大変な年であった2020年が終わろうとしています。

大変だった令和2年(2020年)も終わりを告げようとしています。果たして来年はどんな年になるのでしょうか?

さて12月・1月は行事やイベントも多く何かと慌ただしい年末年始です。ペットと飼い主のみなさまはいかがお過ごしでしょうか?
今年はペットと共にお家でお正月を迎えられる方も多いのではと思われます。楽しいけれどいつもと違った日常に、はしゃいでいたペットの愛犬や愛猫も体調を崩すこともあったり、思わぬ事故に遭うこともあるかもしれません。動物病院も休診の所も多く、慌てて救急病院に駆けつけなければならないことの無いように、避けられることは防いでおきたいものですね。

ちょっと念頭に置いておくことで防げる病気や事故のポイントを挙げておきたいと思います。ちょっとした心の準備をして楽しい思い出に傷がつかないようにして、この季節を思いきり楽しんでください。

お家時間が多くなりそうな今年の年末年始、元気でペットと楽しく過ごしたいものですね。

《寒い冬に多い病気》

①冬に多い病気には、まず風邪をはじめとした呼吸器疾患があげられます。空気が乾燥すると気道の粘膜の抵抗力が落ちて感染しやすくなります。予防注射をすることで、たとえ感染しても症状を軽くする事ができますがやはり100%抑えるわけではなく、また予防できるウィルスや細菌なども限られています。予防接種をしたうえで大切なのは環境を整え、ペット自身に病気に抵抗する体力と抵抗力をつけることが大切です。お部屋の気温と適度な湿度を保ち、バランスの良い食餌によりペットに栄養をつけるよう心がけましょう。適度な運動は呼吸器の発達に役立つでしょう。

②次に寒冷刺激により、どうしても消化器疾患…特に下痢・嘔吐などが多くなります。消化力の低下する時期には、バランスがよく消化の良い食餌を適量に与えることまた食べなれたものを与えることなどがポイントです。さまざまな行事の多い時期ですが、誤食や過食は下痢のきっかけになりますので気をつけましょう。

③寒さ自体の刺激やトイレを我慢したりすることで、膀胱炎を起こすことが多くなります。おしっこを溜めることで細菌感染をおこしやすくなり、また尿が濃縮することで尿砂や尿石が析出して尿路閉塞の原因になったりします。特に尿道の狭いオスの犬や猫では、尿路閉塞により重篤な症状を起こしてしまいます。また、高齢の犬猫では循環量が減ることで腎臓に負担をかけてその機能を低下させます。これらの事で末期の尿毒症をおこせば命に関わってきます。ペットの飲水量とトイレでの排尿状態はいつもチェックして、少しでも異常が見られたらまず動物病院に相談しましょう。

④忘れてならないのは心臓に持病のあるペットです。夏場の高温多湿心臓に悪いことはもちろんですが、冬の寒さも血管が収縮することで心臓に負担をかけてきます。人でも問題になっているヒートショックがペットにも起こりうるのです。暖かい室内からいきなり寒いお外に出ることなどの無いよう気をつけましょう。

ペットを守る、お家の中での注意事項

《室内で起こりやすい事故》

①行事の多い季節では、室内で思わぬ事故を起こすことがあります。ペットの救急病院に駆け込む原因で一番多いのは、ペットの誤食なのだそうです。おもちゃや食品の包装などを食べてしまったら、まずは吐き出させる方法がありますが、それができない状況では麻酔をかけて内視鏡で摘出したり、場合によっては手術で取り出さなくてはならない場合も出てきます。

また、人の食べ物でもペットにとっては毒になるものもあります。チョコレートやキシリトールまたネギ類など、ペットがいたずらしないように気をつけて下さい。

百合の花やその他ある種の観葉植物はペットに有害な場合があります。お家の植物がペットにとって有害かどうかあらかじめ確かめておき、危険なものはペットの届かない場所に移動しておきましょう。

②その他
抱いていてペットを落としてしまい骨折してしまった、ドアや家具にペットを挟んでしまった、水のたまった湯船に落ちてしまった、ペットの上にお湯をかけて火傷を負わせてしまった…みんなお家で起こった事故です。

