テニス肘の長引く痛み、治せます

弘泉堂鍼灸接骨院、院長の西原勝茂です。

こんな症状、ありませんか?

ものをつかんで持ち上げると、肘が痛い…
タオルをしぼろうとしても力が入らない…
パソコンの入力作業の時に、肘がピリッと痛い…
肘の外側から前腕にかけて重くてだるい…


これらはすべて、「テニス肘」別名「上腕骨外側上顆炎」によく見られる症状です。

「テニス肘」の痛みから早くおさらばしたい方へ 

 テニス肘は地道な治療で良くなります。

 テニス肘はテニスが原因じゃない

少し長くなりますが、これからテニス肘を治すために大事なことをお話します。

テニス肘とは
肘の外側にある『短橈側手根伸筋』という筋肉の使いすぎにより、筋とその終点である骨膜に炎症が起こる病気です。

肘の外側を触ると、骨のでっぱりが感じられます。その骨の部分を『外側上顆』といいます。
『外側上顆』からは指を動かす筋肉がたくさん付着してるのですが、手首と人差しを上にあげる動作には、この『短橈側手根伸筋』を使います。

つまり、テニス肘は人差し指と手首の使い方が悪かったり、使いすぎたりして、『外側上顆』を常にひっぱってしまい、炎症を起こしてしまうのです。
実際にテニス肘になるのはテニスプレーヤーに少なく、むしろ全く運動しない方、中高年の主婦の方や、デスクワークの女性が非常に多いです。普段腕の筋肉をなんて使いすぎていないのにテニス肘になるには、他に原因があります。それがテニス肘を治すポイントです。

そんな『なんとなく知らない間に痛い』テニス肘の原因について、ここからお話します。

原因は筋膜の滑走不全

なぜあなたは、『短橈側手根伸筋』を使いすぎてしまったのでしょうか?
パソコン作業や、拭き掃除をしている方はたくさんいます。
でも、なぜ自分だけテニス肘になってしまったのでしょうか。


その理由は、筋膜の変性(老化)です。

女性は40半ばになるとホルモンバランスが乱れる年齢にさしかかり、筋肉・筋膜・腱の変性がはじまります。
加齢による筋膜の老化には個人差がありますが、一般的には50歳ごろから明らかになります。
また、妊娠中及び授乳中の女性もホルモンバランスが変わるので、同じように筋膜や腱が変性し、痛めやすくなります。

筋膜とは、筋肉全体をすっぽり覆っている薄い膜です。これがなめらかに滑ることで、筋肉は正常に縮むことが可能になります。
しかし、筋膜が固くなったり伸びが悪くなると、動きに無理がかかります。

ですから、ほかの人がどうってことないような軽い運動レベルであっても、筋膜と腱が耐えられず、痛みを覚えます。

ではどうしたらいいのでしょうか?

