経営コンサルタント 横浜

中小企業向けの様々な施策を利用させていただいいた経験をもとに、同じ中小企業のサポートをさせていただきたいと思います。

私は大学の商学部を卒業して大手証券会社で2年間の法人営業を経験したあとに、父が創業したX線装置(医療機器)の開発・製造をする会社を入社しました。当時18人の会社でしたが、現場・資材・生産管理・経理総務等を経験し、40才で社長に就任しました。(父はその2年後に他界しております。)
そして、43才で横浜電機精機工業団地協同組合の理事長に就任、それと同時に、横浜金沢産業連絡協議会理事就任(産業政策委員会副委員長担当)という重責を担うこととなりました。これは大変なプレッシャーではありましたが、同時に行政といろいろな場面でかかわる機会に恵まれることになり、行政が中小企業向けに用意していただいた様々な施策に関われるようになりました。

そのような経験から、平成24~27年には4年連続で、横浜市施策検討会に市工連(横浜市工業会連合会)メンバーとして参加させていただく機会をいただき、平成27年9月は経営レベルアップに関する討議グループのリーダーを務めさせていただきました。この検討会を通して、中小企業と行政のかかわり方を深く学ぶことができました。

このような幅広い経験をもとに、なんでも気軽に相談できる経営コンサルタントとして顧問契約を請け負っております。またセミナーのご要望にもお応えしております。費用に関してはかなり廉価で対応させていただいておりますのでご相談ください。

前職での主な取り組み・成果発表等

平成20年 4月  横浜型地域貢献企業認定(最上位認定:認定番号0001番)

平成21年 6月  「地域CSRが日本を救う」(影山摩子弥著)掲載
          横浜型地域貢献認定企業が語る「わが社のSCR戦略と課題」

平成21年 8月  神奈川県知事による経営革新計画に係る承認(経営革新法認定)
          テーマ:デジタルX線装置の開発

平成21年 9月  ものづくり中小企業製品開発等支援補助金(試作開発等支援事業)
          事業名:多層プリント基板穴あけ位置決め用のX線装置の試作開発

平成21年10月  大震災用のBCP(事業継続計画)策定

平成22年 6月  神奈川県中小企業新商品開発等支援事業補助金
          事業名:開業医向けデジタル式X線診断装置の開発

平成24年 7月  横浜中金ユース会勉強会講師(商工中金横浜支店ユース会主催) 「BCPで会社を強くする」

平成24年10月  都筑区CSRセミナー講師(IDEC・市経済局主催)
          「CSRを見据えた、これからの企業活動 ~企業価値向上のために~」

平成24年11月  みなと工業会講師 第250回朝食会セミナー 「BCPで会社を強くする」

平成26年 2月  商工ジャーナル ユース会会員経営者が語る「私の革新」掲載
          「CSRを軸に世の中が必要とするX線装置の開発を続ける」

平成26年 2月  PIAメッセ2014セミナー講師(金沢産業連絡協議会主催)
          「BCP(事業継続計画)で会社を強くする」

平成26年12月  女性活躍推進研究会(市経済局主催) 中間発表・最終発表
          横浜市経済局 H26ウーマンポート横浜に掲載

平成27年 3月  26年度横浜市中小企業女性活用推進事業助成金
          専門家による育児介護休業規程の作成他

平成27年 6月  横浜市中小企業女性活躍推進セミナー(市経済局主催) パネラー
          「女性の活躍でビジネスチャンスアップ」

平成24~27年  横浜市施策検討会に市工連(横浜市工業会連合会)メンバーとして参加
平成27年9月は経営レベルアップに関する討議グループのリーダーを務める

平成27年 9月  かながわ「産業Navi大賞」2015 フロンティア部門優秀賞受賞
          日本初。動物用デジタルラジオグラフィー装置「REAL-VX」の開発・販売

