刺絡とは。

神楽坂東五軒町鍼灸整骨院では刺絡を専門で行っています。刺絡は指先の井穴というツボと背中にある背部兪穴というツボから溜った瘀血という悪い血を出す方法です。背中の瘀血を出す際にカッピングを用います。

東洋医学的に指先の井穴、背中の兪穴といずれも五臓六腑に通じていると考えられています。
そこに刺激を加えて五臓六腑のバランスを整えるのです。五臓六腑はお互いにバランスを取り合って健康を保っているのですが、どこかが強すぎたり、弱すぎたりするとバランスが崩れてそこから何らかの不調につながるのです。

なので、基本的に刺絡で瘀血を出すところは「強すぎる」ところや「有り余っている」ところです。

刺絡の西洋医学的な考え方。

背中や指先、頭などから刺絡を行っていくわけですが、それらの部位は自律神経と関連が深い部位でもあります。

実際にそのような箇所にチックとする刺激などを加えると副交感反応が起こりやすいのです。
人間の体は自律神経によって支配されています。自律神経とはリラックスの副交感神経と緊張状態の交感神経の二つからなっています。

ストレスを受けたり緊張状態が続くと交感神経が優位になります。この状態が続くと血管収縮、血圧上昇、内臓運動低下、リンパ球低下、活性酸素増加など身体にとって悪いことがたくさんおこりやすくなります。

いいかえると血の巡りが悪くなって循環器系に負荷が掛り、痛みの物質が出てきて体が痛みやすくなり、消化吸収が滞り、免疫力が下がる、胃腸粘膜が痛みやすくなる、不眠になって疲れが取れにくいなどの事が起きやすくなるのです。

なので、交感神経と副交感神経はメリハリが大切ですが、身体はなるべく副交感神経優位の状態を多くした方がいいのです。とくに何らかの慢性症状でお悩みの方は交感神経が優位になている割合が高い可能性があります。

なので、背骨や指先、頭などに刺激を加えて副交感神経を優位の方向に持っていくのです。実はこの副交感反応は刺絡で血を出さなくてもチクっとする痛圧刺激だけでも優位に出来ることが解っています。副交感反応だけを出すためならば別に刺絡でなくともいいわけです。ではなぜ刺絡をするのか、それを下の項で説明していきます。

刺絡で瘀血を出す。

瘀血とは、身体に溜った汚れた血を指します。「瘀血」の「瘀」とは、もとは窪みを示すようで、要はくぼんだ所に溜ったいらない血という事です。

食べ物を食べたり飲んだりした際に人間の身体は吸収し排せつするわけですが全部が吸収、排せつされるわけではなく残ったものが身体に溜っていくわけです。

現代は飽食の時代といわれ、食べ物や飲み物、サプリ、薬が比較的簡単に手に入ります。さらには消毒薬、柔軟剤など、日々の生活は化学薬品や化学製品であふれています。このような中で生活していると、人工甘味料や食品添加物、化学薬品、マイクロプラスチックなど様々な有害なものを、好むと好まざると自動的に多少なりとも摂取しているのです。

「清濁併せ持ち飲む」という言葉があるようにすべて「清」だけを摂取するのは難しいです。多少の「濁」も併せて飲み込む度量やそれを無毒化させる力が必要です。

多少の不具合はあれ、どこも悪くなく健康に生活してある日天寿を全うしてあの世に旅発っていく方もいれば、病気に悩まされ辛い思いをされてお亡くなりになる方もいる事は事実です。この差は何かと考えた時に、様々な要因はあり一言では言えませんが、長年摂取してきて身体に溜った「濁」が病気を発症させたとも考えられるわけです。

この「濁」の部分をすこしでも取り除き身体を健康の状態に持っていくというのが刺絡の概念であり目的であると僕は思っています。

身体に溜った「濁」を出すには副交感神経を優位にしただけではだめです。

それをするには、結合組織の間に溜った「瘀血」を外に出す。それも無目的に静脈血を出すわけではなく、然るべき反応点「ツボ」から出さなくてはいけません。それには「刺絡」しかないと今のところ僕はそう考えています。

