音楽はその人の人生過程を表している
私は、ピアノの弾き方でその子の成長レベルが分かります。
とてもシビアなお話しですね。

歌は、その人の人生を映し出すと言われています。
ピアノは、その人の成長過程を表しています。

じゃあ、具体的にどういうところを見てそんなことが分かるのか?
少しお話ししていきましょう。
カード
ピアノはマルチタスクそのもの
ピアノは、一度にいくつもの作業を同時に行います。
・右手と左手、まったく違うことを弾く
・目は楽譜を追っている、それも2段違う楽譜(時に3段譜もある)
 そこには、音の高低差や強弱記号、速度記号、表情記号などもある。
・足はペダルを踏んだり外したりしている。
・頭は、それらのことを総合して指令を出す

一体世の中に、これだけのことを瞬時にこなすものってほかにありますか?
いくら柔軟な子供と言えども、ちょっとした集中力が必要ですよね。
まして音を読んで、指を覚えて、両手を合わせて、指の形に気を付けて、右手は大きく弾いて左手は小さめに弾くとか、考えただけでうんざりしてしまいます。
楽譜
じゃあ、何から始めようか?
まずは、片手ずつの練習からですね。
ここで大切なのは、「間違えないように気を付けること!」です。
そして、「繰り返し練習すること」で成長の段階も見えてきます。

そのためには、楽譜を早く覚えるとか、指の使い方をインプットしてしまうとか、
とにかく少しでも先が読める状態にすることが大切です。
ピアノは、先読みの訓練がとても重要になって来るからです。
瞬時にマルチタスクをこなそうとすると、いくら優秀な頭でもかなりハードな作業ですね。

そこで、いろんな整理をすることが大切です。
同じことの繰り返しはどこ?とか、
ここはちょっと自分の予想とは違った動きをするとか、
自分の中で交通整理をします。パズルと一緒かな。

これは、算数の解き方によく似ています。
この文章題って何を求めるの?どんな計算が必要なの?とかいろいろ考えますよね。
だからちょっと成長するだけでも、かなりいろんなことが出来るようになるのです。
ライブ
だから一歩ずつ成長していこうよ
ちょっと時間はかかるけど、ひとつずつ丁寧に出来るように練習していくことが、
成長する一番の早道なのです。

だから、弾けないからと言って早々に諦めないでくださいね。
ゆっくりでいいから、一歩ずつ成長していきましょうよ!

いっしょにね!