他人が自分の
商標を勝手に使っていても、何ら警告などをしなかった場合、最悪のケースとして、その
商標を使う人が多数現れて、やめさせようにも、物理的に手に負えなくなることです。
さらに、もっと最悪の状態もあります。
それは、「普通名称化」と呼ばれるものです。最初はあなたが自分のオリジナルの
商標として使っていた名前なのに、多くの人が勝手に使うようになった結果、もう、
商標権自体が認められなくなるという現象です。
これは、若干普通名称に近い
商標に起こりがちな現象で、有名な事例としては、タッパー、ホッチキス、エスカレーター、キャタピラーなど、たくさんの言葉が特許庁や裁判所で「普通名称化」の認定を受けています。
近年では、オーストリアにおいて、SONYのWalkmanが普通名称化しているとの認定を受けました。