でもいくら刺絡をしても、「濁」すなわち「瘀血が」が溜りやすい生活や趣味趣向をしていてはだめです。真に健康になるには少しづつでいいから生活も変えていかねばなりません。

何らかの慢性的な症状をお持ちの方へ。

刺絡療法は様々な不定愁訴や慢性疾患に対して症状が緩和したとか治ったなどの声が聞かれますし、刺絡鍼法のマニュアルにも高い効果が期待できると書かれています。

でも僕は、西洋医学と東洋医学の両方の考え方を持つことが重要だと考えています。

例えば、病院に長く通い続けても全く症状が変わらないからと言って、全く持って西洋医学的な治療や理論を一切拒絶するというのは違うと思っています。

これは本当に難しい事です。

例えばアトピー性皮膚炎でお悩みの方、病院ではステロイドを処方される、でも一方ではステロイドは絶対使うなという人もいる。ステロイド治療をずっと行っても一向に良くならないばかりか、ひふが薄くなる副作用で悩みが増した。病院ではない別治療院では脱ステロイドを強く勧められた。試しにステロイドをやめてみた。でも離脱症状がひどい。辛すぎる。もっと悪くなった。結局別の病院でステロイド治療をまた再開し以前よりはよくなってきた。というケースもあるわけです。逆に、脱ステロイドでよくなったという方もいる。

化学的治療と非化学的治療どっちがいいのか?ステロイド、脱ステロイド派どっちかが嘘を言っているのか?そんなことはなく、両方とも何割かは実際に楽になっているのだとおもいます。これに関しては本当に難しく答えは出ないです。

ただ一つだけ確かな事、僕が言える事は、絶対に西洋現代医学的治療や理論をすべて拒絶してはいけない。これだけはいえます。

西洋、東洋両方の考え方とアプローチを念頭に入れて良いところをチョイスしていくべきです。

どちらかに傾倒しすぎる、盲信するのはよくありません。

何らかの慢性的な不調で悩んでいて一度刺絡を受けてみたい方がいたらご相談ください。毎日の生活の中で何が辛くて、困っているか、どうすれば楽になるか、一緒に考えていきましょう。僕にやれること、こうしたら少しでもよくなるのではないかという方法を提案させて頂きます。「痛み」「症状」「辛さ」に寄り添っていきます。

施術時間と料金。

料金は初回のみ初診料1500円と施術代は13200円です。
美容鍼や、鍼灸治療を組み合わせる場合は手技により料金と時間が変わります。

時間は約60分です。

集中して施術を受けたい方へ。

その他、当院には「通いたい放題のコース」がございます。

こちらのコースは、刺絡、無血刺絡、マッサージ、足裏マッサージ、吸角、鍼、灸、頭痛鎮静の鍼、動かすと痛い症状改善の手技、体軸調整、お美顔の鍼、お美顔のツボリンパスリムマッサージなど、当院の全メニューを日替わりで毎日受けれるというものです。

時間は約75分で、時間内であればどの手技でも組み合わせは自由です。例えば、今日は「刺絡」で明日は「お美顔の美容コース」、その次は「マッサージと鍼と体軸調整」などその日の気分や症状によってお選びください。

そして、最大の特徴は一回当たりの金額が大幅に安くなるという点です。

※全身の施術通いたい放題コース
3ヶ月  40万円 例)月20回受けるとして通常12000円×20×3カ月=72万円のところ40万円なので32万円お得。
6ヶ月  79万円 例)月20回受けるとして通常12000円×20×6カ月=144万円のところ80万円なので65万円お得。
一年  150万円 例)月20回受けるとして通常12000円×20×1年=288万円のところ150万円なので138万円もお得。

慢性的にお身体がお辛い、長めの施術を受けたい、毎日でも施術を受けたい、身体以外にもお顔の施術にも興味がある、という方に非常にお勧めです。