上大岡から徒歩10分、港南区・南区からも近いシンシア動物病院

シンシア動物病院は上大岡から徒歩10分、便利な鎌倉街道沿いにあり港南区はもちろん南区・磯子区からもアクセスしやすい場所に位置しています。バス通りに面しているのでバスのご利用はもちろん、駐車場完備していますのでお車でのお越しにも便利です。

診療時間は9:00~12:00/16:00~20:00(受付30分前まで)で比較的遅い時間まで診療していますのでお勤めから帰られてからの受診も可能です。休診日は月曜日/木曜午後となっており土日祝日も通常診療していますので、急な病気やケガにも対応できます。

待合室は広くゆったりしており常に有線音楽が流れております。意図しないペット同士の接触もなく、ペットや飼い主さまにリラックスして頂けると考えております。

お待ち時間を少なくしてペットのストレスを最小限にしたいと考えてますので、できるだけご予約いただくよう推奨していますが、もちろん急な病気やケガなど急を要する場合は直接お出でいただいても随時対応いたします。

当院は親切・誠実をモット―にしております、どんな些細なご心配事・ご相談事でもどうぞお気軽にお問い合わせください。

土日・祝日も通常どおりの診療しています

休診日は月曜日と木曜午後となっており、土日・祝日も通常診療しています。
診療時間は9:00〜12:00・16:00~20:00(受付は30分前まで)

12:00~16:00は手術・往診に充てています。往診も可能ですので、事前にご相談下さい(別途往診料掛かります)。

暑い夏も寒い冬のも、心臓にも負担をかける可能性があります。

《熱中症》
熱中症とは、高温多湿の環境のもとで高体温・脱水によっておこる全身疾患です。熱中症により高体温になると全身の臓器が障害を受け最悪の場合多臓器不全を起こし死に至ることもあります。ペットの場合夏期に多い症状ですが、トリミング中のドライヤーの熱風で発症することもあります。特に、短頭種や肥満のペット・心臓や呼吸器疾患を持つペットには注意が必要です。症状は高体温・粘膜の充血・頻脈やパンティングですが、重篤になと嘔吐下痢や運動障害・虚脱・意識消失やけいれんなどを起こします。高齢のペットでは外見は軽症状でも、内臓でのダメージが大きく症状が重篤になるケースもありますのでさらに注意が必要です。

外出は高温になる日中はできるだけ避けて、散歩も早朝や深夜の涼しい時間帯を選びましょう。また室内においても、温度・湿度の調節に加えて風通しを良くして空気の停滞を防ぐこともポイントです。もし、ペットの症状にいつもと異なる様子が見られたら、動物病院に相談されるか受診されることがお勧めです。


《寒冷刺激》
寒くなると末梢血管が収縮して血圧が上がり、心臓に負担をかけます。特に寒暖差が激しい環境ではヒートショックを起こし重篤な状態を起こしかねません。心臓に持病のあるペットはお家の中でも油断禁物です。

ペットの長寿化により、心臓病なども増えてきています。

心臓病は一般的に高齢のペットで多いといわれていますが、フィラリア感染症や先天性奇形・心臓の弁膜症・心筋症または腫瘍など、原因も好発種や好発年齢も様々です。また右心の異常なのか左心の異常なのかで、症状も異なってきます。息切れや運動不耐性から始まり、咳や呼吸困難や重症化すると腹水がたまったり失神を起こすこともあります。

そういった臨床症状が現れるころには、病気がかなり重症化していることが多いものです。何かしら症状が見られたら早めに受診するのはもちろんですが、特に中年以降には定期的に健康診断を受け聴診などから早期に異常を検出することが必要です。
聴診など一般身体検査に始り、レントゲン検査や心電図検査、場合によっては超音波検査などの精密検査が必要となってきます。また、健康診断での血液検査で、心臓の特有ホルモン値を測定することで、その予兆をつかむ有効な方法となります。

ペットの心臓病のあれこれ

犬糸状虫症(いわゆるフィラリア症)
フィラリアが蚊の媒介で犬に感染し、半年ほどかけて成長しながら皮下組織から血管に入り、最終的に肺動脈や右心系に入り成虫となります。咳や呼吸困難、肝不全や腹水貯留などが起こります。

心臓弁膜症(三尖弁・僧帽弁)
心房室の間の弁が劣化して閉鎖不全を起こし、心臓内での血液の逆流を起こします。特に左心僧帽弁閉鎖不全では、軽度では運動不耐性や興奮時の発咳などが見られ、重篤になれば安静時でも発咳が見られ、肺水腫で呼吸困難や失神を起こし生命にかかわる状態になることもあります。心尖部聴診での雑音でGⅠ~Ⅳに区分され、心電図・レントゲンや心臓マーカーで検出します。好発犬としてキャバリアやマルチーズ・チワワなど小型犬があげられ、高齢で発症しやすい様です。

心筋症(拡張型・肥大型)
拡張型心筋症は心筋の収縮力が低下して心臓内腔が拡大したり心筋が肥大したりします。犬では大型犬に多発傾向があります。猫の肥大型心筋症では、心房拡大によりハート型のバレンタインハートと呼ばれる輪郭を呈することがあります。今場合、一般的な心不全の症状に加え、血栓塞栓症を起こして突然の後躯麻痺を起こすことが知られています。