一般的な治療は効果をあげていない現実

一般的に、テニス肘は筋肉と骨膜の炎症ですので、アイシングと安静(サポーターなどで固定)する治療法がとられます。

しかし現実的には、サポーターはあまり効果がないうえに
日常生活をこなすうえでうっとうしくなり、外してしまう方が多いです。

またストレッチも推奨されていますが、微妙な力加減が大切で、あまりやりすぎると、かえって症状を悪くしてしまいます。

放っておいても、だいたい半年で軽快する場合が多いのですが、肘を痛めた原因となる生活習慣と環境を変えられずに、また再発を繰り返す方が非常に多くいらっしゃいます。

仕事で手を使うことが多い主婦業の方、お仕事がパソコンのキーボード操作やスマートフォンのスクロール作業ばかりの方…

簡単に仕事を変えたりやめることはできませんよね。

早く治したいなら ①腕の筋膜を緩める

加齢とともに変性した筋膜を元に戻すことはむつかしく、一度傷めた膜は、修復しても「伸び」が悪く、完全に元通りの状態には戻りません。

ですから、いかに筋膜の緊張を緩めて負担をかけないようにするかが大切になります。

炎症をおこした肘の伸筋群の筋膜が癒着して、そこにできた硬結が痛みとなって感じられるので、それらに対して適切な処置を施せば、痛みを改善することができます。

早く治したいなら ②肩甲骨を整える

はやく治したいなら、もう一つ必要なアプローチがあります。

肘の関節に負担をかけないようにする目的で、肩甲骨(肩の骨)の位置を整えるのです。

「なぜ肩甲骨?」と思われるかもしれません。
しかし、実は、肘の動きには肩甲骨の位置がとても深く関係しています。

肩甲骨が外転位(開いた状態)だと、それを代償するかのように肘関節に負担がかかります。
ですから、肩甲骨をしっかり肋骨にのせて、肩関節を整えることで、上半身全体の動きを改善し、細やかな動きを円滑にし、『短橈側手根伸筋』への負担を減らします。
京都市中京区にある弘泉堂鍼灸接骨院では
①筋肉と筋膜の動きをよくする手技『筋膜リリース』
②関節の滑らかな動きをだす『生体潤滑運動療法』
③炎症の熱から筋膜を守る『冷却療法』
④肩甲骨の位置を正しくする『骨格矯正』

以上の4点からアプローチすることで、テニス肘の症状を和らげていきます!

施術にリラクゼーションの要素はありませんが、必ず患者さんの痛みを取れる治療がご提供できるとの自負があります。

詳しく以下にご説明します。

当院のオリジナル治療法

①筋膜リリース

『短橈側手根伸筋』はもちろん、肩甲骨や腕の筋群の緊張をゆるめて、筋膜のすべりを良くします。
ただし、患者さんの日ごろの姿勢によって、緊張している筋が違いますので、アプローチする筋膜を慎重に見極めます。
また、肘や肩とつながる体幹全体の血流障害を改善することで、頑固な症状を順次和らげていきます。
《筋膜とは何か?》
筋肉や臓器などを包む膜のこと。筋の運動・緊張・固定などに関わる結合組織です。

図のように、筋膜はセーターの網目状のように線維が織り重なってできています。
これらの線維は非常に絡まりやすく、流動性を確保できなくなると筋膜の動きが悪くなります。

ひとつの筋を覆う筋膜は、他の筋肉を覆う筋膜と相互に連続しているため、筋膜に歪みや硬結(こり)があると筋膜経路にそって伝達され、全身運動に影響がでます。
②生体潤滑運動療法
関節は、骨とその隙間にある軟骨同士がぶつかり、摩擦をくりかえして動いています。関節がうまく適合していないと、特定の場所だけが衝突しすり減って、炎症をおこします。こうした関節そのものの炎症を食い止めないと、関節が熱をもち、痛みをともないます。炎症の進行悪化を止めるために、肘と肩が本来あるべき位置に収まるように整えていきます。


③冷却療法
テニス肘は別名『外側上顆炎』。
その名のとおり、『外側上顆』『炎症』がおこっています。今は外側上顆だけの炎症であっても、それが周りの組織に波及してしまわないように、しっかり冷やすことが肝心です。特に急性期や熱感があるときは、徹底的に冷やします。
④骨盤矯正
矯正とはいえ、ちまたによくあるような首の骨をボキボキ鳴らしたり、腰にガクンと急激な力を加えることは一切しませ
患者さん自らの力とタイミングで動かしてもらい、優しくおだやかに整える方法をとっています。

なお、当院では頚部、背部、腰部、骨盤の計4箇所の骨格矯正をおこなってますが、テニス肘では基本的に肩甲骨と肋骨につながる筋群を緩める目的で、頚部と背部の矯正をおこないます。さらに必要な場合は骨盤の矯正もおこなうこともあります。

骨格の歪みを取り、上肢の筋の緊張状態と肩甲骨にかかる負担を減らし、痛みを解消させます。

当院が選ばれる3つの理由

テニス肘に特化した鍼療法

鍼治療には、身体の中に異物を挿入し、体内の免疫機能を活性化させ、自然治癒力を高めるという力と、筋肉組織に直接アプローチし、損傷部分の炎症反応を抑えたり、直接痛み物質を抑制させたりと、その症例に応じ幅広い治療が出来ます。
 
