商標登録 東京

商標登録の前に、そもそも協会ビジネスとは

商標登録のお話の前に、そもそも協会って何? 協会ビジネスって何? というご相談も多いです。

協会ビジネスという言葉に明確な定義はありませんが、多くの場合、知識やノウハウを伝えるための組織で、下記のような特徴を持つものが多いようです。

(1)理念を持って、知識やノウハウを広く正しく伝えることを目的とする
(2)会員に知識やノウハウを教えて、インストラクターを育てる
(3)資格認定をする
(4)協会は会員にライセンスを発行し、その知識やノウハウを使ってビジネスをすることを許可する

必ずしもこの全てに当てはまるということではありませんが、比較的多くの協会がこのような形のビジネスをしています。

協会ビジネスは「広く”正しく”」知識やノウハウを広めるのに最適

協会ビジネスには、いくつか優れたところがありますが、その一つが、知識を「広く”正しく”」伝えるということです。( 商標登録は、その知識やノウハウの価値を高めるための道具だと思ってください。)

単に、「広く」伝えるだけであれば、大企業や、マスメデイアの得意分野です。
しかし、正しく知識を伝えるとなった場合、その知識やノウハウが一人歩きしないように、資格認定、ライセンス発行などの仕組みでしっかり管理しなくてはなりません。

例えば、「〇〇骨盤ダイエット」という元々は優れた手法のダイエットがあったとして、これをマスコミが取り上げ、大ブームになったとします。
このような場合、必ず、間違った方法でこのダイエット方法を使用する人や、このダイエット方法を指導する人が出てきます。人体の健康に関わるメソッドですので、このような間違った広がり方は非常に危険です。
協会ビジネスのような資格認定、ライセンスの発行、という方法をとることで、間違った方法で指導をしないようにインストラクターの質を管理できるのです。

協会ビジネスにおいて商標登録が重要な理由

協会ビジネスをするならば、商標登録が大事」と言われたことがあるかもしれません。それは、大正解です。
その理由は、「協会」において一番大事なのは、協会の名前に蓄積された「信用」だからです。
もし、商標登録を怠ったことにより、今まで使っていた協会名が使えなくなった場合、せっかく蓄積した「その分野の権威」という信用が全て失われてしまうのです。

協会名が使えなくなった時に一番困るのは協会員

実は、商標登録を怠ってその商標が使えなくなった場合、一番困るのは、経営者自身よりも協会員の方々です。
協会から知識やノウハウを学んで、「資格認定」を受けることでビジネスをしようとしている中で、その協会が別の名前の団体になってしまったら、資格認定を受けた意味がなくなってしまいます。
協会ビジネス商標登録が重要と言われる理由として、「協会員のため」という観点があることを覚えておきましょう。

協会名、資格名、メソッド名、どれで商標登録する?

協会ビジネスに関連して、商標登録の候補となるものはいくつかあります。

(1)協会
(2)資格名
(3)メソッド名

これらの中で、どれを最優先に商標登録すべきか考えるのは、結構、難しい判断が必要です。

一番重要な判断基準は、「需要者」に対してどれを全面に押し出していくのか、です。

例えば、「英検」「漢検」「相続診断士」などは、(2)の資格名を全面に押し出しているパターンです。資格名は有名ですが、運営している団体の名前はそれほど有名ではありません。

一方で、私が顧問をしている「〇〇コンディショニング協会」という健康法に関する協会は、(3)を最も全面に出しています。「〇〇コンディショニング」という画期的な健康法を一番全面に出しており、次に、それを世に広め、きっちり管理する団体として、「〇〇コンディショニング協会」という協会名をきっちりブランド化しています。しかし、「〇〇コンディショニングインストラクター」という資格名は、協会員のみが名乗れる資格ですので、それほど全面には出していません。

協会名の商標登録は本当に早い者勝ち

協会名」が商標登録と相性が良いとされる裏の理由として、「普通名称+協会」でも商標登録になりやすいという理由があります。

例えば、「小顔エステ」のようにそのサービス内容をそのまま表すような名称は商標登録にならないのですが、これに「協会」をつけることによって、あっさりと商標登録になることがあるのです。

ですから、一般的な名称を独占することはできなくても、その分野の権威的な団体名は商標登録しやすいということになります。
この協会名の商標登録はまさに早い者勝ちですので、「〇〇協会」の商標登録を考えられている方は、とにかく、早く弁理士にご相談ください。

商標登録の無料調査を承っております

当方では、商標登録できるかどうかを無料で調査しております。

ご自身で特許庁のデータベースで商標調査をされる方もいらっしゃいますが、商標の調査は、本当は「類似の範囲」まで検索しなくてはならないため、専門家に任せた方が安心です。

商標登録だけでなく、協会ビジネスの支援をいたします

当方では、協会の顧問もしており、協会の作り方、法人化の仕方、ビジネスの進め方などもアドバイスしております。特に、協会においては協会員との間の内部規約はとても重要なのですが、こちらについてもアドバイスをいたします。

まずは、無料でご相談ください

まずは、商標登録できるかどうか、商標登録する必要があるのかどうか、お気軽にご相談ください。また、商標登録だけでなく、協会の作り方についても無料でアドバイスをしております。

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