お家の中も意外に危険がいっぱいです、楽しい
お休みが台無しにならないようにお気を付けください。

2020~2021年にかけての年末年始のご案内

《年末年始の診療のお知らせ》
12/30(水)・31(木)までは通常診療、但し木曜午後は定休診です。
12/31(木)午後より1/4(月)までは休診となります。
1//5(火)より通常診療です。

《年末年始のペットホテルのご案内》
年末年始のペットのお預かりを承っています(混合ワクチン接種済必要)
チェックイン・チェックアウトは原則診療時間内となっています。
お正月は1/1のみホテルの出入は受け付けていませんが、1/2以降はチェックイン・チェックアウトができます。

ご予約はお早めにお願いいたします。

横浜市南区のシンシア動物病院はこんな病院です。

シンシア動物病院は横浜市上大岡から徒歩10分、便利な鎌倉街道沿いにあり港南区はもちろん南区や磯子区からもアクセスしやすい場所に位置しています。バス通りに面しているのでバス・タクシーでのご利用はもちろん、駐車場完備していますのでお車でのお越しにも便利です。

待合室は広くゆったりしており常に有線音楽が流れております。意図しないペット同士の接触もなく、ペットや飼い主さまにリラックスして頂けると考えております。

お待ち時間を少なくしてペットのストレスを最小限にしたいと考えてますので、できるだけご予約いただくようお勧めしていますが、直接ご来院されてもできる限り待ち時間が少なくなるよう最大限の努力をいたします。もちろん急な病気やケガなど急を要する場合はトリアージのうえ、すぐ診療できるよう対応しています。

診療時間は9:00~12:00/16:00~20:00(受付30分前まで)で比較的遅い時間まで診療していますのでお勤めから帰られてからの受診も可能です。休診日は月曜日/木曜午後となっており土日祝日や夏休みなど長期休暇中も通常診療していますので、急な病気やケガにも対応できます。

当院は親切・誠実をモット―にしております、どんな些細なご心配事・ご相談事でもどうぞお気軽にお問い合わせください。

シンシアとは正直・誠実…そんな意味から名付けました。

シンシア(SINCERE)とは正直な・誠実な・心の温かい…そんな意味だそうです。当院を開業するにあたって、そのような病院でありたいと思い名付けました。そしていつまでもペットと飼い主さまに寄り添う、そのような病院であり続けたいと日々努力しています。

当院はインフォームドコンセントを大切にしています。ペットの病気やけがを抱え不安な気持ちでいらっしゃる飼い主さまに寄り添うには、そういった不安な気持ちを受け止めたうえで十分な説明をして、治療方針や金額についても十分に納得していただき、飼い主さまと力を合わせて治療にあたっていきたいと願っているからです。

小動物診療に携わり30年余り当院を開業して20年弱、豊富な経験と学んだ技術で地域に密着した町医者として、外科・内科はもちろん皮膚科・眼科・産科などあらゆる分野をこなしています。また2次病院と連携を密にとり、高度医療を希望される方の橋渡しをしたりセカンド・オピニオンも受け付けており、飼主さまの希望する多種多様にわたる医療の提供を心掛けています。

「こんな些細な質問をしたら笑われるのではないかしら…」そんなご心配はご無用です。親切・丁寧がモットーの当院に、どうぞお気軽にお問い合わせください。

引き続きコロナ対策にご協力をお願い申し上げます。

危機的な状況にも思われ先行きの見えない不安ばかりの近日になってしまいました。ペットの健康は心配だけれども、ウィルス感染が心配で動物病院へ行けないなどのお悩みの方も多いことと思います。飼い主さまの不安を少しでも和らげるべくシンシア動物病院も努力しております。

《新型コロナウィルス感染予防のための当院の取り組み》
◇飼い主さま専用の手洗い場所と消毒液を受付に設置しております。
◇空気清浄機を設置し、換気を心掛けております。
◇お待ちの患者様の途絶えたところを見計らい、待合室の消毒拭き掃除をしております。

◆当院は比較的待合室が広めですので、患者さまどおし距離を置いてお待ちいただけるようになっております。
◆当院は90%以上の方が予約してご来院いただいておりますので、お待ち時間が少なく待合室での待機時間が少なくなっております。もちろん緊急時その他直接ご来院頂くことも可能で、速やかに診察できるよう最大限努力いたします。

不安の多い時期こそ冷静に対処してゆく姿勢が必要かと思われます。シンシア動物病院も精一杯努力してまいります、皆さまのご協力を切にお願い申し上げます。