平成27年 9月  27年度横浜市中小企業女性活躍推進事業助成金
          女性更衣室・トイレの改装

平成27年10月  リクナビで558名の大学生のエントリーを受ける 平成28年4月 2名入社

平成27年11月  ウォールストリートジャーナル(英語版)掲載 女性活躍推進への取組み

平成27年11月  TOP継栄塾講師(横浜市工業会連合会主催)
         「CSRを軸に培われた自社固有の開発技術を武器にマーケット開発に挑む企業!」

平成28年 3月  若手経営者が語る私の革新5(商工中金経済研究所 単行本)掲載
          商工ジャーナルに連載された20社の記事をまとめたもの

平成28年 5月  匠塾講師(戸塚区大洋建設主催)
          「中小企業の経営革新と医療機器事業の現状」

平成28年 6月  横浜市立大学 総合講義(横浜と産業)にて講義(80分)
          「中小医療機器メーカーの実際」

平成28年 8月  テレビ神奈川「神奈川ビジネスUp To Date ビシネスのヒゲ」にて放映
          「動物のX線診断に特化 新分野を築くシステム」として製品紹介(約3分)

平成28年 8月  横浜市中小製造業設備投資等助成金

平成28年 9月  横浜銀行金沢産業センター支店 若手経営者の会 講演
          「経営革新で社員総活躍!」
          ~なぜ28人の会社がリクナビで558名の大学生のエントリーをうけたか~

CSRを軸にした経営

平成28年に「商工ジャーナル」編集部で発行された「若手経営者が語る私の革新」に、私の記事が掲載されておおりますので、少し長いですがよろしかったらお読みください。

【証券会社勤務から家業の管理部門へ】
――X線装置を製造する会社は、いま日本に何社くらいあるのですか。
真鍋 十数社だと思います。そのなかで医療用、動物用、工業用の三分野の製品を揃えているところは、当社のほかに1、2社しかありません。市場が非常に狭く、また成熟化しているのです。2001年に亡くなった父は、大学を卒業した後、ずっとX線技術に携わり、私が四歳のときに独立して当社を創業しました。当社は、自宅の裏に小さな作業場を建てて、X線発生器のトランス等を製造していました。私も小学生の頃はボール盤やらプレス機など、家の機械を使っていろいろな工作をして遊んだ思い出があります。

工作少年の真鍋社長だったが、大学は商学部に進み、就職先として選んだのは証券会社だった。配属は法人飛び込み営業だったが、1年目は努力を怠り結果も出ないまま終わる。「いずれ父の会社を継ぐにしても、このまま負け犬で終わりたくない」と二年目は心機一転、歯を食いしばって頑張った。すると営業成績はグングン上がり、毎月のように表彰されるようになった。「努力すれば必ず報われる」ことをこのとき実感したという。

――証券会社には二年しかいなかったのですね。
真鍋 本当はもう少し務めるつもりでしたが、当社がすこしずつ大きくなってきて、管理部門の人間が必要になったのです。当時は現場の作業者が自ら資材の発注までやっている状態でした。入社後は現場作業を経験しながら、徐々に資材管理や生産管理、原価生産の他、母がやっていた経理も引き継いで管理部門を一人で回すようになりました。

【動物用X線装置で国内ナンバーワン】
――入社されて、業績はどうでしたか。
真鍋 そのころの当社は、X線発生器を作る技術はあったのですが、父はX線発生器だけやっていてもだめだと考え、多角化・異業種への参入に懸命でした。しかし、その多くが失敗し、技術系の社員も何人か退職していく事態になりました。
 ここから会社を立て直すには、力不足ながら自分がやるしかないと決意し、専務としてリーダーシップをとっていくことになりました。まさにぼろぼろな状態からの経営者としてのスタートでした。

――その時の立て直し策は?
真鍋 まずは会社の雰囲気を変えようと、花を飾ったりBGMを流したり(笑)。当時の私にはそんなことから始めるしかありませんでしたが、幸い優秀な設計者が残っていたので、徐々に畑違いの事業を整理し、本業のX線装置開発に注力しました。私に不得手な営業技術は現在の副社長にお願いしました。その頃、病室から動けない人のための移動型X線装置の開発依頼がありました。当時の装置は大きく重くて扱いづらいものが多く、当社はインバータ式のコンパクトな機種を開発し、これがヒット商品となりました。従来と違い、医療機器としての完成品を生産することで、当社の名前が業界に知られる転機となりました。