テニス肘の場合、前腕の伸筋群と肘関節への治療だけでなく、東洋医学的な見地から、体内の気の流れ等を改善し、治癒を早めるという事も可能です。

当院での鍼治療は、筋肉の専門家が担当しています。急性、慢性とわず、筋肉の鍼治療には特化しておりますのでご安心ください。

当院の導入機器 <クライオセラピー 冷却療法>

クライオセラピー(cryotherapy)とは、クライオ(cryo冷やす)とセラピー(cherapy治療)を合わせたもので、文字どおり「冷やす療法」を意味するものです。

-30℃の冷気が高い鎮痛効果を発揮し、患部の炎症を抑えると共に発痛物質の産生も抑制させます。疼痛物質の産生が抑制されることにより痛みが低下し、次に細胞レベルでの「復活」が行われます。この「復活」こそが、治療効果の肝となる訳ですが、つまり-30℃という日常的にはあり得ない冷気(凍死するレベルです)に晒された身体は、生体反応として血流をあげ、体内を元の状態(冷やされる前)に戻そうと急激に動きだします。
この時の血流活性活動により、劇的な自然治癒力の向上が起こり、より高い治療効果を発揮します。治療部位の状態や目的に応じた様々な治療に役立てられますので、特に急性期の痛みや、アスリートのちょっと「やったな」的な症状が起こった時に是非試していただくことをお勧めします。

当院の導入機器 <ウォーターベッド 水圧治療>

「水圧刺激」という新しい発想の治療法

ウォーターベッドに寝ていただき、全身の調整を行う療法です。
「水圧刺激」という新しい発想から生まれた、ウォーターベットタイプの全身治療システムです。柔らかく、それでいて力強く、しかも心地よい「水」ならではの独特の刺激と浮遊感が全身を包みます。血行促進などの一般的なマッサージ効果に加え、「水圧」による特別な治療効果が期待出来ます。
独特の「水圧刺激」によって、次のような効果が期待できます。
●全身アライメントの調整
●血液循環の向上
●筋肉疲労物質の除去
●末梢の血行促進
等々。一度お試し下さい。

最後に 

今あなたが、どこに行っても良くならないテニス肘でお悩みでしたら、当院の施術を受けてください。

テニス肘は痛みが長引きやすく、かつ再発しやすい疾患なので、放っておくと症状の改善が難しくなるケースが多くなります。

弘泉堂の施術は、根本原因にあたる「筋膜の歪み」と「血流の低下」を丁寧に手技で改善していきます。とてもソフトで、器具を使ったり、強く揉んだり押したりすることはありませんので、揉み返しなどの危険はまったくはありません。
当院の最終的な目標は、あなたの体質や姿勢、体の使い方の癖そのものを改善していくことです。
歪んでいた姿勢が生理的に正しい姿勢に近づき、からだ全体の血液(体液)の循環が良くなると、痛みの出やすい体質から痛みの出にくい体質に変わっていき、結果として、様々な疾患が予防できます。

京都市バスをご利用の方へ

当院の最寄り駅は、円町駅です。

円町駅に停車する市バス

15番:四条河原町ー立命館大学
91番:四条烏丸ー映画村・大覚寺
93番:錦林車庫ー嵯峨・嵐山
26番:京都駅ー御室・山越
205系統(西大路通り)
202系統
203系統
204系統

スタッフ紹介

院長の西原勝茂です。
私は柔道や格闘技の経験があり、自分自身がケガとの戦いだった経験から、痛みをやわらげる治療に特化した接骨院を目指しました。選手の気持ちを一番に考える治療がモットーです。

今でもトレーニングは継続しておりますので、身体作りやダイエット に関する知識も豊富です。特に専門は筋肉です。種目別の筋トレ指導等も行えますので、身体のことなら何でも相談してください。
受付助手のまるやまです。

私はもともと酷い坐骨神経痛に悩まされて、弘泉堂に行ったのがきっかけで助手をしております。
4ヶ月間丁寧な筋膜リリース治療と鍼治療を受けて、段々良くなっていき、今では全く痛みがなく足をひきずらなくても歩けるようになりました。

病院とは違う丁寧で確実な治療は、ここのすばらしいところです。
私は「元患者」の立場から、皆さんにリラックスしていただける様にと心がけています。

先生方には聞きにくいことも、助手の私には何でもご相談くださいね!