鍼灸のメリット

「鍼灸」にはどんな効果があるのでしょうか。

①痛みを抑える:鍼刺激によって痛みが軽減します。

②自律神経のバランスを整える:鍼刺激によって交感神経と副交感神経のバランスを整えることで内臓のコントロールを図ります。

③筋肉を緩める:鍼を刺すことによってリンパや血液の流れがよくなり、硬くなった筋肉をほぐす効果があります。

①~③の効果によって体質の改善も見込まれます。免疫力の向上、さらに自然治癒力の向上を図ることが出来ます。
お灸にはこれに加えて身体を温める作用もあります。

また、可動域訓練、運動療法を用いて運動不足や可動域低下を防ぎ、ADLの向上をサポートします。

訪問でできること

訪問鍼灸が、
医療保険を利用してお宅に伺うためには医師の同意が必要となります。
神経痛、リウマチ、腰痛、麻痺疾患、脳梗塞などの後遺症で同意が得られることが一般的です。
もちろん自費での要望であればどんな症状でも訪問することが可能です。

訪問で行える施術は当然ですが鍼治療です。鍼を刺すだけでなくそこに電気刺激を送り痛みの抑制・筋肉の緊張を緩めることに即効性が望めます。

また、麻痺疾患の方にはとても有効的です。鍼治療のほかに、マッサージや機能訓練を行うこともできます。鍼灸で筋肉を緩めた後にマッサージを行うことで相乗効果が望め、機能訓練では体が動きやすくなっている状態ですので、運動機能の維持・向上にさらに効果を与えることができます。
関節運動を日頃から行わないと、関節が固まって動かなくなり、日常生活へ支障が出てしまいます。足のむくみがひどくなったり、肩が上がらなくなったりしてしまいます。予防をすることが非常に大切なのです。

おわりに

最後に、
鍼灸には副作用もあることも知っておいていただきたいです。
「鍼の跡が残る・内出血・鍼の感覚が消えない…」などこれらは時間とともに消えていきます。治療後にめまいや疲労感があるという方もいますが、これは体がよくなる前の一時的な反応にすぎません。
これは刺激に体がうまく反応できず、急激に血圧や心拍数が下がるために起こります。これらを副作用と捉えるかは個人の差はありますが、鍼治療が合わない人もいるというのは事実です。
そこは治療者として見極めていきますが、無理のない程度に治療の選択をしていければよいです。

治療のプランはしっかりと相談しながら、二人三脚での治療が出来るようにしていきましょう。

なかなか外に出ることが困難な方には是非一度、ご利用いただけることをお待ちしております。