各種予防は、港南区・南区どちらからも近くて親切・誠実がモットーの動物病院

シンシア動物病院は上大岡から徒歩10分、便利な鎌倉街道沿いにあり南区・磯子区からもアクセスしやすい場所に位置しています。バス通りに面しているのでバスのご利用はもちろん、駐車場完備していますのでお車でのお越しも便利です。

診療時間は9:00~12:00/16:00~20:00(受付30分前まで)で比較的遅い時間まで診療していますのでお勤めから帰られてからの受診も可能です。
休診日は月曜日/木曜午後で土日祝日も通常診療していますので、急な病気やケガにも対応できます。

待合室は広くゆったりしており常に有線音楽が流れております。意図しないペット同士の接触もなく、ペットや飼い主さまにリラックスして頂けると考えております。
お待ち時間を少なくしてペットのストレスを最小限にしたいと考えてできるだけご予約いただくよう推奨していますが、もちろん急な病気やケガなど急を要する場合は直接お出でいただいても即時対応可能です。

当院は親切・誠実をモット―にしております、どんな些細なご心配事・ご相談でも、どうぞお気軽にお問い合わせください。

蚊が媒介するフィラリアなどの恐ろしい病気

蚊が媒介する細菌・ウィルスなどによる病気には、人ではマラリア・ジカ熱・デング熱や日本脳炎など、おそらくどこかで耳にしたことのあるでしょう恐ろしい病気があります。

しかしペット、特に愛犬にとって恐ろしいのはやはりフィラリアの感染でしょう。フィラリアとは蚊が媒介して感染し、宿主の体内を移行して最終的に心臓に巣くう線虫(寄生虫)です。心臓で成熟したフィラリアは新たにたくさんの子虫を血液中に産み、蚊が吸血する際その血液中の子虫を吸い込みまた別の犬にうつします。一度蚊の体内に入らないと感染できないので、蚊の発生する春先から秋の終わりごろまでに予防薬を投与すればほぼ100%予防できるのです。フィラリア子虫を体内に持っている犬に予防薬を投与すると副作用が出る場合があるので、予防薬の開始前に感染の有無を血液検査で確認しなければなりません。

予防薬には経口錠剤・チュアブルや皮膚滴下式薬剤の他に一年を通して効果の持続する注射タイプがあります。また他の消化管寄生虫を一緒に駆虫できるもの、ノミの予防もできる合剤など各種ありますので、ペットの好み・生活スタイルによってお選びいただけます。

ノミによる困った疾患

ノミ・シラミは昆虫の仲間で、どれもペットの皮膚・被毛に寄生します。
シラミがペットの被毛に付着するのに対し、ノミはペットの皮膚を徘徊し掻痒感を与えたり、吸血したり、皮膚アレルギーを起こしたりとかなりの悪さをします。ペットがノミを口に入れる事により、瓜実条虫などの消化管寄生虫がうつります。たくさんのノミが寄生する事により貧血を起こすこともあります。
予防は何よりもノミ駆除剤を使用する事です。

ダニが媒介する恐ろしい人畜共通感染症

ダニは外部寄生虫でクモの仲間になります。ペットの皮膚病を引き起こすヒゼンダニやニキビダニの他に、様々な感染症を媒介するマダニがいます。
マダニは草むらで孵化した幼ダニが何度か繰り返しペットに寄生しながら成熟して最期に産卵します。また困ったことにペットに寄生した際に吸血し、ウィルスや細菌などをうつします。マダニが媒介してうつる感染症には、犬バベシア症や人獣共通感染症であるライム病・回帰熱やツツガムシ病やSFTS(重症性熱性血小板減少症候群)などがあります。これらはどれも細菌・ウィルス・リケッチアなどがダニからうつされ、発熱・リンパ節の腫脹などインフルエンザに似た様々な症状を起こして最悪死に至ることもあるのです。

予防は人の場合、山や草むらに行く時は長ズボン・長袖の上着などを着用して肌を露出しない事、帰宅したら衣服や体をチェックしてダニがついていないか確認する事、特に春から秋にかけて雨上りなどは草むらなどに入り込まないことが必要でしょう。また抵抗力のないお年よりや幼児は特に注意が必要です。

ペットに関してはやはり草むらの中に深く入り込ませない、帰宅後はボディチェックをしてあげること、そして何よりダニ駆除剤を定期的に使用する事が大事です。