その他の心臓病
珍しいもので、動脈管開存症・肺動脈狭窄症などの先天性心疾患(奇形)や心臓腫瘍、さまざまな不整脈などがあげられます。

心臓疾患 症例1

柴犬 14才 オス
重度心不全 心雑音3/4と心拡大像
たびたび肺水腫を起こすも、利尿剤・降圧剤にて現状維持

心臓疾患 症例2

ボーダーコリー 12才 オス
心雑音3/4と心拡大像、会陰ヘルニア発症
ヘルニア修復手術後、利尿剤・降圧剤にて現状維持

心臓疾患 症例3

猫, 13才 オス
完全尿路閉塞で救急来院、会陰部尿道瘻形成術施行後肺水腫を発症
点滴量を減らし、利尿剤・降圧剤・強心剤にて回復し現在も投薬中

心臓疾患 症例4

シェルティー 10才 メス
呼吸困難にて来院。心臓性肺水腫の診断し、循環器専門病院を紹介し弁置換手術を受ける。現在内服薬を処方しつつも、症状安定。

心臓疾患 症例5

チワワ 8才 オス
定期検診にて心雑音とANP値上昇を見る、内服薬処方するも漸次悪化。循環器専門病院にて弁置換手術を受ける。現在、処方薬なしで症状安定。

心臓疾患 症例6

猫 13才 オス
肺水腫による呼吸困難で来院
いしている循環器専門病院にて心筋症の診断を受ける、定期検診受けつつも現在は内服薬で症状安定。

血液検査で心臓病を検出する。

ANP(心房性ナトリウム利尿ペプチド)
ANPとは利尿作用を持つペプチドホルモンで、主に心房の心筋細胞で生成・分泌されます。生成時はproANPであったものが、分泌時にANPとNT-proANPに分断されます。これらは、心房の伸展刺激(たとえば心房室内圧の上昇・心房室内腔の拡張・心筋肥大など)で即時的に血中に放出され、うっ血性心不全のバイオマーカーとして活用することができる物質です。このバイオマーカーは採血して測定するだけで、血行動態を客観的な数値で評価する事ができ、心房うっ血兆候の指標として優れています。

ANPは犬のMR(僧帽弁閉鎖不全症)の早期から重症度に応じて徐々に上昇し、症状をリアルタイムに反映する事ができるといわれています。早期診断により、適切な投薬あるいは手術といった早期治療介入が可能となり、余命の延長効果をもたらします。
NT-proBNPが心筋症・動脈弁狭窄症の早期発見が可能といわれ、猫の心筋症の検出に有効とされています。

hs-cTnl(高感度心筋トロポニン)
心筋線維に存在する蛋白です。心筋の損傷により血中に放出されるので、心筋の障害の評価・予後の判定に用いることができます。

4月は愛犬のための予防の季節です

4月になりました。サクラが咲き始めるも花冷えの日が続きます。しかし季節が進むと気温は一気に上昇してくるでしょう。暑くなってくると動物病院への通院は愛犬にストレスがかかります。まだ涼しく比較的空いている4月前半に、狂犬病やフィラリアなど必要な予防を始められることをお勧めしています。尚、ご予約いただいたけると、お待ち時間がさらに短くなりますのでご検討ください。

愛犬のためのウェルネス予防プラン受付始めました。

~「ウェルネス」とは健康に日々の生活を暮らすということ~

狂犬病予防注射や混合ワクチン接種、フィラリア予防やノミ・ダニ予防…愛犬に一年間に必要な予防はこんなにあります。これら一年間に必要な予防がセット(狂犬病注射・登録はオプションです)になっていて、年間の予防費用を通常料金から(割引きポイント利用で)最大で30%まで応援させていただきます。4月から一年間いつでも利用でき、割引ポイントカードなど会員さまだけの特典が盛り込まれています。また健康管理のための健康診断や各種検査もプランに組み込まれ、必要に応じてコースをお選びいただけます。

ついつい忙しくて予防を忘れてしまいそうとか、愛犬の健康管理はしっかりしたい…こんな方々にお勧めです。興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

インフオームドコンセントを大切にしている動物病院です

シンシア(SINCERE)とは正直な・誠実な・心の温かい…そんな意味だそうです。当院を開業するにあたって、そのような病院でありたいと思い名付けました。そしていつまでもペットと飼い主さまに寄り添う、そのような病院であり続けたいと日々努力しています。

当院はインフォームドコンセントを大切にしています。ペットの病気やけがを抱え不安な気持ちでいらっしゃる飼い主さまに寄り添うには、そういった不安な気持ちを受け止めたうえで十分な説明をして、治療方針や金額についても十分に納得していただき、飼い主さまと力を合わせて治療にあたっていきたいと願っているからです。

小動物診療に携わり30年余り当院を開業して20年弱、豊富な経験と学んだ技術で地域に密着した町医者として、外科・内科はもちろん皮膚科・眼科・産科などあらゆる分野をこなしています。また2次病院と連携を密にとり、高度医療を希望される方の橋渡しをしたりセカンド・オピニオンも受け付けており、飼主さまの希望する多種多様にわたる医療の提供を心掛けています。

「こんな些細な質問をしたら笑われるのではないかしら…」そんなご心配はご無用です。親切・丁寧がモットーの当院に、どうぞお気軽にお問い合わせください。

シンシア動物病院の思い

当院の院長は、子供の頃に犬を飼っていました。当時は予防接種の種類も多くなく、治療することが難しかったフィラリアに感染し、亡くなってしまったのです。その時の悔しい思いを胸に獣医師を志しました。

ペットは家族の一員です。一緒に過ごすその日々が、どれだけ私達に癒しと幸福感を与えてくれることでしょうか。
そんな大切なペットのために、病気の治療はもちろんのことできるだけ病気にならないように、予防接種や健康診断など予防医学にも力を入れております。

「シンシア」とは「誠実な、親切な」という意味があります。
その名の通り、いつまでも誠実で親切な動物病院であり続けたいと日々自らに言い聞かせて努めております。