そのオールマイティかつ味わい深いキャラクターから、生産中止から長らく経過した現在でも多くの台数が現存するクルマ。それがBMW 3シリーズの『E46型』になります。

全幅が1,800mm超えのクルマが多くなった現在、1,700mm中盤の取り回しやすい車体にも関わらず、走り味はどっしり。”濃い”BMW味を求めるあなたの要望にも応えるクルマとなっています。

そのE46型ですが、1998年から2007年までの9年間にわたり生産されました。
プレミアムサルーンならではの上質なインテリアや、日本国内の道路事情にマッチした車両サイズ、リニアでスポーティなハンドリングが高評価を得て、日本でも好調なセールスを記録したクルマでもあります。

後期型をオススメするのは、ただ単に走行距離の少なさや信頼性の高さのためだけではありません。
メカニズムが刷新され、動力性能が大幅に向上しているからです。

エンジンはDOHC化されると同時に、バルブトロニックと呼ばれる吸気量制御システムや、ダブルバノスと呼ばれるバルブタイミング可変機構と言った当時の最新技術が多数採用され、動力性能やフィーリングが大幅にアップしています。

また、オートマチックについても4速から5速になり燃費が向上するなど、型式こそ同じながら前期型と後期型では別物に近いアップデートが図られています。