私は大学の商学部を卒業して大手証券会社で2年間の法人営業を経験したあとに、父が創業したX線装置の開発・製造会社に入社しました。当時18人の会社でしたが、現場・資材・生産管理・経理総務等を経験し、40才で社長に就任しました。
会社も順調に大きくなりましたが、会社の将来や事業承継のことを考えるとどこかで、なんらかの形のM&Aを行うことが必要だという認識をもっておりました。そしていくつかのきっかけがあり、H28年9月にM&Aで会社を売却いたしました。
相手先は、これまで技術提携をしてきた会社で、お互いの良いとこ悪いとこ知り合った同士、最高のシナジー効果が得られる相手です。その完全子会社となり、私は退職いたしました。
相手との交渉はわずか3カ月でした。特に買収監査(デューデリジェンス)は、自分の持てるすべての能力と精神力で乗り切った感があります。この間には一人で抱えなければいけない多くの悩みや決断がありました。
会社の規模、業種、状況、全て異なりますから、私の場合はあくまでも一つの事例ではありますが、そのなかで経験したものはたくさんあります。
自社の事業承継・M&Aによる会社譲渡等を考えたくても、そのイメージすらわからない経営者のかたも多いでしょう。是非一度、ご連絡ください。参考になるコンサルティングをさせていただきます。
地元ロータリークラブや異業種交流会などで、小規模なセミナーも依頼されればお受けしております。できるだけリアルなお話をしておりますので、あくまで一つの事例ではありますが、M&Aのイメージをつかんでいただければと思います。
基本的にM&Aは秘密裏に進めなければなりません。安易にメインバンクにも相談できないでしょう。相手との交渉で膨大な資料を求められてきます。これに精神的プレッシャーがかさなり、経営者一人で乗り切るのはとてもつらいと思います。そんな時に気軽に相談に乗ってもらえる人がいると、とても楽になります。是非、お力になりたいと思います。