行事も多く何かと慌ただしい年末年始です、ペットと飼い主さまはいかがお過ごしでしょうか?

令和元年も終わりに近づき、行事やイベントも多く何かと慌ただしい年末年始です。ペットと飼い主のみなさまはいかがお過ごしでしょうか?

帰省や行楽にとペットを同伴される方もいらっしゃるでしょう。また、ペットと共にお家でお正月を迎えられる方も多いのではと思われます。楽しいけれどいつもと違った日常に、はしゃいでいたペットの愛犬や愛猫も体調を崩すこともあったり、思わぬ事故に遭うこともあるかもしれません。動物病院も休診の所も多く、慌てて救急病院に駆けつけなければならないことの無いように、避けられることは防いでおきたいものですね。

ちょっと念頭に置いておくことで防げる病気や事故のポイントを挙げておきたいと思います。ちょっとした心の準備をして楽しい思い出に傷がつかないようにして、この季節を思いきり楽しんでください。

冬に気をつけたいペットの事故や病気

《寒い冬に多い病気》

①冬に多い病気には、まず風邪をはじめとした呼吸器疾患があげられます。空気が乾燥すると気道の粘膜の抵抗力が落ちて感染しやすくなります。予防注射をすることで、たとえ感染しても症状を軽くする事ができますがやはり100%抑えるわけではなく、また予防できるウィルスや細菌なども限られています。予防接種をしたうえで大切なのは環境を整え、ペット自身に病気に抵抗する体力と抵抗力をつけることが大切です。お部屋の気温と適度な湿度を保ち、バランスの良い食餌によりペットに栄養をつけるよう心がけましょう。適度な運動は呼吸器の発達に役立つでしょう。

②次に寒冷刺激により、どうしても消化器疾患…特に下痢・嘔吐などが多くなります。消化力の低下する時期には、バランスがよく消化の良い食餌を適量に与えることまた食べなれたものを与えることなどがポイントです。さまざまな行事の多い時期ですが、誤食や過食は下痢のきっかけになりますので気をつけましょう。

③寒さ自体の刺激やトイレを我慢したりすることで、膀胱炎を起こすことが多くなります。おしっこを溜めることで細菌感染をおこしやすくなり、また尿が濃縮することで尿砂や尿石が析出して尿路閉塞の原因になったりします。特に尿道の狭いオスの犬や猫では、尿路閉塞により重篤な症状を起こしてしまいます。また、高齢の犬猫では循環量が減ることで腎臓に負担をかけてその機能を低下させます。これらの事で末期の尿毒症をおこせば命に関わってきます。ペットの飲水量とトイレでの排尿状態はいつもチェックして、少しでも異常が見られたらまず動物病院に相談しましょう。

④忘れてならないのは心臓に持病のあるペットです。夏場の高温多湿心臓に悪いことはもちろんですが、冬の寒さも血管が収縮することで心臓に負担をかけてきます。人でも問題になっているヒートショックがペットにも起こりうるのです。暖かい室内からいきなり寒いお外に出ることなどの無いよう気をつけましょう。

ペットを守る、お家の中での注意事項

《室内で起こりやすい事故》

①行事の多い季節では、室内で思わぬ事故を起こすことがあります。ペットの救急病院に駆け込む原因で一番多いのは、ペットの誤食なのだそうです。おもちゃや食品の包装などを食べてしまったら、まずは吐き出させる方法がありますが、それができない状況では麻酔をかけて内視鏡で摘出したり、場合によっては手術で取り出さなくてはならない場合も出てきます。

また、人の食べ物でもペットにとっては毒になるものもあります。チョコレートやキシリトールまたネギ類など、ペットがいたずらしないように気をつけて下さい。

百合の花やその他ある種の観葉植物はペットに有害な場合があります。お家の植物がペットにとって有害かどうかあらかじめ確かめておき、危険なものはペットの届かない場所に移動しておきましょう。

②その他
抱いていてペットを落としてしまい骨折してしまった、ドアや家具にペットを挟んでしまった、水のたまった湯船に落ちてしまった、ペットの上にお湯をかけて火傷を負わせてしまった…みんなお家で起こった事故です。

お家の中も意外に危険がいっぱいです、楽しい
お休みが台無しにならないようにお気を付けください。

たとえば下痢や嘔吐で病院にかかった時の費用の目安。

《下痢や嘔吐など消化器症状がみられたときの料金の目安》
5Kg未満の猫・小型犬で成猫犬を基準としています。

◇比較的軽い下痢~軟便で、嘔吐がなく元気食欲がある場合。
診察料 ¥1000
検便 ¥500〜1000
注射なしで整腸剤・止瀉剤の処方のみ ¥2600〜   

◇急性の下痢で軽い嘔吐があり、食欲も落ちている場合。
診察料 ¥1000
検便 ¥500〜1000
注射処置 ¥3500〜
内服薬 ¥2600〜

◇重度の下痢・嘔吐があり、消化器以外の疾患も疑われる場合。
但し検査・点滴処置は必要に応じて相談のうえになります。
診察料 ¥1000
検便 ¥500〜1000
血液検査 一般検査 ¥2500〜 生化学検査 ¥5000〜
レントゲン検査(単純2ショット) ¥7000〜
注射処置 ¥4000〜
皮下点滴処置 ¥3000〜
内服薬 ¥2600〜