同社の主力事業は大手医療機器メーカーへのOEM供給である。業界で評判となった移動式X線装置も同社ブランドで販売されたわけではないが、その後さまざまな開発依頼が舞い込むようになる。真鍋社長は管理部門畑で技術面に入り込むことはできないが、自社の技術者の能力を信じてそれらを積極的に受け、小型の据置タイプや、耳鼻科用のX線装置など毎年、新製品を生み出していった。そのなかで同社に大きな意味を持ったのが、動物用のX線装置の開発である。

真鍋 獣医さんはレントゲンに慣れていない方が多いので、撮りたい部位をセットすれば簡単に撮れる工夫をした製品です。ペットブームにも乗って大ヒットになっています。私が入社した頃の年商は約二億円、その後、移動型などの新製品開発によって四億円となり、動物用で一気に六億円になりました。現在も動物用X線装置は国内シェアの6割程度をもっています。

――その後、工業用にも乗り出された。
真鍋 電気部品等を破壊せずに内部を検査する非破壊検査や、食品の異物混入検査等にもX線は使用されており、各分野に検査装置メーカーが存在します。しかしそれらメーカーもX線発生器は生産していません。X線発生器設計にはノウハウがあるのです。
 医療用・動物用X線装置で当社の名前が知られるようになると、そのような検査装置メーカーからX線発生器試作の案件が持ち込まれるようになりました。その一部は量産品となり年商も八億円になりました。こうして医療用、動物用、工業用という現在の当社事業の三本柱が出来上がりました。

【社員を巻き込んだCSR活動を推進】
――2000年には社長に就任されました。
真鍋 新製品開発に一生懸命だった時期で、ちょうどそのときISO9000にも取り組んでいました。ISOの運用には経営者のコミットメントが大事ですが、当時父は第一線を離れており、ISOが要求するマネジメントシステムを構築しづらかったのです。ちょうど私も四十歳になっていたので、思い切って父に社長就任を打診したら二つ返事でOKしてくれました。会長になってからの父は私のやり方に口を出すことはありませんでした。本当に感謝しております。父はその二年後に亡くなりました。

――ISOの取得は大変だったでしょう。
真鍋 もともと当社の仕事は薬事法で管理されており、ISOに近い基準で県の査察等がありましたらか、それをISOに従った基準で整備すればよかったのです。それよりも私にとって意義深かったのが、2007年から始めたCSR(企業の社会的責任)への取組です。

――CSRに関心を持たれたきっかけは。
真鍋 横浜市から「横浜型地域貢献企業」という制度をつくるから応募しないかと誘われたことです。「コンプライアンス」「雇用」「環境」「地域社会貢献」など十項目をポイント化し、基準以上だと認定してもらえる制度です。
 それまでも品質や労働安全などはしっかりやってきましたが、CDRでは会社の理念はもとより、社会的責任をはっきりさせなければなりません。当社の社会的使命、倫理的行動規範は何だろうと真剣に考えた末、経営理念とリンクさせた言葉にできました。そしてなんと最上位認定が取れたのです。これは自分の経営に対する考え方を見直すいい機会になりました。企業は社会に製品を供給する限り、何らかの社会的責任が必ずあるはずで、それを果たすことを経営の根本に置けばいいとの考えに至ったのです。今も新しい仕事がくると、やるべきかどうかを当社の社会的使命と照らして判断するようにしています。

――CSR活動は社員も巻き込まななければ実効があがりませんよね。
真鍋 そこが難しいいところです。「こんなことをしよう」などと紙に書いて掲示するだけでは社員に徹底できません。配ってもすぐになくしてしまいますし。そこで、項目ごとにポイントをまとめた用紙を作り、毎週月曜日、全員を集めた朝礼で配って説明しました。朝礼が終われば用紙はいったん回収して、次の週は別の項目の用紙を持ち出して説明する。これを繰り返して周知徹底させてきました。具体的には労働災害の防止や法令順守、環境対策のほか、社員全員での会社周辺の清掃活動などを行ってきました。最初は十項目のうち合格したのは七項目でしたが、二年の更新ごとに合格項目が増え、11年には全項目をクリアできました。いまはそこから発展してBCP(事業継続活動)にも取り組んでいます。

