飼い主さまに寄り添うには、そういった不安な気持ちを受け止めたうえで十分な説明をして、治療方針や金額についても十分に納得していただき、飼い主さまと力を合わせて治療にあたっていきたいと願っているからです。

小動物診療に携わり30年余り当院を開業して20年弱、豊富な経験と学んだ技術で地域に密着した町医者として、外科・内科はもちろん皮膚科・眼科・産科などあらゆる分野をこなしています。また2次病院と連携を密にとり、高度医療を希望される方の橋渡しをしたりセカンド・オピニオンも受け付けており、飼主さまの希望する多種多様にわたる医療の提供を心掛けています。

「こんな些細な質問をしたら笑われるのではないかしら…」そんなご心配はご無用です。親切・丁寧がモットーの当院に、どうぞお気軽にお問い合わせください。

シンシア動物病院の思い

当院の院長は、子供の頃に犬を飼っていました。当時は予防接種の種類も多くなく、治療することが難しかったフィラリアに感染し、亡くなってしまったのです。その時の悔しい思いを胸に獣医師を志しました。

ペットは家族の一員です。一緒に過ごすその日々が、どれだけ私達に癒しと幸福感を与えてくれることでしょうか。
そんな大切なペットのために、病気の治療はもちろんのことできるだけ病気にならないように、予防接種や健康診断など予防医学にも力を入れております。

「シンシア」とは「誠実な、親切な」という意味があります。
その名の通り、いつまでも誠実で親切な動物病院であり続けたいと日々自らに言い聞かせて努めております。

4月は愛犬のための予防の季節です

4月になりました。サクラが咲き始めるも花冷えの日が続きます。しかし季節が進むと気温は一気に上昇してくるでしょう。暑くなってくると動物病院への通院は愛犬にストレスがかかります。まだ涼しく比較的空いている4月前半に、狂犬病やフィラリアなど必要な予防を始められることをお勧めしています。尚、ご予約いただいたけると、お待ち時間がさらに短くなりますのでご検討ください。

愛犬のためのウェルネス予防プラン受付始めました。

~「ウェルネス」とは健康に日々の生活を暮らすということ~

狂犬病予防注射や混合ワクチン接種、フィラリア予防やノミ・ダニ予防…愛犬に一年間に必要な予防はこんなにあります。これら一年間に必要な予防がセット(狂犬病注射・登録はオプションです)になっていて、年間の予防費用を通常料金から(割引きポイント利用で)最大で30%まで応援させていただきます。4月から一年間いつでも利用でき、割引ポイントカードなど会員さまだけの特典が盛り込まれています。また健康管理のための健康診断や各種検査もプランに組み込まれ、必要に応じてコースをお選びいただけます。

ついつい忙しくて予防を忘れてしまいそうとか、愛犬の健康管理はしっかりしたい…こんな方々にお勧めです。興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。