子育ての目標は自己受容
他人との関わりや目の前に起きる様々な出来事に、私たちは様々な感情を持ちます。

その時の感情の原因は、
「その人」
「その出来事」
に１００パーセント原因があるように思いがちですが、
果たしてそうでしょうか？

「あなたは太っているね」と言われるとします。
まったく同じ人物に同じことばで言われても、その人によって
持つ感情は異なります。受け取り方が異なるからです。

「太っている」ことを真剣に気に病んでいてそのことを認めたくない人は、
そう言われることで

「自分がバカにされたような気持ち」
「攻撃されたような気持ち」

になりがちです。

まったく同じシチュエーションでも、
その言葉にまったく反応しない人もいるわけです。

結局は、

「自分の心の中に何があるのか」
「自分が自分をどう評価しているのか」

ということがその反応を決めるのです。

「太っている自分にOKを出す」＝「自己受容ができている」

という人は、ここに反応することはありません。

子供たちにも、こういう心のしくみを話していくと、
子供は「人のせい」「外側のせい」にしなくなり、

「自己責任の視点で考える」
「自分の内側をみつめる」

という方向へ進むことが出来ます。

自己責任、内側に向かう、というのは、
決して「自分が悪い」という視点に立つということではありません。

外に原因を求めて

「あの人のあの言い方が悪かったから」

という思考から抜け出せないでいると、あらゆる面で「生きにくく」なるのです。

子供たちにはそれぞれの人生を楽しく過ごして欲しい。
これは、どの親も願うことです。

そのためにも、私たち大人が心の仕組みを理解し、体現し、
子供たちにも早い段階からそのことを教えてあげたいですね。