近年、中小企業や個人事業主の
商標登録が急激に増加しています。これには色々な理由があるかと思いますが、その一つは、インターネット社会によるものかと考えています。
<インターネット社会が
商標登録の世界を変えた>
インターネットの発達により、今まではローカルビジネスだった中小企業のビジネスが、ローカルビジネスで無くなってきました。
中小企業の場合、今までは、同じ業種でなおかつ同じエリアでなければ、同じ
商標を使っていてもそれほど気にしない、ということが多かったのではないでしょうか?
しかし、現在では、中小企業が、日本全国どころか、海外にまで物をうる時代になりました。また、「ニッチな分野で日本一」という中小企業もたくさん現れています。
今までは、自分の目の届く範囲でローカルビジネスをしていた中小企業が、インターネットを介して日本中、世界中に販路を拡大するようになったのです。
こうなると、中小企業であっても、商品名、サービス名、会社名などを管理することは非常に大事になります。ビジネスの規模が圧倒的に広まったことにより、思わぬところで他人の
商標権を侵害するなどの「事故」が起こることが増えたからです。