※上記の金額には消費税は含まれていません。
 年齢・体格や体重により±αとなることがあります。

※必要に応じてご相談のうえ、さらに精密検査または2次病院へのご紹介も承っています。

令和二年もシンシア動物病院をよろしくお願い申し上げます。

令和二年もシンシア動物病院をよろしくお願い申し上げます。

シンシア動物病院は、1/4より通常診療をしています。
土日も通常診療しており、9:00〜12:00と16:00〜20:00(受付は診療終了30分前まで)となっております。
よろしくお願い申し上げます。

寒い冬こそペットの健康チェックが大切です。

一年で最も寒い時期ですが、ペットと飼い主の皆さんは元気ですごしていらっしゃいますか?

寒冷刺激により体調を崩すペットが多く見られます。下痢・嘔吐などの消化器症状から、食欲がない・覇気がないなどの症状など様々です。大したことないと軽く見ていたら、実は肝機能がとても低下していたなどといったケースも見られました。特に中年以降のペットは重篤な病気を隠している場合もありえます。
また寒冷刺激により血管が収縮してしまい、特に心臓に持病がある子は心臓への負担が大きくなり症状が悪化する恐れもあります。
また今人の方でも話題になっているように、さまざまなウィルスによる呼吸器感染症は、特に抵抗力の無い子犬・子猫や老齢ペットに
おいて症状が重症化することもあり肺炎を起こせば命に関わる場合もあります。
ちょっとでも症状が見られたときは、できるだけお早目の受診をお勧めいたします。また、この時期こそ普段気になるところの健康チェックをされるのはいかがでしょうか?

また、シンシア動物病院ではこの時期特にペットのお口に重点を置いて健康チェックをしております。ペットのお口の問題は健康状態に大きくかかわります。歯垢が付いているか・口内炎がないかなどのチェック、また歯磨きなどのご指導や製品のご案内もいたします。どうぞ遠慮なくご相談下さい。

2020年ウェルネス健康プラン受付開始しました。

近年大変関心の高い《 ペットの歯周病のチェック 》ができます。

ブラックペンライトにて歯石の付着度をチェック。そしてアドプリットキットにて歯周病菌の付着度を5段階でチェックできるようになりました。
またその状態に応じて、各種歯石予防の方法や各種製品をご紹介します。また、重度の歯周病疾患のペットにはご相談のうえ歯科処置等の治療をご提案しています。

口腔内のケアはペットの健康維持に欠かせない要素となっています。これを機会にお試しいただくことをお勧めいたします。また、ご不明な点がありましたら、何でもお気軽にご相談下さい。

横浜市南区のシンシア動物病院はこんな病院です。

シンシア動物病院は横浜市上大岡から徒歩10分、便利な鎌倉街道沿いにあり港南区はもちろん南区や磯子区からもアクセスしやすい場所に位置しています。バス通りに面しているのでバス・タクシーでのご利用はもちろん、駐車場完備していますのでお車でのお越しにも便利です。

待合室は広くゆったりしており常に有線音楽が流れております。意図しないペット同士の接触もなく、ペットや飼い主さまにリラックスして頂けると考えております。

お待ち時間を少なくしてペットのストレスを最小限にしたいと考えてますので、できるだけご予約いただくようお勧めしていますが、直接ご来院されてもできる限り待ち時間が少なくなるよう最大限の努力をいたします。もちろん急な病気やケガなど急を要する場合はトリアージのうえ、すぐ診療できるよう対応しています。

診療時間は9:00~12:00/16:00~20:00(受付30分前まで)で比較的遅い時間まで診療していますのでお勤めから帰られてからの受診も可能です。休診日は月曜日/木曜午後となっており土日祝日や夏休みなど長期休暇中も通常診療していますので、急な病気やケガにも対応できます。

当院は親切・誠実をモット―にしております、どんな些細なご心配事・ご相談事でもどうぞお気軽にお問い合わせください。

シンシアとは正直・誠実…そんな意味から名付けました。

シンシア(SINCERE)とは正直な・誠実な・心の温かい…そんな意味だそうです。当院を開業するにあたって、そのような病院でありたいと思い名付けました。そしていつまでもペットと飼い主さまに寄り添う、そのような病院であり続けたいと日々努力しています。

当院はインフォームドコンセントを大切にしています。ペットの病気やけがを抱え不安な気持ちでいらっしゃる飼い主さまに寄り添うには、そういった不安な気持ちを受け止めたうえで十分な説明をして、治療方針や金額についても十分に納得していただき、飼い主さまと力を合わせて治療にあたっていきたいと願っているからです。

小動物診療に携わり30年余り当院を開業して20年弱、豊富な経験と学んだ技術で地域に密着した町医者として、外科・内科はもちろん皮膚科・眼科・産科などあらゆる分野をこなしています。また2次病院と連携を密にとり、高度医療を希望される方の橋渡しをしたりセカンド・オピニオンも受け付けており、飼主さまの希望する多種多様にわたる医療の提供を心掛けています。

「こんな些細な質問をしたら笑われるのではないかしら…」そんなご心配はご無用です。親切・丁寧がモットーの当院に、どうぞお気軽にお問い合わせください。