出産は女性のからだにとってとても大きな出来事です。
ママさんの身体は、妊娠5〜6か月くらいになると子宮が骨盤から大きくせり出し、骨盤上部が徐々に開き始めていきます。その後、出産時の陣痛が始まると、骨盤下部が大きく広がり、赤ちゃんが産道を通りやすくします。そのため帝王切開で出産した場合、骨盤上部だけが広がり、自然に出産した場合ならば骨盤上部、下部の両方が広がります。そして、産後4～5カ月を掛けてゆっくりと元の位置に戻っていきます。ただし、これは何もしなくても自然と元通りになるという意味ではありません。骨盤を正しい位置に産後矯正しながら、骨盤を強化する筋肉を鍛え、本来の機能を取り戻すことが必要です。
そうならないためにも、できるだけ早く骨盤を元に戻すためのケアが必要であるといえます。適切な時期に正しいケアを行わないと、骨盤が歪んだままになってしまって、産後太りや、腰痛、尿漏れ、便秘、冷え性など、女性の健康と美容に悪影響を及ぼします。
産後間もない時期は、赤ちゃんの世話で精一杯の毎日だと思います。自分のケアは後回しというママも少なくありませんが、放っておくと家事や育児が手に付かない程の症状に悪化することもあります。産後矯正とともに最適なサポーターなどを用いて、妊娠前の体型を取り戻していきましょう。