――BCPというと、災害等に遭ったとき、最短で事業を再開できる計画を立てておくことですね。
真鍋 はい、実は東日本大震災の半年前からとりくんでいまいた。1年半前から取り組んでいました。BCPは単なる防災対策には終わらず、会社をものすごく強くするんです。たとえば特殊な作業で、いま一人しかやれる人がいない仕事は代わりの人を育てておくとか、標準化を進めて誰でも担当できるようにしておく。そうすることで、何があっても対応できますし、社員も休暇をとりやすくなります。中小企業でBCPに取り組んでいる企業はまだ少なく、横浜市から講師に招かれて、当社の取り組みを経営者の皆さんにお話したこともあります。

【デジタルレントゲンと輸出に会社の未来を託して】
 2008年のリーマンショックで同社も大きな打撃を受けた。設備投資に依存する工業用X線装置の受注が一時はほぼゼロになった。以前は、思い切って経営資源を工業用分野に集中するべきだという人もいたが、真鍋社長は、事業のバランスを重視し三本柱を崩さなかった。それが幸いし、医療用、動物用の安定した受注と「ありとあらゆる工夫と努力」で危機をしのぎ、会社を守り抜いた。回復の過程では五倍の競争率を突破して国の「ものづくり補助金」に採択されたほか、「経営革新計画承認企業」にも選定された。

――新規事業をいろいろと進めているそうですね。
真鍋 新規事業は大きく分けて二つあり、一つはX線撮影のデジタル化です。フィルムを現像するのではなく画像情報をデジタル化してモニターに映し出すシステムで、大病院では導入が進んでいますが、当社の主要顧客である中小医院や動物病院はこれからです。「経営革新計画」もこのデジタル化事業で取得しました。最も期待しているのが、日本で初めて農林水産省から動物用医療機器の承認を受けた「動物用デジタルラジオグラフィー」です。主要部品は韓国からの輸入品ですが、システムとして初めて自社ブランドで国内販売しています。

もう一つはX線装置の輸出です。既存の製品は国内で大きな伸びは期待できませんが、中国など東南アジアには巨大な市場が眠っています。取引先の許可をもらいOEMの装置の外観を変えて、当社が海外に直接販売をしています。今後は、デジタルX線装置の輸出も計画しています。
 既存製品のデジタル対応と輸出という二つの新規事業ですが、二つ同時に進めるのは資金的にも人員的にも厳しい。特にデジタル化は開発費がものすごくかかります。ようやく発売の準備が整ったところで、これからが勝負です。

最大の悩みは社員の高齢化だ。現在、社員の平均年齢は51歳。「辞める人がほとんどいない」ためだが、今後若い社員を集めるには、収益力を上げる必要を自覚している。それには、利益率の高い自社ブランド製品の国内外での販売強化が欠かせない。CSR、BCP活動で社内体制をがっちり固めた真鍋社長は新規事業でさらなる革新を目指す。

【革新の現在】
 リーマンショック後に「デジタルX線」と「X線装置の輸出」という二つの新規事業に取り組みましたが、なんとか事業の柱になりつつあります。特に自社ブランドで販売開始した「動物用デジタルラジオグラフィー」は、競業大手メーカーのものと比べてもその画像の良さで高い評価をいただき、「かながわ産業Navi大賞2015」優秀賞を受賞しました。
 CSR関連も「かなざわ強助隊」という地元貢献の制度で、災害時に避難所で意思等がX線診断をできる携帯型デジタルX線装置を貸し出す登録をしたり、リスクアセスメント・メンタルヘルスケア・アンガーマネジメント等、毎年いろいろな課題に取り組み、昨年はワークライフバランスへの取り組みがウォールストリートジャーナル(英語版)に紹介されました。また新卒採用もリクナビで28人の会社としては異例の558人のエントリーがあり、これからも自信をもって経営革新をすすめていきたいと思います。
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